気持ちよく運転したい!運転中に聞こえるロードノイズの低減方法を解説します!
- 2018.01.24
- 車の知識
運転中に気になるロードノイズの意味とは?
ロードノイズの意味は、車の運転中に聞こえてくる雑音のことです。原因は走行時のタイヤの接地面と道路の関係から生じ、車のタイヤ、アスファルトの表面にある凹凸の接触するときに生じる音がロードノイズといわれています。その雑音の例を挙げますと、高速道路で設置されている路面の特殊塗装や加工を踏むときの雑音などがそのひとつです。急カーブや急な下り坂が近づくとビックリするほどの雑音が聞こえてきますよね?特に事故の多い箇所は凹凸が大きくなり、スピードも出せないようになります。一般の道路の走行中にロードノイズが聞こえ始めるとストレスを感じてくるようになります。
ロードノイズが起こる最大の原因とは?
現在は自動車メーカーやタイヤメーカーのロードノイズの研究が進み、雑音は減少傾向にあることは間違いないのですが、様々な要因により発生するロードノイズは、完全には無くなっていない状況です。道路の表面の状態が良くないことがロードノイズの原因のひとつですね。新しくできた道路を走るとわかりますが、少々タイヤが古くてもロードノイズは感じません。道路の表面の荒れ具合がロードノイズの大きさを決めてしまうと言えそうです。またロードノイズは外から雑音が聞こえるとともにタイヤからダンパーなどの足まわりへ、そして運転席へと伝わる振動もロードノイズと言えます。
ロードノイズに似ているノイズとは?
ロードノイズに似ているノイズは2種類で、パターンノイズと空洞共鳴音がありますね。これらもロードノイズと同じとしているメーカーもあります。パターンノイズはタイヤの溝と道路の接地面との間で起こる空気の圧縮によって出てしまう雑音のことです。主にタイヤに原因があると考えられ、タイヤの空気圧が適性なのか、あるいはタイヤの溝が無くなっていたり、古く劣化していないかなどです。空洞共鳴音は、タイヤ内の空気が道路から伝わってくる振動を音に変えてしまうことを言います。走行中の車内でもハッキリと聞き取れる大きな音や振動があります。
ロードノイズ対策はメーカーも積極的に行っている!
自動車メーカーのホンダはロードノイズ低減にチカラを入れており、オリジナルの低減技術を発表、2017年に機械振興協会会長賞を受賞しました。これはホイールに消音装置であるヘルムホルツ型レゾネータを装着しロードノイズを打ち消す方法で、コストも普及レベルまで下げた画期的な解決方法です。タイヤメーカーではダンロップがタイヤの内側に山を2つ作ってロードノイズを低減させることに成功しています。このダンロップのタイヤは、実際にタイヤを手で叩くことで音が響かないことを確認できますので、最寄りのカーショップなどで試してみてください。
ロードノイズはちょっとした工夫で改善することがある!
■ロードノイズに対応したタイヤに交換する。
この方法がユーザーに最も選ばれています。ノイズの原因はひとつに絞れないため、タイヤの交換が必ずしも成功するわけではありません。タイヤショップのスタッフの意見をもらうことが大切です。
■サスペンションにロードノイズ対策の部品を装着する。
この部品はそれほど高価なものではありませんが、振動の吸収効果が期待できます。工具が必要ですので、少し知識が必要ですね。
■ロードノイズ低減マットの装着
装着についてはこれが一番簡単で、フロアマットを交換するだけです。車種ごとに対応したものも多く出回っています。ロードノイズはドライバーの足元に集まるといわれているのでマットの効果も侮れません。
まとめ
車の運転中に聞こえてくる音で一番大きい音がエンジン音ですね。これはドライバーによってはエンジン音を楽しんでいる人もいるのですが、例えばフェラーリやポルシェのオーナーですね。その他のドライバーはどちらかといえば外部からの音は聞こえなくていい、静粛性を求めるのが一般的です。最近はハイブリッドエンジンや電気自動車の普及からエンジンの音が目立たなくなり、ロードノイズが際立つようになってきました。先ほど紹介しましたロードノイズの低減方法を知識として知っておくだけでもいいので、ぜひ覚えておいてくださいね。