車のチェーンの選び方!タイプ別おすすめチェーン

車のチェーンの選び方!タイプ別おすすめチェーン

金属チェーン

金属チェーンは、オーソドックスなタイプのタイヤチェーンです。 金属チェーンのメリットは、凍結路での強さ、収納がコンパクト、価格の安さなどです。耐久性もあり長持ちします。
ただし、いいことばかりではなく、デメリットもあります。それは乗り心地の悪さ。音もうるさく長時間乗っていることができません。また乾いた道ではすぐ切れてしまうという問題もあります。それにホイールに傷がつく可能性もありますし、道路も痛めてしまいます。またスピードも出せません。装着が難しいイメージがありますが、最近は改善されて早くて楽なものが多くなってきました。
金属チェーンは形によって「亀甲型」と「はしご型」の二種類がありますが、機能的には亀甲型がおすすめです。はしご型が横滑りに弱いのに対し、亀甲型は横滑りにも強く、乗り心地もはしご型よりもましだからです。ただし、価格は亀甲型の方が高い傾向があります。
オススメは、「KONIG(コーニック)金属タイヤチェーンP1-100」
イタリアのチェーンメーカー。取り付けも簡単ですし、装着も30秒と簡単。横滑りやフラつきがないように左右非対称の亀甲バターンのグリップが強力です。



非金属チェーン

金属チェーンに対して、最近の主流は非金属チェーンです。材質は、樹脂製(ウレタン)ゴムなど。金属チェーンよりも乗り心地がよいのが特徴です。また、装着も金属チェーンより簡単な傾向があります。金属チェーンより滑らず、スピードも出すことができます。
しかし、非金属チェーンのデメリットは耐久性の低さ。また折りたためないのでかさばり、価格も高めです。
非金属チェーンには、 いろいろな形がありますが最近人気があるのはホイールより外側に着けるタイプで、ホイールを痛めないように工夫がなされています。
非金属チェーンでは、カーメイト「バイアスロン クイックイージー」や、「Yeti(イエティ)スノーネット」がオススメです。

布製カバー

新しく発売され人気なのが布チェーンと言われる布製のタイヤカバー。まだ知らないドライバーも多いかもしれません。
布製カバーでタイヤを包みますので、かぶせるだけと装着が簡単。お値段も5000円程度と安いのがメリット。布なので、音や振動もなく、スピードを出してもOKです。特殊繊維でできているので、路面の水分を吸収して滑らないようにします。軽量でコンパクトなのもメリットです。
デメリットはやはり布だけに耐久性がないことで何度も使えず、悪くすると使い捨てになってしまうこと。それに、チェーン規制の道路で使えるかどうかはその時次第。チェーンと認められず、チェーン規制で降ろされてしまうかもしれません。あくまで緊急時用と考えて車に常備しておくといいでしょう。
・オーソック「布製タイヤすべり止め」



スプレー式など

スプレー式タイヤチェーンと呼ばれるものも売っています。木材の樹脂を原料にしたスプレーでタイヤに吹きかけて使います。雪道をこれだけで走るのは、不安ですのであくまで応急処置用。ただし、タイヤにふきつけるとタイヤやホイールがベタベタになり後のお掃除が大変というレビューが多いのでご注意ください。
・「TYRE GRIP」

まとめ

タイヤチェーンについて簡単にまとめました。
・金属チェーン
・非金属チェーン
・布製チェーン
この中から特性を考慮して、必要に応じてチェーンを選びましょう。スプレー式のチェーンもありますが、あくまで応急処置用です。いずれにしてもあまり雪の降らない地方に住んでいる場合も、冬場は車にチェーンを積んでおくと少し安心ですね。
タイヤチェーンを購入したらお出かけの前に装着の練習をしましょう。最近のチェーンは、装着が簡単、女性でも大丈夫と謳っているものが多いのでそんなに難しくはないと思いますが、実際使う前に、本当にすぐつけることができるかどうか練習が不可欠です。30秒で着くというチェーンを練習せずにもってスキーに行き、雪の中なかなかチェーンが着かず、楽しいイベントが最悪になってしまったという話もあります。タイヤチェーンを購入したら着けたり外したり試してみてから出かけましょう
またチェーンにはタイヤによって適合サイズがありますので、タイヤのサイズを確認してから購入するようにしましょう。合わないチェーンは使えないので、わからない場合はカーショップで相談してみてください。