男なら本格クロスカントリー(クロカン)車!おススメ四種類!

男なら本格クロスカントリー(クロカン)車!おススメ四種類!

クロスカントリー車とSVUは別物に

クロスカントリー車とSVU(Sports Utility Vehicle)の違いが、実は良く分かってない、という方も多いのではないでしょうか?そこで、まずはその違いからご説明しましょう。
クロスカントリーというのは、本来、舗装されていない道のことです。雪山や砂漠、ジャングルといった道なき道を行く能力がある車をクロスカントリー車と呼びます。このカテゴリーで販売されている車種の中には、軍隊のために作られた車両の民生モデルもあります。
それに対してSVUは武骨なクロスカントリー車に対して、街中でも違和感のないスタイリッシュなデザインを持ったアウトドア車に対するカテゴリー名になっています。デザイン性重視のため、クロスカントリー車よりもずっと耐久性が落ち、クロスカントリー車なら当たり前の川の中を走る、なんてことはできません。
今回は、武骨さが魅力的なクロスカントリー車を四種類おすすめします。

日本のクロカンの代表車種 三菱「パジェロ」

三菱|パジェロ 327万円~(新車)
毎回、参加した車両の半分程度しか完走できず「世界一過酷なモータースポーツ競技」の異名を持つ、ダカール・ラリーで圧倒的な戦績を残してきたのが、三菱のパジェロです。現在は、経営の立て直しのため、レースから撤退してしまいましたが、総合優勝12回を誇ります。また、自衛隊の1/2tトラックのベースモデルとしても知られています。
そんなパジェロの魅力はなんといっても、熟成された足回りから来る安定感です。クロスカントリー車やSUVは車高が総じて高いです。底部を傷つけないための設計ですが、車高が高いとその分揺れやすくなる、という欠点もあります。しかし、パジェロはクロスカントリー車の中でも非常に揺れが少なく、車全体で見ても乗り心地が良い部類に入る、とおっしゃる方もいるくらい素晴らしい車です。



ランクルでおなじみ トヨタ「ランドクルーザー」

トヨタ|ランドクルーザー 472万円~(新車)
1954年から発売され、日本国内にとどまらず、世界で最も知名度の高いSUV・クロスカントリー車との呼び声もあるのがランドクルーザーです。
もともとは警察予備隊(後の陸上自衛隊)向けに開発された、軍隊向けの民生品に分類できるモデルです。もっとも、採用に向けたテストでは多くの面で優秀な成績を残したものの、既に米軍で使われている実績があり、燃費も勝っていたジープが採用されることになり、結局、自衛隊で使われることはありませんでした。
そんなランクルの魅力は、トヨタの高級車としての完成度です。オフロードでの走破性能や乗り心地は当然ながら、エクステリア・インテリア共に質感が良く、武骨ながら繊細な美しさを秘めた、そのスタイルで世界を虜にしてきました。

軍用車代名詞ジープの主力車種 シープ「ラングラー」

ジープ|ラングラー 396万円~(新車)
軍用車の代名詞的に使われることもあるジープですが、ジープはあくまでブランド名です。車種で言えばウィリスMBやウィリスMCとなります。そして、それらの軍用ジープの流れを汲んだ現行機種がこのラングラーです。
一目でジープだとわかるそのデザインや軍用車だったご先祖譲りの走破性能も魅力的ですが、一番のおすすめポイントは別にあります。ずばり、一番のおすすめポイントは、ジープフリーダムトップです。これは、なんとオープンカーのように屋根が開くのです。ラングラーの走破性能を頼りに街の明かりの届かない山奥へ向かい、そのまま屋根を開けて天体観測、という方もいらっしゃいます。



現用軍用クロカン車 メルセデス・ベンツ「Gクラス」

メルセデス・ベンツ|Gクラス 1080万円~(新車)
日本では高級車メーカーとして知られるメルセデス・ベンツですが、世界有数の軍用車両製造メーカーという顔もあり、北大西洋条約機構(NATO)軍にゲレンデヴァーゲンという車両を納品していました。それを民生用にアレンジさせたものがGクラスですが、このGクラス自身もドイツ連邦軍、オーストリア連邦軍、スイス軍に採用され、現役で利用されています。
今回、ご紹介した4車種の中でも特に武骨さを持つクロスカントリー車で、その存在感は町中を走っていると異様な感じがします。ベースが機能性重視、採算度外視の軍用車のため、他の車と比べるのがそもそも間違いなのかもしれません。逆に、その流行と無縁なデザインが長年愛さているのかもしれません。
そんなGクラスですが、性能的にも価格的にもまさに最高クラスのクロスカントリー車です。男性好みのデザインですが、直線的な箱型のボディーは運転がしやすく、ご婦人が運転していることも多いです。

まとめ

今回は国内外のクロスカントリー車4車種をご紹介いたしました。いずれの車種も自衛隊や軍隊との関係性があり、その走破力は折り紙つきです。実際のところ、日本国内でオフロードを走る機会はそうそうありません。しかし、山道が多いのでクロスカントリー車で良かった、と思う機会は多いでしょう。
なにより、スタイリッシュな今時SUV車と異なる武骨で男っぽいデザインは、所有欲を満たしてくれるはずです。他の人とちょっと違う、カッコいい車に乗りたい、という方におススメなのが、クロスカントリー車です。今回、ご紹介した4車種以外にも、クロスカントリー車はありますので、興味を持った方は調べてみてください。