もう未来の話ではない?水素自動車について解説!
- 2018.01.17
- エンタメ

燃料式電池
このまま化石燃料を使い続けるといずれ地球上から、化石燃料は消えると言われていますよね。そこで最近、燃費思考の方が増えてきてハイブリッド車が売れているようです。しかし、よく考えてみると、ハイブリッド車もガソリンを使うわけですから、化石燃料を消費している事には変わりありません。ですがそんなハイブリッド車に代わっていくであろうと思われている車があります。それが化石燃料を使わない燃料式電池で走る車、いわゆる水素自動車なのです。 水素自動車とは、水素を燃やして走る車の事です。学生時代の理科の実験を思い出していただきたいのですが、水素を燃やすと水になるという様な実験をされた方も多いと思います。水素自動車はこの仕組みを応用し、水素を燃料として走り発生するのは水という、今まで以上にエコに貢献することができる車なのです。
ホンダの水素自動車
実はどこよりも水素自動車の開発に取り組んで、実際に公道を走らせているのがホンダです。ホンダの水素自動車というと、「FCXクラリティ」という車名を聞いた事はありませんか?実はこのクラリティは様々なイベントに参加し、ホンダの水素自動車の可能性をアピールしていたのですが、数年前から製造中止になっています。その理由として、ホンダは新たな水素技術の開発のためとしていますので、近い将来クラリティの後継モデルが発売されるかもしれませんね。ちなみにこのクラリティはコストが掛かり過ぎた為、一般での販売はされておらず、日本に数台しか無いと言われていました。形はホンダのインサイトに似た形だったのですが、実はインサイトの方がFCXクラリティから派生した車だったようです。
トヨタの水素自動車
ホンダに水素自動車があった事を知らないという方でも、トヨタに水素自動車があるという事を知っている方は多いのではないでしょうか。そんなトヨタの水素自動車「ミライ」は、販売価格が723万円~とやはりこちらも金額は高く、水素自動車を日本中に普及させるには国の政策がもっと必要なようです。水素自動車が300万円代で購入できる社会になれば、購入する人も増えるでしょうが、なかなか今のままでは難しいようです。
水素自動車は高い
水素自動車は、確かにこれからの地球を守っていく車であるということは伝わったかと思います。これは、メーカーや営業マンだけではなく、水素自動車の存在を知っている方皆がそう思っている事でしょう。しかし、水素自動車をいざ買おうとすると、地球には優しいけれどお財布には厳しい車なのです。ですから水素自動車を普及させるためには、やはりこの買う人にだけ売るという、いわゆる殿様商売スタイルからの脱却も必要なのでしょう。
インフラの問題
金額が高いことのほかにもう一つ理由があります。それがインフラの問題です。いくら燃料電池だと言っても、カートリッジを交換する場所もなく、水素を充填できる設備もまだまだ国内では不足しています。購入した後も不便な車を700万円以上で購入するかと言われたらNOという事と同じように、まだまだ問題山積みの水素エンジン反対派が議論をしているようです。しかし、電気自動車がこれだけ普及しても、電気自動車のインフラ整備も滞っているのが現状なので、水素自動車が普及するのはまだまだ先の話でしょう。
まとめ
この様に、究極のエコカーである水素エンジンですが、コストの面やインフラの面での課題が山積みの様です。しかし、ゆっくりで良いのでしっかりと開発をしていただきたいものですね。 現状としてはまだまだ発展途上ですが、水素自動車を自分の車として過ごすカーライフがもうすぐそこまで来ているようですよ。