初心者でもわかる!知っておきたい自動車パーツの名称4選
- 2018.01.24
- 車の知識
自動車パーツの名称って覚えにくいものが多い気がしませんか?実際に一つの車を作り上げるのに約2万点のパーツが使われています。
「2万点!?そんなに多いんじゃ覚えられない!」多くの人がそう感じているはずです
そこでこの記事では、「初心者でもわかりやすい、車作りの主流となる自動車パーツ4選」をお伝えしたいと思います。
一度は耳にしたことがある定番パーツばかりご紹介しています。ぜひこの機会にパーツの名称を覚えてみて下さい。
シャーシ
シャーシとは、“自動車の骨組み”のことを言います。シャーシは、人間でいう“骨”の部分に当たり、自動車作りの元となる重要パーツです。主にはしご状の枠のような形をしています。シャーシとはフランス語での言い方で、一般的には「フレーム」とも言われています。
シャーシを土台に、エンジンやドライブシャフト、トランスミッションやボディなどが組み上げられていきます。車の形状や大きさによって様々な形のシャーシが存在し、使用される素材はトラックや自家用車などの、シーンに合わせた素材が用いられています。
サスペンション
サスペンションとは、タイヤとシャーシを繋ぐバネ状のパーツのことを言います。別名「懸架装置」とも言われ、悪路走行時に起こる衝撃緩和の役目を果たすほか、快適なハンドリング捌きなどに一役買っています。
サスペンションは主に“サスペンションアーム・スプリング・ショックアブソーバー”という3つのパーツから構成されています。大きく見てサスペンションには2つのタイプがあり、左右それぞれが独立した構造の“独立懸架方式”と、左右のサスペンションが車軸で繋がった“固定車軸方式”があります。
ドレスアップ用サスペンションやレース用サスペンションなど、パーツメーカーから車外品が多く流通しているパーツでもあります。
フェンダー
フェンダーとは、タイヤを覆うように取り付けられたパーツのこと、いわゆるタイヤの上についている出っ張った部分です。フェンダーは「泥よけ」とも呼ばれ、走行中に石や泥などが車体に当たるのを防ぐ役割を果たしています。自転車をイメージしてもらえるとわかりやすいのですが、泥よけがない状態で自転車を走らせると、泥が舞い上がり、かなり大変なことになってしまいますよね。車の場合も同様で、フェンダーが無ければ周囲に泥をまき散らすほか、石を飛ばしてしまう原因にもなってしまいます。
半世紀以上前の車に取り付けられていたフェンダーは、車体幅よりボコッとはみ出した、後付け感満載のものが主流でしたが、自動車の性能の向上により、今ではボディと一体となっているものが一般的になっています。
しかし、今でもカスタムパーツとして数多くのフェンダーが流通しており、特にレース用にタイヤ幅を広めた車には、昔ながらの出っ張ったものが取り付けられている場合が多いです。
ラジエーター
ラジエーターとはわかりやすく言うと、「エンジンを冷やすパーツ」のことを言います。自動車を走行させていると、エンジンはかなりの熱を持ち、高温状態となってしまいます。そのような状態が続くと、エンジン故障の原因となってしまいます。
そこで活躍するのがラジエーターです。ラジエーターは車の最前部(主にエンジン付近)に取り付けられていることが多く、四角のフィルターのような形が特徴です。ラジエーターには“クーラント液”と呼ばれる冷却水が入っており、エンジン内にある水路を通ってエンジンそのものを冷却する役目を担っています。
また、ラジエーターには寿命(交換時期)があります。普通車(新車)ですと、だいたい8年~12年、軽自動車(新車)ですと、6年~10年程度が寿命とされています。ラジエーターが劣化することで効率的にエンジンを冷却することが不可能になっていきます。大事に至らない為にも、ラジエーターの交換時期をしっかりと把握しておく必要があります。
まとめ
約2万ある自動車パーツの中から今回は、シャーシ、サスペンション、フェンダー、ラジエーターの4つをご紹介しました。今回ご紹介したパーツは、車を語るうえで知っておきたいパーツばかりです。まだまだご紹介したいパーツがたくさんありますが、今回はぜひともこの4つのパーツを知って頂ければと思います。