世界のホンダ復活なるか?ホンダのセダンの凄さにせまります。
- 2018.01.11
- 車の知識

ホンダ 、往年の名車たちの存在
時代を常に先取りしていた車作り。
かつてはF1にも積極的に参戦し、表彰台にも何度か登るほどの自動車メーカーでした。そのF1の技術を活かしながら、あえて自然吸気にこだわったエンジンを開発。シビック、シティ、CR-X、プレリュードなど80年代はホンダが国内市場を席巻していたと言っても過言ではありません。それから時代が流れ、ハイブリットが主流になった2010年。国内市場でのホンダの動きは、やや出遅れを感じたファンも多いのではないでしょうか。そして最近、技術のホンダを彷彿させるセダンモデルが続々登場。かつてのホンダファンのみならず若者層から往年のホンダファンにも幅広く受けているようです。
全体的なバランスでは、国産車メーカーNo.1
ホンダの原点を忘れることなかれ。
車を紹介する前に、忘れてはならないのがホンダの原点である2輪車。中でも世界中で愛されており、この度100万台生産達成を果たしたスーパーカブの扱いやすさが、そのまま車づくりにも応用されているようです。徹底された機能、丈夫さ、乗りやすさ、燃費にこだわったスーパーカブの心息が、ホンダセダンにも生きているのです。その中でも隠れた名車が多いセダンタイプを紹介していきましょう。
一番人気はこの車 アコード
レジェンド、アコード、シビックセダンなど往年の名車が現代の技術の集大成
ハイブリッドグレードの燃費もさることながら、VTECとの融合で走りを満喫できるのがアコード。アコードユーロタイプなど、スポーツを意識したグレードも存在しました。現代でもかつてのアコードファンにも受け入れられるよう、デザインはそのままにし、燃費を抑えました。ハイブリットでリッターあたり30kmという、驚異的な数値をこのサイズのセダンで叩き出しました。発売当時のアコードは、他のホンダセダンタイプに比べ、やや見劣っていました。しかし先に述べたユーロタイプなどの登場、VTECとの融合により、走りの楽しさも一緒に載せたセダンとして一躍有名になりました。
オプションが無いーーその名もレジェンド。
名前負けしない。その存在感が今でも健在。
ホンダらしさを出したセダンの中でも、最高級セダンと言えばレジェンド。現行のレジェンドは、通常存在するオプションが無いという異例の車種。それだけホンダが自信を持っている証です。2018年2月には、さらにグレードアップした新型レジェンドが発表されます。
初代レジェンド、1985年から1990年に販売されていた当時、ホンダ所属のF1ドライバーであった、中嶋悟とアイルトン・セナがレジェンドを愛用していたり、ホンダの社長である本田宗一郎もレジェンドを愛車としていたほど、この車に対する思い入れが強かったのでしょう。当時のFFでは画期的なトランザクションシステムを搭載し、高級車の最先端を行っていた車であると言えます。
インスパと聞くと?
贅沢感をさりげなく感じさせてくれる車。
セダンでありながら、若者層に人気がある車種。それがインスパイアです。現行のインスパイアはちょっと年齢層が上がってしまいがちですが、初代インスパイアはバブル期に突入しつつあった1989年に発表されたこともあり、日本でのVIPカーの始まりとなった車と言えるでしょう。通称「インスパ」の名で親しまれたこの車は、今でも珍しい木目パネルが使用されています。しかもこの木目は、日本の木工メーカーによる本物。さらに走りも、当時のセダンでは異例の160PS以上を発揮するエンジンを搭載しています。
新型ホンダセダングレイス。セダンの基本性能そのままに。
今のホンダを凝縮したバランスの良い車種。
ここまで歴代のホンダセダンの進化系を紹介してきましたが、現行の新型セダングレイスをご存知でしょうか?存在感という意味ではやはり、レジェンドなどに押されてしまいがちですが、びっくりするほどお買い得なセダン。その本体価格が176万~235万程と現行セダンのほぼ半額。そして燃費は通常のグレードの場合、ガソリンエンジンで22km/L、ハイブリットになると34km/Lと燃費の良い車と言えます。安全に関してもホンダの安全技術をほぼ全て搭載しています。見た目はシビックのハイブリッドのような形ですが、充分な居住性も魅力です。
まとめ
世界で通用するホンダに今後も期待
セダンタイプで代表的な車種から新型車まで紹介しました。どれも同じセダンでありながら個性派揃いで、幅広く年齢層に受け入れられるような車種が多いです。F1ではドライバー問題など、苦戦を強いられていますがこれらも本田宗一郎氏のように、渋とく頑張ってほしいとホンダファンは思っているはずです。これからもどんな車が出るのが乞うご期待です。