電気自動車の充電方法とは?充電スポットの数や料金はどのくらい?

電気自動車の充電方法とは?充電スポットの数や料金はどのくらい?

電気自動車の充電方法

電気を動力源として走行する電気自動車。経済的で環境に優しいなど、ガソリン車にはない特徴があります。充電方法は、大きく分けると「普通充電」と「急速充電」の2種類です。普通充電では一般家庭のコンセントを使うことができ、100Vまたは200Vの電源を使って充電を行います。急速充電は、3相200Vを使用するので、普通充電よりも短時間で充電を行うことができることが特徴的です。急速充電器は、大容量タイプと中容量タイプに分かれています。例え電気自動車の充電が空に近かったとしても、大容量タイプなら、15~30分程度で80%程度充電可能です。

全国の受電スポットの数はどのくらい?

GoGoEVの調べによれば、2018年1月時点において、全国に存在する充電スポット数を数えると21,927ヶ所。このうち普通充電は14,709ヶ所、急速充電は7,218ヶ所です。2017年3月31日時点の給油所の数が31,467ヶ所ですから、電気自動車の充電スポットは給油所の約6割に匹敵しています。設置施設は、カーディーラーだけでなく、道の駅や商業施設、場所によってはコンビニエンスストアに設置されていることもあり、全国各地に豊富です。充電場所に困って電気自動車が使えないということは、ほとんどないと言えます。専用の看板があるので、慣れれば看板を頼りにすぐに見つけることが可能です。



電気自動車の充電料金

充電スタンドの利用料金が気になる方は多いでしょう。料金は、場所によって異なります。ただし、電気料金はガソリン料金のように変動することがないという特徴があるので、一般的にガソリン車よりも安く済む場合が多いです。ガソリン車と比較した場合、一般的な電気契約で年間約4万円安いという試算結果が出たこともあります。ランニングコストを抑えることが可能です。なお、充電スタンドでは電気代課金ではなく時間単位課金が主流となっています。充電スポットの位置は、充電スポット検索アプリやインターネット検索などを使って、簡単に調べられるので、不便を感じることはないでしょう。

充電設備が自宅にあると便利?

電気自動車利用者の中には、自宅に充電のための設備を設置する人もいます。必ず設置しなければならないというものではありませんが、あると便利です。多くの電力を要するので、自宅のコンセントをそのまま使うのではなく、電気工事を行い専用の回路やブレーカーを付けることになります。業者はディーラーに紹介してもらうと良いでしょう。工事費は普通充電器のコンセント型で5万~20万円くらいかかります。ただしマンションの場合は、一戸建てとは勝手が異なりますので、管理組合に確認を入れてから設置を検討しましょう。



充電設備設置には補助金が出る

充電設備設置には、国や地方自治体から補助金が出ます。電気自動車の普及を促すために、補助金が交付されているのです。特に地方自治体は独自の補助金施策を行っていることがあるので、チェックしてみることがおすすめできます。電動車両を対象とした税の優遇制度を実施している自治体も存在しています。電気自動車の充電スポットが増えた背景には、国や地方自治体の地道な取り組みが影響していたと言えるでしょう。

まとめ

電気自動車の利用を考える際に、充電スポットの数などに不安を感じる方もいます。しかし調べてみたところ、電気自動車の充電スポットは2018年1月現在全国に潤沢に存在しています。充電料金は場所によって違いますが、一般的にガソリン車よりもランニングコストが抑えられることが多いです。人によっては、自宅に充電設備を用意する方もいます。充電設備設置には、国や地方自治体から補助金が交付されることもありますので、充電設備を設置したい方は、確認してみましょう。