オールシーズンタイヤってどういう商品なの?全貌に迫る!
- 2018.01.12
- 車の知識
オールシーズンタイヤとはどういう商品なの?
オールシーズンタイヤとは、春・夏・秋・冬どの季節でも利用できるタイヤの事を指します。快晴の日はもちろんの事、雨の日も雪の日も安心して走行することができます。一番気になるのが雪の日の走行だと思いますが、このタイヤは雪が積もった状態の道路でも問題なく走行可能です。
ただし、雪が積もっていても走行可能とはいえ、普段の運転よりも十分な注意が必要になります。いくらオールシーズンタイヤとはいえ、雪の上ではスタッドレスタイヤには敵いません。便利なのですが、過信し過ぎないようにして下さい。
オールシーズンタイヤの費用はどのくらい?
オールシーズンタイヤの価格がだいたいどのくらいするのか?という点ですが、1本あたり約5,000円~10,000円で購入できますので、4本セットで約20,000円~40,000円です。そう考えると普通タイヤやスタッドレスタイヤと価格はそう大して変わりはしないことがわかると思います。ですが、オールシーズンタイヤに季節は関係ありませんので、普通タイヤやスタッドレスタイヤ以上に価格に対する利用価値が高いです。
とはいえ、専用タイヤと比較するとどうしても個々の性能面では劣る部分はあります。ですが、使用感としては違和感なく運転できるほどの性能は持っています。
スタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤはどう違う?
そして気になる部分として、スタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤの性能を比較してどう違うのか?という部分です。お互いに雪道でも問題なく走れる性能を持っていますが、何が違うのでしょうか?
大きな違いとしては凍結した路面でのブレーキの効きの違いになります。スタッドレスタイヤは雪が積もった路面で使えるよう設計されたタイヤですので、凍っている路面でもきちんとブレーキが効きます。ですが、オールシーズンタイヤにはそこまでブレーキは効きません。その代わり、雪が多少積もっている程度ならば問題ありませんし、スタッドレスタイヤと違って雨の日や乾いた道でも安定した走りができます。
オールシーズンタイヤはどう選ぶ?
オールシーズンタイヤには選び方があります。まず基本的に側面に「SNOW」もしくは「M+S」と記載されているタイヤを選ぶことです。「SNOW」とは雪用を意味しており、豪雪地帯でも十分な性能が期待できると第三者機関が性能を認めた証明の意味です。同様に「M+S」とは泥の道でも雪の道でも使用可能を意味しており、こちらも第三者機関が認めた証です。
オールシーズンタイヤの選択肢に悩んでいる場合は、まずこの上記の2つのマークを確認しましょう。とはいえ、凍結した道路を走行するだけの性能はありませんので、そこは注意して下さい。凍結した道路は無難にスタッドレスタイヤを使うか、チェーンなどを使用して走りましょう。
オールシーズンタイヤの欠点とは?
このタイヤの欠点は、先述した通り、凍結した道路では使いにくいです。またオールシーズンタイヤは、日本では認知度が低い商品です。そのためタイヤ自体の母体数があまりありません。
何故なら、日本のタイヤに対する考え方にも原因があり、日本では冬以外は燃費に優しいタイヤが人気のため、オールシーズンタイヤの需要はそこまでではありません。非常に便利なタイヤですが、中途半端なタイヤというレッテルを貼られがちです。
まとめ
オールシーズンタイヤは全ての季節に対応できる万能タイヤです。しかし日本での知名度はそこまで高くありません。それは専用タイヤの存在により、季節に応じて専用タイヤを使い分けるという事が一般的になっていることが原因です。しかし、1セットで20,000円~40,000円程で専用タイヤと価格差はありません。1セットあれば色んな季節に対応できる便利なタイヤですので、1度購入を検討してみてはいかがでしょうか。