マツダがミニバンから撤退!その理由や今後は?

マツダがミニバンから撤退!その理由や今後は?

2017年度中に撤退!今後はSUVに注力!

2016年2月マツダがミニバンから撤退するというニュースが流れてきました。
そこからMPVを2016年3月、ビアンテを2017年9月、プレマシーは2017年度中にとミニバンの販売を段階的に終了していっています。
ミニバンから撤退をした後は、現在業績のいい新規SUVなどに注力していくことが発表されています。
ミニバンの特徴である、大人数で乗車でいることや、3列目のシートを求めるユーザーには2017年12月に発売された3列目シートを搭載したCX-8を提案し、既存のミニバンユーザーには、6人乗りのSUVであるCX-7を提案していきます。
ミニバンからの撤退は発表されましたが、それに代わるSUVをしっかり提案していくことで、既存ユーザーへのフォローもしていく姿勢が伺えます。



撤退の理由は?

ミニバンからの撤退を決めたマツダですが、なぜ撤退をするのでしょうか?
一番の要因は、マツダの徹底した「こだわり」ではないかと思います。
マツダは、走る喜びを追求し「魂動デザイン」や「スカイアクティブテクノロジー」などの新技術コンセプトを前面に打ち出してきました。
また、スポーティーな走りにも一貫してこだわり、ファミリー層が中心でそれほどスピードは出さずに走るミニバンは、そのこだわりからズレていると言えます。
もちろん競合他者のミニバンよりも販売数が劣ることも大きな要因ではありますが、マツダとしての強いこだわりが、大きな舵を切る決断に至ったと言えるのではないでしょうか?

生産終了後の修理アフターサービスは?

生産が終了した後のミニバンが故障をした時などは、メーカーによる修理などアフターサービスは受けることができるのでしょうか?
結論から言いますともちろん大丈夫です!修理もアフターサービスも問題なく受けることができます。
自動車部品の供給は、生産終了から8年間はしなければならないと法令で定められており、8年を過ぎた部品の供給に関しては、その判断を各メーカーに任せられています。
ですから、もし所有しているマツダのミニバンの生産が終了したとしても、8年間は部品の供給があるため、安心して修理やアフターサービスを受けることができます。



ミニバンの代わりはこれ!「CX-8」

生産終了になるミニバンの代わりになる車種の筆頭と言える「CX-8」。
全長4,900mm、全幅1,840mmの大型ボディと3列シートを採用し、最大7人乗りできる車内は広く、既存のミニバンユーザーも納得できる作りになっています。
兄弟車のCX-5と同じく「魂動デザイン」を採用することで、ロングノーズでスポーティーな外観に仕上がっており、スタイリッシュな外観が特徴です。
走行性能も高く、搭載されている2.2Lのディーゼルエンジンは、190馬力/45.9kgmとパワフルで、ハンドリングもキビキビとシャープに切れることから、ミニバンよりもよりスポーティーな走りを実現しています。
ミニバンに匹敵する広い室内空間と、ミニバンにはなかったスポーティーな走りは、今までと違った体験をさせてくれます。

まとめ

マツダのミニバン撤退のニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか?
ただ、会社が打ち出す新世代のコンセプトを貫くため、大きな舵を切るという判断は、潔くもかっこよくも感じます。
もちろん今までのミニバンユーザーを突き放すようなことはせず、「CX-8」など新しい車、技術を提案することで、今までプラスアルファの体験をユーザーにしてもらう配慮がなされてます。
メーカーが大きな決断をして舵を切るということは、ユーザーにとって戸惑うことも多いですが、チャレンジして行く姿勢を見ていけるということは、嬉しく感じる部分もあります。
これからマツダが進む道を楽しみながら見ていきたいですね。