熊本は日本有数のドライブ県

熊本は日本有数のドライブ県

阿蘇の絶景を堪能!ミルクロード

その名の由来は、乳牛の酪農家が周辺に点在しており、牛乳の運搬車がこの道を利用する事から名付けられました。阿蘇の北外輪山を取り囲むように走るミルクロードからは阿蘇の雄大な景色や山並み、田畑などが一望出来ます。その様子はまるでヨーロッパのようだとも言われています。新緑の時期は山肌を青々とした草木が覆い、秋から冬にかけては、運が良ければ雲海が辺り一面を覆い尽くすこともあり、人気を集めています。都会人がここをドライブすれば、運転の本当の醍醐味・楽しさに気づけるでしょう。観光シーズンは多くのライダーと家族連れで賑わっています。

天草をドライブするなら十三仏公園に行こう

天草市の下島を観光する際の王道ルートは海岸線沿いの国道をひた走り、内陸にある阿蘇山や天草灘を眺めながら楽しむと良いでしょう。道中には名所が点在していますが、特にお勧めなのが島の西側に位置する十三仏公園から見える景色です。天草灘を一望でき、熊本の松島のような雰囲気を体感出来ます。さらに綺麗に沈む夕日を楽しめる事でも知られ、天草夕陽八景の一つにも選出されているほどです。観光バスのルートにもなっていますが駐車場が広くないため、タイミングを選びましょう。上手く行けば絶景を独り占め出来ます。また与謝野夫妻の句碑も置かれています。


夜を満喫するなら南阿蘇らくだ山へ

熊本には夜を満喫できるスポットが数多く存在しますが、南阿蘇に位置する阿蘇郡高森町と、らくだ山周辺のエリアがお勧めです。草原に寝転びながら夜空を眺めるひと時は格別です。また近くには風光明媚な月廻り温泉があります。美肌効果をもたらす湯に浸かりながら、熊本の景色を堪能しましょう。また日中は月廻り公園は傾斜を利用した草スキーや、動物と触れ合える施設などが設けられ、自然と触れ合える環境が魅力で家族連れに人気です。その甲斐あって「21世紀に残したいふるさとの風景 新・くまもと百景」にも選出されました。

天体観測には八竜天文台へ

熊本南部の八代市坂本町の八竜山頂上(標高約500m)に位置する八竜天文台からは、天草の島々、雲仙普賢岳や熊本市内の夜景を楽しむ事が出来ます。もちろん星空も同様で、有料ですが夜間はスタッフさんが解説してくれます。望遠鏡やプラネタリウムも完備されており、皆既月食など天体に関するイベント時には多くの方が足を運びます。さらにプラネタリウムのみならずコテージが併設されており、宿泊が可能です。人里離れているため夜空を楽しむ事が出来るでしょう。九州自動車道八代ICより車で35分。道がくねっていて大型バスが入れないため、プライベート感を味わえるのも必見です。


一人旅なら温泉巡りを楽しもう

何かと無茶が効く一人旅、熊本は温泉の宝庫なので是非湯巡りを楽しみたい所です。大注目は黒川温泉です。街全体が温泉宿となり、入湯手形を購入すれば30近い温泉を楽しむ事が出来ます。ほとんどの施設に露天風呂が設けられていますし、建物も趣のあるものばかりで、宿ごとに個性を持っています。現代では少なくなりつつある、世界が注目する里山の原風景を保っている施設もあり、温泉だけでなく宿泊も楽しみたい所です。範囲が広いため車の利用が推奨されますが、美味しい食事の共に、風呂上がりに一杯、とついつい酒に手を出さないよう注意しましょう。

まとめ

山並みや海岸線、夜空に温泉、熊本はまさにドライブの醍醐味が詰まりに詰まった県と言えるでしょう。特筆すべきはその景色がどれも日本離れしている所です。阿蘇の裾野は本場アルプスを彷彿とさせるものがあります。黒川温泉は温泉、日本の原風景、馬刺、郷土料理など、日本が世界に誇り、そして永代残すべき遺産がありのまま残っている場所です。新緑や紅葉に色づく山並み、七夕になれば天の川を拝むことができ、冬が近づけば雲海が現れるなど、四季折々の楽しみ方がそこにあります。地震からの完全復旧はまだまだ先ですが、今こそ現地に訪れ、熊本の雰囲気を実感してみては如何でしょうか。