高圧洗浄機の比較のポイントとは?自分の目的にぴったり合うモデルを見つけよう!

高圧洗浄機の比較のポイントとは?自分の目的にぴったり合うモデルを見つけよう!

高圧洗浄機を比べるときのポイントはどこ?

自宅で洗車をしたいという方の強い味方が高圧洗浄機。高圧洗浄機は水道水を強力な水圧で吹き付けて汚れを取り除く装置で、セルフ洗車場に設置された大型の業務機が一般的でした。騒音や燃料の問題もあり、なかなか一般家庭で手軽に使えるものではありませんでした。ところが2010年代に入り、家庭でも手軽に使えるサイズや価格の高圧洗浄機が一気に普及。今や多くのメーカーが参入しています。

様々なメーカーが多数の機種を揃える高圧洗浄機ですが、どうやって自分にぴったりのモデルを探せばいいのでしょうか?この記事では、高圧洗浄機を選ぶときのポイントを、水圧、使用する場所、作業性に大きく分けてご紹介していきたいと思います。この記事を読み終わる頃には、きっと自分の求めるモデルのイメージが固まっていますよ!



どれにするか迷ったら、水圧の高いモデルを選ぼう!

洗車のために高圧洗浄機を使うのであれば、一番に気を使いたいのは水圧の強さです。簡単に言ってしまえば、水圧の強さが洗浄能力の高さ、ということになります。水圧が強ければ汚れも落ちやすく、短時間で洗車が終わりますし、結果的に使う水の量も節約できます。

メガパスカル(MPa)が水圧の単位で、この数値が大きくなれば水圧が大きく、洗浄力が強いということになります。ウェブやカタログの仕様表には最大吐出圧力と常時吐出圧力が記載されていますが、重要なのは常時吐出圧力です。実用上の圧力は常時吐出圧力となりますので、常時吐出圧力ができるだけ大きいモデルを選びましょう。圧力に弱い部分に吹き付ける時は、少し離して吹き付ければ水圧は弱まるので問題ありません。洗浄機のスペックを買った後に引き上げることはできないので、始めから水圧の強いものを選んでおいた方が無難です。

使う場所や地域で使えるモデルが違う?

高圧洗浄機を動かす心臓部、モーターには次の3種類があります。ガソリンエンジン、インダクションモーター、ユニバーサルモーター。この中から、自分に合った機種を選びましょう。

ガソリンエンジンはとても強力で、水量も多く、水圧の高さも抜群です。コンセントも不要なので、電源が取れない方や、とにかく高い水圧のモデルが欲しい!という方にはぴったりです。反面、大型で重い、高価、騒音が大きいなどのデメリットがあります。

引っ越しをする予定がない、という方にはインダクションモーターをお勧めします。西日本で60Hz、東日本で50Hzのコンセント周波数に対応した機種を選ばなければならず、使用できる地域はどちらかに限定されてしまいますが、作動音は静かで、モーターの耐久性も高いです。

ユニバーサルモーターは西日本、東日本関係なく使用ができるので移動が多い方にもおすすめですし、かつ安価なモデルが多いです。反面、水圧は低く、作動音も大きく、耐久性もいまひとつです。



実際の作業音の大きさや、耐久性にも気を配ろう!

作業するときに気になるのが、高圧洗浄機の作動音です。ガソリンエンジンを利用したモデルは騒音が大きいため、周囲に家が密集しているような場所での使用は難しいかもしれません。できれば購入前に作動音を確認するのが無難でしょう。ユニバーサルモーターが最も騒音が小さいですが、その中でも「水冷式」のモデルはさらに静粛性に優れているので、とにかく作業音を小さくしたい方にはおすすめです。

使用頻度が極端に多く、ハードに使用する方は、思い切って業務機を購入することも考えましょう。家庭用のモデルは交換部品やモーターも安価ですが、耐久性という面では業務機にはかないません。家庭用を使っていてもすぐに寿命がきてしまう、という方には業務機をおすすめします。

まとめ

ここまで、高圧洗浄機を見比べるときのポイントをご紹介しました。水圧と、騒音と、使用場所と、耐久性。もちろん価格も重要なポイントですよね。2018年現在、高圧洗浄機の市場は多くのメーカーの参入によって賑わいを見せています。ケルヒャー、リョービ、ヒダカ、アイリスオーヤマ、日立などのブランドが、それぞれ幅広いラインナップを揃えています。

大事なのは、自分がどこで、どんな頻度で、どのくらいきれいに洗車するかをしっかりイメージすることです。イメージが固まれば、自ずと選ぶモデルは決まってくるでしょう。自分にぴったりの高圧洗浄機を選んで、これからも愛車との楽しいカーライフを!