バッテリー上がりの原因や症状とは?簡単で即効性のある3つの対処法をまとめて紹介
- 2018.01.10
- 車の知識
バッテリー上がりの原因
気をつけていても予期せぬタイミングで生じてしまう「バッテリー上がり」。経験したことがある方も多いのではないでしょうか。JAFの平成28年度一般道路での主な出動理由TOP10では、四輪・二輪ともに第1位を記録しています。正しい対処方法を把握する為にも、まずは主な3つの原因を見ていきましょう。
考えられる原因の1つ目は、運転者の行動によるものです。ライトのつけっぱなし、エアコンの過度な使用、消費電力の多い電装品の使用などがあります。走行中に充電される電気を、停車中に消費し続けたため、バッテリーが上がってしまうのです。
2つ目は、バッテリーの劣化が考えられます。一般的なバッテリーの寿命は2~3年程度です。ただし、車を使う頻度が少ないと、充電が貯まらない上に自然放電が影響して寿命がさらに短くなりますので注意しましょう。
3つ目は、電気系統のトラブル。この場合は、修理が必要ですので、プロの整備士に任せたほうが安心と言えます。
本当にバッテリー上がり?症状をチェックしてみよう
車のエンジンがかからないからと言って、必ずしもバッテリー上がりが原因とは言い切れません。本当にバッテリー上がりが原因なのか、症状をチェックすることが大切です。具体的には、スターターモーターの回転が弱いか回転しない、スピードメーターランプの点灯が確認できない、このような症状があった場合は、バッテリーが上がっている可能性が高いです。
簡単で即効性がある!対処方法3選
バッテリーが上がった時の対処方法は主に3つあります。順番に解説していきましょう。
①ジャンピングスタート
ブースターケーブルと車がもう一台あれば簡単に行うことができる一般的な対処方法です。ブースターケーブルは2,000円程度で購入できますので、リーズナブルに対処することができます。注意点はブースターケーブルをつなぐ時の順番です。間違えてしまうと火災や爆発の危険があるので気をつけましょう。順番さえ間違えなければ数分程度でエンジンがかかるようになります。なお、ジャンプスターターがあればさらに簡単です。車をもう一台用意する必要がなく、1人で対処することができます。
②ロードサービスを利用する
JAFなどのロードサービスを使えば、プロが確実にバッテリー上がりに対処してくれます。JAF会員の場合、バッテリー上がり対応は無料なので、利用すると良いでしょう。
③バッテリーを交換する
バッテリーそのものを交換してしまう方法も有効です。正しい規格のバッテリーを用意して交換しましょう。カー用品店に頼めば、交換そのものは500円程度で対応してくれます。
バッテリー上がりの予防方法
バッテリーが上がらないように予防方法をマスターしておくとより安心です。ポイントとして、定期的な走行と発電量以上の電力を使わないことがあげられます。放置してしまうことは、リスクが高いです。走行できない時も、3日に一度くらいは30分程度アイドリングをしてあげるようにしましょう。また、電力の使いすぎも危険です。ライトのつけっぱなしなどに注意するだけでなく、冬場は毛布などを用意して過剰にエアコンなどを使わないように配慮しておくと、バッテリーが上がるリスクを回避できます。
まとめ
バッテリーが上がってしまうと焦りますよね。まずは落ち着いて症状を確認しましょう。正しい方法を使えば誰でも対処できます。自分の行いやすい対処方法を選ぶことが肝心です。個人で行うことが不安な時は、JAFなどプロの力を活用すると良いでしょう。なお、日頃から電力の使いすぎに注意して、車を正しく乗ってあげていればバッテリー上がりを防ぐことができます。