ついにあのベントレーがSUVに参入!新しいベントレーが送り出すSUVとは?

ついにあのベントレーがSUVに参入!新しいベントレーが送り出すSUVとは?

ベントレーもついにSUV参入、その名もベンテイガ

あのベントレーが満を持して送り出すSUVはベンテイガと名付けられました。カナリア諸島に存在するロケベンテイガという標高1412メートルの山が名前の由来です。この山はかなり険しい山ですが、その険しさを乗り越えるほどの信じられない走行性能を持っている意味合いがベンテイガという名前に含まれているようです。21世紀に入りSUVという市場が形成されてから時間が経ちましたが、満を持して出したベントレー初ののSUVについて解説していきます。

ベントレーはイギリスの伝統を受け継ぐ超高級車メーカー

ベントレーはイギリスで誕生した自動車メーカーで、1919年から製造・販売を開始し、歴史と伝統を兼ね備えています。かつては日本でも御料車に選ばれた実績を持つなど、日本を含む世界で本物のVIPだけが所有できるクルマと認識されています。1998年以降はフォルクスワーゲングループの傘下となり、経済の発展とグローバル化が世界中で進んでいく中で、ベントレーもクーペやコンバーチブルモデルなど徐々にブランドを増やし、販路を広げていきました。2002年にはベントレーのステート・リムジンがイギリスの王室専用車に選ばれ公務で使用されるなど、ベントレーは世界のVIPカーとして君臨しています。



ベントレーの価格が高い理由とは?

クルマ作りの工程は分解するとプレス、溶接、塗装、組み立て、検査になり、作業工程の時間は約18時間といわれています。自動車の部品は約3万点が必要です。ベントレーは一台につき約400時間費やしています。単純な考え方ですが、通常の20倍以上の時間をかけていることになります。ベントレーではクラフトマン、日本では職人と呼ばれる熟練したスタッフが、高性能のロボットとともに一台ずつ丁寧に作り上げています。特にボディの溶接と室内の装飾はクラフトマンの技術が大きいことがわかりました。また部品の素材も選別に妥協が無く、私たちが気付かない箇所に高品質のものを使用していますので、原材料費も相当な価格になるでしょう。これらを勘案すれば、ベントレーの提示する車両価格は物凄く高いのですが、納得できますね。

ベンテイガの魅力を彩るエクステリアとインテリア

ベンテイガのフロントマスクは、マトリックスグリルをメインにしたベントレーそのもので、SUVのボディにも違和感なくマッチし、ベントレーが持つ重厚さと威厳を醸し出しています。後方のエクステリアは後方席の居住性の確保が優先であるために、オーソドックスな出来栄えですが、真横からみた後方のフォルムはエッジの利いたデザインで、リアウイング(オプション)との一体感はとてもカッコよく秀悦です。一方の室内は、SUVらしさをあまり感じない優雅でゆったりとしたシートやインパネが採用され、SUVでは犠牲になりがちな後席の空間もしっかりと確保されています。これまでのベントレーの各モデルとの違いは、シートから覗く景色が高い位置になっているくらいでしょうか?ベントレーがいつも与えてくれるドライバーや乗客に与える安心感は、悪路走行が想定されるSUVでも問題ないようです。



ベンテイガの恐るべき走行性能とは

ベンテイガのボディサイズが全長5.15m、全幅1.995m、全高1.755m、車両重量2530kgというビッグサイズなだけに、エンジンや足まわりは強力さが求められますが、ベンテイガは最高速度301Km/hとSUVでは世界最速を記録しました。ベンテイガに搭載されるW12エンジンは6リッター12気筒で構成、さらにツインターボを加え、最高出力608psという恐るべきスペックを持っています。またそのハイパワーとビッグサイズのボディをALL-TERRAIN SPECIFICATIONという技術で支えています。4輪中1輪がグリップしていれば、どこでも走ることができる走破性能は本当にすごいです。また日本には無い砂に対応する走行モードの設定もあり、ベントレーが中東の超セレブに人気が高いこともうなずける気配りと技術をみせていますね。

まとめ

まとめの前にベンテイガのオプションについて少し触れますが、ボディカラーで108種類、内装のレザーが15種類、ウッドパネルが7種類、フロアカーペット、ステッチのカラー等々の組み合わせは無限に近く、オーナーの多くの要求に応えるカスタマイズは、ハンドメイドならではきめ細かな仕事から生まれています。またオーディオシステムの最高のオプションは、人間の可聴周波数上限まで再現するそうです。どの分野でもこういった究極を目指す姿勢はまさにベントレーといえます。超高級車を求めるオーナーにとって最高のクルマとは自身の望む仕様のクルマであり、それを叶えてくれるメーカーは今のところベントレー以外思いつきません。これからのベンテイガはファンのニーズに応え、特別仕様車が繰り出されると思いますので、そちらの情報も追いかけていきたいですね。