トヨタが本領発揮SUVフィールド!トヨタのSUVを紹介!

トヨタが本領発揮SUVフィールド!トヨタのSUVを紹介!

そもそもSUVって何?

SUV(Sports Utility Vehicle=スポーツタイプの多目的車)という呼び方が日本で定着したのは、自動車の歴史の中ではまだ日が浅く、そのためか、雪道や悪路走行などで走破力の高い四輪駆動車(4WD)のことをSUVと思われている方も少なくありません。これは間違っているわけではありませんが、必ずしもSUV=4WDではなく、FRやFFも含む2WDも存在するということをご理解いただく必要があります。
では、SUVって何なのか、その呼称はどこから来たのか、ということですが、SUVという呼び方はどうやらアメリカが発祥地のようです。車体の骨格となるフレームにH形フレーム(はしご形フレーム)を持ち、2ドアであり、ラゲッジ・キャリア(荷台)部分をFRP製のトップカバーで覆った車のことをSUVとしていました。これは、「ピックアップ」トラックの荷台に、後付けのカバーで覆った車が想像されます。

SUVでも人気の高いトヨタ車

ピックアップは、日本ではサーファーが好む車というイメージですが、広大な大地の北米では、古くから農作業や日常の買い物の足として使われて来ました。
しかし、私たちが知るSUVのイメージとは随分と違っています。例えば、後付けの荷台カバーは、メタルトップの一体ボディとなり、さらにセダンと変わらない乗り心地に改良され、ステーションワゴン同様の装備が備わっています。それは、ユーザーの車に対するニーズの変化やメーカーの車造りへのチャレンジの結果と言えます。
SUVの始まりはピックアップということから、トヨタは北米の自動車市場にピックアップを多く輸出し、現地で高い評価を得てきました。「トヨタN60系ハイラックス・サーフ」などはその代表的な車種といえます。
今でこそ、SUVは多くのメーカーが様々な車種をラインアップしていますが、その原点となったピックアップの実績をSUV発祥地アメリカで積み重ねてきたトヨタだからこそ、信頼できるSUVならトヨタとして、人気があるとも言えます。



クラスでトヨタSUVを分けると

トヨタは、これまで実に多くの車種をラインアップしてきました。
しかし何年か前、あまりにも多くなりすぎた車種の絞り込みが行われたため、現行車種は以前よりもかなり減っています。それでも、SUVジャンルの現行車種は9車種、ユーズドカーも含めると、20車種ほどになります。
● コンパクトクラスSUV(全長4.4m以下)
「トヨタC-HR」「トヨタアクアクロスオーバー」
● ミドルクラスSUV(4.4m以上でフルサイズとコンパクトクラスの中間に位置するタイプ)
現在は該当車種なし。
● フルサイズクラスSUV(全長4.6〜5.0m以上、「ラグジュアリー」とも)
「トヨタランドクルーザープラド」「トヨタハリヤー」「レクサスRX」「レクサスNX」「トヨタ ランドクルーザー」「レクサスLX」
現行のトヨタSUVは、フルサイズクラスのSUVに多くの車種があるのに対し、ミドルクラス、コンパクトクラスは、該当車種が見当たらないか、極めて少ないという傾向が見られます。

ニーズでトヨタSUVを分ける

なぜSUVか、という点から捉えてみるといくつかのニーズが見えてきます。
まず、第一にがあげられるのが「悪路走破性」です。これは、SUVとは異なるジャンルであるオフロード走行を得意とする「クロカン」と称されるタイプの車種がありますが、SUVとオーバーラップする点は否めません。
一方、見通しがよく、荷物もたっぷりと詰めて、家族とともにオンロードを優雅に走りたい、ハイウェーでの高速クルージングも安心して楽しみたいという向きには、「シティタイプSUV」という選択肢があります。
また用途分けとは異なりますが、SUVは車重が重い、エンジン排気量が大きい、駆動方式も4WDが多いなどの理由から、燃費が悪く、自動車税やメンテナンスに掛かるコストも高いと思われてきました。しかし現在では、軽量化されハイブリットカーである「トヨタC-HR」「トヨタ アクアクロスオーバー」などの低燃費SUVもあります。。
このようにひと言でSUVとっても、車格だけではなく、様々なタイプから選ぶことができます。



タイプ別に見るSUVのメリットとデメリット

SUVを選択する上でのメリット、デメリットについて、具体例をあげてみます。
「トヨタランドクルーザープラド」「トヨタFJクルーザー」などのクロカンタイプSUVのメリットは、オフロード走破力です。ロードクリアンス(地上最低高)の余裕、駆動力を無駄なく地面に伝える四輪駆動、頑丈な足回りと大きなタイヤ、高トルクの頼もしいエンジンです。
まるで道無き道を走破できそうですが、弱点もあります。それは大きな車体とエンジン、駆動系を含めるとかなりのヘビーウェイトとなり、これが未舗装の林道や積雪道でスタックしやすい原因となります。
一方、「トヨタC-HR」や「トヨタアクアクロスオーバー」といったタウンユースSUVは、重心が低くて安定感があり、オンロードやハイウェーなどをストレスなく走ることができます。日常生活ではとても使い勝手が良いSUVです。
ただし、凹凸の激しい悪路走行は苦手ですので、SUVという過信が車体の破損を招きますので注意が必要です。

まとめ

SUVが他のジャンルの車と大きく違う点として、「車で個性的に楽しむ・遊ぶ」という要素が盛り込まれています。それは、ハンドルを握るドライバーだけでなく、友達や恋人、夫婦、家族など、同乗者の全員が共有するSUVの楽しみ方なのです。
車はテイスト。形や機能、ドライビングなど、どこをとっても不思議なくらいドライバーの個性とマッチングしています。ましてそれがトヨタSUVなら、行く先々で、ドラマティックなシーンが展開されることでしょう。