車のカギが回らない!知っておきたい4つの原因と対処法

車のカギが回らない!知っておきたい4つの原因と対処法

車のカギが突然回らなくなった!そんな経験ありますか?他人事だと思っているあなたにもカギの不具合って突然やってくるかもしれません。
そんな突然のトラブルのために、今回は「自動車のカギが回らなくなる原因と解決法」をご紹介します。いざと言うときに適切な対処ができるよう、しっかりと確認してくださいね。

カギが回らない原因その1|バッテリー

バッテリーには充電が必要ってご存知ですか?基本的に自動車のバッテリーは“走行しながら充電を行う”という仕組みになっています。しかし、何らかの故障が原因で、バッテリーがうまく充電できなくなる場合があります。
バッテリーが充電できないことで、自動車に様々な影響が表れます。その中でもまず初めに出る症状が「カギが回らない(エンジンがかからない)ということです。
自動車のエンジンはバッテリーの電圧を利用して始動しているため、バッテリーが上がることでカギが回らなくなってしまうのです。バッテリーが上がる原因として、ライトの消し忘れなどによる電力の消費、バッテリー自体の劣化などが考えられます。
■適切な対処法■
バッテリー上がりが原因でカギが回らなくなった場合の対処法の答えはひとつです。それは、「バッテリーを充電する」ということです。バッテリーの充電は、ガソリンスタンドや車屋などで行うことが出来ます。また、ブースターケーブルを使って、他の車からの充電という手もありますね。それでもカギが回らない場合は、バッテリーの寿命が考えられますので、交換する必要があります。



カギが回らない原因その2|ハンドルロック

ハンドルロックが原因でカギが回らない!ということも考えられます。あまり普段使用することのない機能ですが、実は自動車にハンドルロック機能があるのです。
そもそもハンドルロックってどうやるの?とお思いかもしれません。ハンドルロックは、車を停止させた後にハンドルを切るとロックがかかる仕組みになっています。国産車であればほとんどの車種に標準装備されているものです。
ハンドルロックがかかることで、ハンドルが動かなくなるだけでなく、カギが回らなくなると言った現象が起こります。
■適切な対処法■
ハンドルを左右に動かしながらカギを回してみる、ただこれだけです。車種によっては左回しで解除しやすかったり、右回しで解除しやすかったりします。万が一カギが回りにくくても、根気よくやれば必ずカギは回りますので、コツさえつかめば簡単です。

カギが回らない原因その3|ギアの位置

これも原因としてはかなり多いですね。自動車と言うのは、駐車時にオートマ車であればP(パーキング)、ミッション車であればR(バック)にギアを入れる必要があります。万が一、不適切な位置にギアがある状態でエンジンを切ってしまうと大変なことになってしまいます。次回始動時にカギが回らないことに加え、駐車中に勝手に車が動き出す、なんてことだって考えられます。つい急いでいたのでうっかり!ということが大惨事になりかねませんね。
■適切な対処法■
まず落ち着いて、フットブレーキをしっかりと踏みましょう。オートマ車の場合、万が一N(ニュートラル)にギアが入っていると、勝手に車が進んでしまいます。まずは、確実にブレーキを踏むことから始めます。
そして次に、ギアをP(パーキング)に入れます。ギアがPに入ることで、勝手に車が進みだすということはないので、安心してください。その後に、カギを差し込んで、回してみましょう。しっかりと手順を踏むことで間違いなくカギが回ります。



カギが回らない原因その4|カギ自体が原因

意外と盲点ですが、カギ自体やシリンダー(差し込み部分)に問題があることが考えられます。カギやシリンダーは鉄でできているので、何度も使用しているとカギの山の部分がだんだんと擦り減ってきてしまいます。そうなると、シリンダーとの相性が悪くなりカギが回らない原因になることもあります。
また、最近ではボタン式のカギが主流となってきています。電池切れなどの原因も考えられますので、注意することが必要となってきます。
■適切な対処法■
マスターキーが擦り減って使えなくなる前にスペアキーを作っておきましょう。また、少しカギが回りにくいな、と感じたらシリンダー部分に潤滑油などを吹きかけるのも大変効果的です。
お持ちのカギがボタン式であれば、恐らくほとんどの原因が電池切れによるもの。ディーラーなどで電池交換できますし、少しの知識さえあればご自身で交換することだって可能です。まずは、ご自身が持っているカギの状態を知っておくことがポイントとなってきます。

まとめ

突然カギが回らなくなったら焦りますよね?そんな急なアクシデントのために、今回は原因と解決法についてご紹介いたしました。万が一、カギが回らないトラブルに巻き込まれたときは、ぜひともこの記事を思い出し、適切な処置をとってくださいね。