スープラ 懐かしの高性能スポーツカー

スープラ 懐かしの高性能スポーツカー

スープラの歴史と発売の背景とは?

スープラはトヨタが1978年~2002年まで販売していたスポーツカーです。第四世代までモデルが発売されており、初代のA40、A50型、2代目のA60型は国内では「セリカXX」という名前で発売されていました。
北米では初代からスープラという名前で発売されていました。その後3代目から名前が統一されて国内でもスープラになりました。ラテン語で、「至上」や「最高」などの意味を持つスープラは、力強い走りを見せるスポーツカーとして誕生しました。
70型スープラはグループAだけでなく、WRCにも参戦するなど数多くのレースでも活躍し、スープラは人気のスポーツカーという位置づけを印象付けました。
その後80型スープラは、THE SPORT OF TOYOTAというキャッチコピーの元に1993年に発売されました。市販車初の6MTを搭載した車両でもあります。



モータースポーツにも積極的に参戦

A70型は1987年から全日本ツーリングカー選手権に出場しました。デビューウィンを飾りましたが、その後レギュレーションの変化への対応に苦しみ、1990年で撤退してしまいます。
A80型に変わると、ル・マン24時間耐久レースに出場したり、スーパーGT500クラスにも出場したりしていました。その後2006年にレクサスSCに変わるまで、活躍し続けます。合計4度年間チャンピオンになるなど、高い動力性能を見せました。
一般ドライバーをそのパワフルなエンジンで楽しませましたが、その力強さはレースでも発揮されていました。

スープラと言えばA80型 個性的デザインのスポーツカー

A70とは異なり、A80型になって曲線をイメージしたデザインのボディになりました。ノーマルでもかっこよいのですが、その個性的なデザインは、カスタムベースとしても人気を集め、豊富なアフターパーツでカスタムされたモデルです。
スポーツカーとしては大きなボディが特徴で、迫力あるデザインです。エンジンもマッスルカーにふさわしく力強いもので、225馬力のNAエンジン、もしくは3Lツインターボの力強いエンジンで走り抜けます。
インパネのデザインもコックピットの様に、ドライバーを中心としてメーターが配置されているので見やすく、かつスポーツカーである事をアピールしています。



スープラの中古車の相場は?

エンジンチューンがしやすい事から、カスタムベースとしても人気が高く、多くのアフターパーツが発売されました。それで発売終了になった後でも、高値で中古車が取引されています。
エンジンの耐久性も高いだけでなく、ボディもしっかりしているので、ある程度年数が経っていたとしても、現役で走り続けることができるからです。
例えば、2017年12月現在、平成3年式のモデルでも支払総額がおよそ130万円の車両も存在します。平成10年のモデルでも300万円を下らない車両が多く存在します。
安いモデルでも90万円から、高い車両であれば350万円以上で取引されています。中古車はモデルや、車両の状態によって大きく値段が異なりますが、それでも人気の車両という事もあり、高値で取引されているのが明らかです。

まとめ

一世を風靡するマッスルカーとして、スープラは人気を集めました。エンジンチューニングのしやすさや、レースでの活躍はスープラの人気を後押しする要素になったに違いありません。
個性的なデザインや、力強いエンジンは、オーナーを満足させ楽しませます。今現在でも中古車が高値で取引されていますし、アフターパーツも豊富です。
スープラを購入して、90年代の力強いエンジンを体感してみるのも、良いかもしれません。トヨタが本気で作ったスポーツカーのエンジンの魅力を、身体で味わうことができますね。