電気自動車の充電時間は?実際にエコなの?

電気自動車の充電時間は?実際にエコなの?

電気自動車は便利?実際どの程度燃料費の節約になるのか

電気自動車で話題になるのが『充電にかかる費用』『連続走行距離』『充電に必要な時間』です。
せっかく電気自動車を手に入れたとしても、ガソリン車とさほど変わらない内容であっては乗り換えるメリットが見つかりません。
まずはガソリン車から乗り換えると、どれほどの燃料費の削減ができるのか見ていきましょう。

ガソリン車の場合、40Lタンクに満タンの給油をしようと考えるとおよそ6,000円程度のガソリン代が発生します。
月間2回の給油として12,000円です。
よって、年間費用144,000円は必要になる計算になります。
24ヶ月点検の間に、およそ300,000円前後のガソリン代が喪失していくのです。

では、電気自動車の場合はどうなるのでしょうか。
『日産リーフZESPスタンダード』を契約すれば、月間充電費用は3,000円です。
年間充電費用36,000円は、ガソリン車の場合の3ヶ月分で賄えてしまいます。
実質75%OFFの燃料費削減が可能となる計算です。
ただし、家庭用充電設備を設置する場合は更に設備投資費用が加算されることが多くなりました。
電気自動車が発売された当初、ディーラーオプションにて無料の充電設備を設置できましたが、現在は国からの補助を受けておよそ360,000円程度の実費を伴い設置するようになっています。

充電設備の設置は必ずしも必要とはいえない? 毎日の充電はどうするのがお得か

あなたのお住いの地域に日産のディーラー店舗はどれくらいあるでしょうか。
また、市役所などの駐車場に設置されている充電設備は何台分確保されているでしょうか。
その他充電設備の利用が可能なスポットはどうでしょう。
これらの充電設備は、空きさえあれば利用することができるのです。

確かに、家庭用充電設備があれば帰宅後に充電しておけばフルチャージ状態で乗り出すことが可能です。
しかし、高額の設備投資をしてそれを回収できるまでの期間、およそ24ヶ月点検間になりますがマイナス収支となってしまいます。
公共充電設備やフリーチャージスポット、自動車ディーラーに常設されている充電設備を利用することで、このマイナス収支は初月からプラス収支に転換することができるのです。

上手に電気自動車を選択肢の中に入れてみましょう。



電気自動車の連続走行距離は伸びてきている 軽快なドライブも可能になってきた電気自動車

電気自動車の連続走行距離は『バッテリーのサイズ』によって左右される問題です。
フロア下全体やトランクルーム、リアシートの背面まで全てをバッテリーで埋め尽くしてしまえば、理論上の走行距離を稼ぐことができます。

しかし、実際には車両総重量による抵抗が巨大になってしまうため、大量のバッテリーを積載させることも難しいのです。
そこで、高効率での充放電が可能な小型化されたバッテリーを積載することとなりました。

現在最長距離を走行することができるのは、アメリカは『テスラ モデルS』で、1充電にて走行できる最長距離は865kmという脅威のロングドライブが可能となっています。
40Lタンクのガソリン車であればおよそ22km/Lという日常生活での不便は感じないレベルになっています。

因みに『日産 リーフ』の1充電での走行できる最長距離は280kmです。
40Lタンクのガソリン車に置き換えると7km/Lというアメ車並みの走行距離ですが、それでも毎日充電しながらドライブするには充分な走行距離ではないでしょうか。

電気自動車は走行可能距離だけで選ぶべきではない? 電気自動車を選ぶ際のポイント

電気自動車を選ぶ際に、1充電での走行できる最長距離はとても気になるポイントなのですが、間違いなく確認しておいていただきたいポイントというのがあります。

それが『総電力量』です。
カタログデータ上では「kWh」の単位で表示されています。
これは、単純にバッテリーのサイズの表記になります。
例えば、『テスラ モデルS』の場合総電力量が100kWhとなり865km走行可能なっています。
日産 リーフの総電力量が30kWhで280kmが走行可能となります。

どちらの方が効率が良いでしょうか。
テスラ モデルSは電費8.65km/kWhと単純計算できます。
日産 リーフの電費は、なんと9.33km/kWhとモデルSを上回る実力を誇っているのです。

カタログデータ値を見るだけではなく、しっかりと計算して効率を比較してみることで、本当にお得な電気自動車を見つけてみましょう。



電気自動車の充電時間 どの程度の充電時間を見越しておけば安心できるのか

走行距離がいくら伸びようと、充電自体に時間がかかってしまっていては、あえて電気自動車を選択したメリットが台無しになってしまいます。

現在、電気自動車の充電に必要な時間はおよそ30〜40分の急速充電にて70%前後となっています。
低価格帯の家庭用充電設備でも8時間程度でのフルチャージが可能となっているため、帰宅後睡眠中に充電が完了するという形です。

出先で買い物中の30分程度で、かなりの要領を充電することもできる効率の良さ。
しかも、契約しているプランに準じている設備を使用すれば、どこで充電したとしても基本料金のみで充電することができるため余計な出費もありません。

この最大のメリットを存分に活用できる電気自動車は、この先の未来のスタンダードになっていくでしょう。

まとめ

電気自動車を選択するには、まだまだ二の足を踏んでしまうほどガソリン車の流通が多い現状。
その反面各所に充電設備の設置が進んでいることを考えると、今だからこそ電気自動車を選ぶべきなのではないかと感じています。

この先も高騰することが予想されるガソリンに依存しない自動車。
電気自動車をあなたの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。