自動車アセスメントってなに?2017年上位3車種をご紹介!

自動車アセスメントってなに?2017年上位3車種をご紹介!

自動車アセスメントってどんな試験?

自動車アセスメントというのは、 国土交通省と自動車事故対策機構が市販車の安全性を試験し、その試験の結果を公表する制度です。安全性を公表する事で、ユーザー側はより安全な車を選ぶことができ、メーカー側はより安全な車を開発する事ができます。
1995年から始まったこの制度は、メーカーにとって安全性を宣伝する一つの基準にもなっています。2014年からは、予防安全性能アセスメントも評価するようになり、自動車の先進安全技術の試験も行っています。
これは例えば、衝突が避けられない時に、自動でブレーキがかかるなど、衝突の被害を軽減する先進技術です。

車の安全に欠かせない試験

自動車アセスメントは、様々な角度から衝突実験を行い、安全性を試験していきます。時速55キロで正面から衝突させる、フルラップ前面衝突、時速64キロで運転席の一部を衝突させる、オフセット前面衝突があります。
これらは前面が衝突した際に、 車がどのような挙動を見せるのか試験していきます。側面に関しては、運転席側に時速55キロで専用の台車を、運転席側に衝突させ、安全なスペースが確保されているか試験します。
この他にも後方から衝突された時に、どれほど乗員に衝撃が伝わるのかを試験する項目もあります。すべての試験の総合点は208満点の試験となっております。



3位 さすがスバルという安全性 レガシィ

スバル|レガシィ 304万円~(新車)
3位には衝突安全では定評のある、レガシィがランクインしています。発売された2014年には総合得点188.8点を獲得し、上位にランクインしています。
すでに高い衝突安全性を誇るモデルですが、マイナーチェンジを経てさらなる安全性を高めています。スバルのアイサイトなども搭載されており、予防安全性の向上も図られています。
スバルの車は元々衝突に強いという事で知られていますが、レガシィはその1台に含まれる事を証明している試験結果です。

2位 堂々の一位をしばらくキープしていた クラウン

トヨタ|クラウン アスリート 394万円~(新車)
スバルに2016年に抜かれるまで、2013年の試験から1位をキープしていたのが、トヨタ・クラウン アスリートです。カーテンエアバッグだけでなく、運転手の足を守るニーバッグなども搭載されており、より乗員の安全性を高めているのが、試験の結果にも反映されています。
フロントピラーやルーフサイドにもエアバッグがあり、どの角度から衝突してきたとしても、乗員を守ります。すべての乗員を守るという目標を、車内を覆うようなエアバッグで実現しているのが、トヨタ・クラウン アスリートです。



1位 ラリーから培った衝突安全性は素晴らしい インプレッサ

スバル|インプレッサ 194万円~(新車)
ラリーに参加しているスバルだからこそ、いかに乗員を守るかをデータ化し、市販車にも活かされている結果と言う事ができるでしょう。
堂々の1位はスバルのインプレッサで、総合得点は199.7点を獲得しています。2016年には、歩行者保護エアバッグが国産車で初めて搭載され、車の乗員だけでなく、歩行者の事を考えているのが評価されています。
実際に起きた事故のデータを取り、「新環状力骨構造ボディ 」によって、乗員をしっかりと守るスペースを確保できるボディを設計しています。アイサイトなどぶつからないための技術も搭載しますが、万が一ぶつかった時の乗員と歩行者を守る設計は、安全な車と評価されるにふさわしい1台です。

まとめ

自動車アセスメントによって、より安全な車になるように日々試験が行われています。毎年行われている試験では、実際の事故をイメージした試験が年々取り入れられています。
こうした試験があるので、メーカーも衝突した際に、乗員を守る工夫をし、事故を防ぐ機能を開発できます。車に乗る私たちとしては、メーカーの努力によって、衝突しない、衝突しても安全に乗員を守る車が開発されれば嬉しい存在になりますね。