車のレーダー探知機の選び方!押さえておきたいポイントとは?
- 2018.01.17
- 車の知識
レーダー探知機はやっぱり必要?
「法定速度の遵守」と「交通の流れに乗った走行」の両立がなかなか難しい日本の交通事情。そんな中、速度違反の取り締まりからドライバーを守ってくれるレーダー探知機は、ドライブ時の必須装備のひとつではないでしょうか。年々進化する警察の速度取り締まり機材と、それに追随していくレーダー探知機は、まさにイタチごっこを延々と続けています。
レーダー探知機は、日本ではユピテル、セルスター、コムテックの3社が最もメジャーなブランドですね。どの会社も多くのラインナップを抱えていますが、自分に合った製品をどのように探せばいいのでしょうか?この記事では、2018年1月現在のレーダー探知機の選び方、そのポイントをわかりやすく解説していきます。
GPS機能の有無と更新費用について
レーダー探知機の機能でまず一番に確認したいのが、GPS機能の有無です。電波を照射しない光電管式機材や、頻繁に取り締まり場所が変わってしまう移動式オービスについては、レーダー探知機の内部にいかに「取り締まりの最新GPS情報を蓄積できるか」にかかっています。たとえ光電管式が設置されていても、過去に取り締まりが行われた履歴が残っていれば、その分取り締まりのリスクは小さくなります。
GPS情報の更新については、インターネットでダウンロードしたデータを、メモリーカードに移してから本体に流し込む方法と、本体のWi-Fi接続やスマートフォンのテザリング経由でダウンロードする無線方式があります。無線方式には自動更新タイプもありますので、更新が面倒な方にはおすすめです。データの更新については有料と無料の場合がありますので、購入前に確認しておきましょう。
一体型、ミラー型…本体の形状はどれがいい?
レーダー探知機の形状には3種類あります。ひとつ目は一体型。ディスプレイ、アンテナなどをコンパクトな筐体に収めたタイプです。最も一般的に流通していて、選べる幅も広く、高コストパフォーマンスモデルも数多く販売されています。
ふたつ目はミラー型。バックミラーにレーダー探知機が内蔵されているので、一体型のようにダッシュボードの一角を占領するようなことはありません。車内の景観を崩したくない方には特におすすめです。
三つ目はセパレート型です。受信部とディスプレイが別体となっているタイプで、他の2タイプよりもわずかにレーダー感知能力に優れています。また、ミラータイプでは視界が狭まるのが気になる、一体型を取り付ける場所がないという方にぴったりの選択肢です。
各種センサーとOBD2対応の有無もチェック!
トンネルに入ってしまった時に、GPSが現在位置を見失ってしまった!そんな事態を避けるためのセンサーが、加速度センサー(Gセンサー)とジャイロセンサーです。トンネル内に設置されたオービスも増えてきたので、現在地を見失わないための機能は非常に重宝します。当然、こうした機能が付いたモデルの方が高価ですので、予算と相談して決めましょう。
また、OBD2端子との接続ができるかどうかもチェックしておきましょう。OBD2端子は車両の各種データを取り出す回線になっていて、レーダー探知機と接続すると現在のスピードやエンジンの回転数などを共有できるようになり、より正確な情報の入手に役立ちます。2008年以前の国産車や輸入車には未対応の場合があるので、事前に販売店等で確認しておきましょう。
まとめ
レーダー探知機の進化は日進月歩で、スマートフォンをディスプレイとして利用できるタイプや、キャラクターボイスを切り替えられるもの、ドライブレコーダーと一体になっているものまで登場しています。2018年もさらに多くのモデルが発売になるかと思いますが、多くのお金を払ったからといって捕まりにくくなる、ということではありません。
自分に合うモデルを探すのはなかなか大変ですが、自分に必要な機能は何か、自分が優先したいのは探知性能か車内の景観か、そうしたことを一つ一つクリアにしていけば、きっとぴったりの製品が見つかるはずです。実際に運転するときはレーダー探知機を過信せず、くれぐれも安全運転でこれからも楽しいカーライフを!