マイナーチェンジしたマツダデミオの驚きの進化とは?
- 2018.01.24
- 車種情報

デミオは走り屋も注目するスポーツマインドを持つ
2017年12月にマイナーチェンジが行われたマツダデミオの話題を取り上げます。デミオはマツダのエントリーカーとして発売されている5ドアのコンパクトカーで、トヨタならヴィッツがライバルにあたる存在ですね。1996年にデビューしたデミオは、ジャンルこそ同じコンパクトカーでしたが、非常に広い室内がセールスポイントでヒットモデルとなりました。4代目の現行デミオはコンセプトが変わり、マツダ独自の技術であるスカイアクティブタクノロジーを使った人馬一体の走りを楽しむスタイルに変貌しました。このことから、幅広かったユーザー層が次第に絞られてきました。
人馬一体の走りを実現するデミオに使われるスカイアクティブテクノロジーとは?
マイナーチェンジしたデミオに使われているスカイアクティブテクノロジーとは、エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシー、運転制御技術の5点をバランスよく組み合わせ、走行性能を高次元に持っていく考え方で、ドライバーが感じる走行性の満足度の向上を狙っています。この方法は他のメーカーはあまり採用していません。なぜならスカイアクティブは5つの要素のバランスをとるので、開発や設計に時間がかかってしまい、モデルチェンジの周期は他のメーカーより長期化してしまうからです。クルマの性能はどうしてもエンジンのスペックや、走行制御システムの技術力で表現されがちですが、マツダは業界のクルマ作りに一石を投じたといえますね。
デミオのマイナーチェンジで強化された安全装備が凄い!
道路での歩行者を検知してしまうアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートと呼ばれる技術がデミオのすべてのグレードに装着されることになり、より一層の安全性を持つことになりました。これは国家が推奨しているコンセプトセーフティ・サポートカーSのワイドにあてはまる技術のひとつです。今までは高級車の装備でしたが、ついにデミオにも標準で付くようになりましたね。また社会問題になりつつあるATの操作違いや、ペダルの踏み間違いを抑制するシステムも装備されていますので、初心者が運転するリスクを下げていますね。
デミオのディーゼルエンジンはハイブリッドに匹敵する経済性
マイナーチェンジしたデミオは、スカイアクティブを中心とした走行性能に注目が集まることがほとんどなのですが、世界を基準において作られているディーゼルエンジンがとても経済性に優れていることをご存知でしょうか?日本国内の給油市場において、ディーゼルエンジンに使用される軽油は20%以上低い価格で販売されています。ディーゼルエンジンの燃費は、2WDのMT車で30.0km/L、2WDのAT車で26.4km/Lと非常に低い燃費を実現しています。この組み合わせならば、巷にあふれているハイブリッド車と遜色ない経済性といえますね。
デミオはファミリーカーとして使える?
5ドアのデミオですが、ドライバーを中心に車の構造を組み立てていますから、前席はコンパクトカーにしては広く、体のサイズもそれほど関係なく快適に過ごすことができます。後ろの席については、試乗しての確認が必要だと思います。後ろの席はエクステリアの犠牲になっているので、頭上との距離が低く、少し窮屈に感じるでしょう。小さなお子様がいらっしゃる場合はチャイルドシートもサイズを選ぶ必要があります。また街乗りは足まわりがやや固めということもあり、スローでの走行はストレスがあるかもしれません。取り回しや駐車はとても行いやすく、買い物場所での移動などには向いていますね。
まとめ
デミオのマイナーチェンジに伴い、ノーブルクリムゾンという特別仕様車が設定されましたので紹介します。ノーブルクリムゾンは専用のボディカラーであるセラミックメタリック、インテリアは主にホワイトカラーに仕立てられ、専用のクロスレッドのシートを組み合わせた独創的な感覚で作られています。大人のカップルに似合いますね。今回のデミオのマイナーチェンジの目玉は、安全性能の大幅な向上に尽きます。今までのように安全装備がオプションであれば割高に感じてしまうのですが、標準装備になると話が違います。走行、内装に定評があるデミオに強力な安全装備が追加となり、安心感が出てきました。プレミアムコンパクトに成長したデミオを試乗などでぜひ体感してみてください。