旧車は中古なのに魅力的!旧車が持つ4つの魅力を確認しておこう

旧車は中古なのに魅力的!旧車が持つ4つの魅力を確認しておこう

旧車の最大の特徴 「クラシックな外観」

旧車はなんといってもノスタルジックな外観が特徴です。昔に製造された車や旧車は縦長で角があるシルエットが多いです。一方で、現代車は丸い形が多く、車体全体が箱のような形のデザインが多いです。なぜ、デザインの傾向に違いがあるかというと、現代車はコストパフォーマンスと機能性を重視した車であるからです。燃費を良くするには空気抵抗を少なくする必要があり、結果として丸まったデザインとなります。また、室内スペースを広く確保するためには箱形のデザインが採用されやすいのです。車を選ぶ際にはそのほか、安全性の確保など様々なポイントがありますが、デザイン性を重視すると旧車が魅力的に映るというわけです。



コストを度外視した設計 「独特な仕様」

旧車とは製造されてから約30年以上経過しているものが多いです。国産車の場合、高度経済成長期やバブルの時期に製造された車も多いため、現代車のようにコストにはこだわらない仕様も旧車の魅力です。たとえば、いすゞ自動車の「117クーペ」はデザインを世界的に有名なデザイナーに委託した旧車です。斬新なシルエットに多くのファンが魅了され、1970年代を代表する名車との評価も高いです。また、この車は生産工程のほとんどが手作業で行われたことからも、コストを度外視して作られた車ということがわかります。ちなみに、117クーペは発売してから10年の間に廃車が1台もでないという業界記録を保持しています。

現代車では体感できない 「荒々しいフィーリング」

旧車はエンジンなどの性能が現在の車と比べて悪いため、運転中はドライブ音や振動を常に感じる状態となります。この荒々しさは自動車に実用性を求める人にとっては、ただのマイナス要素ですが、旧車好きにとっては醍醐味の1つに感じられるのです。現代車はほぼすべてがコンピュータ制御されており、運転手の技術による違いが生まれにくくなっています。一方、機械式の旧車はエンジンをかけるだけでも大変で、サウンドを聞きながらアクセルの強さを調整し、ガソリンを爆発させなければなりません。車が不機嫌だと出発までに時間がかかることも少なくありません。とても面倒に思える作業ですが、運転手と車との一体感があって旧車ならではの特徴となっています。



旧車はいつまでたっても人気 「購入後の価格」

一般的に、車は古いほど価値が下がっていきます。しかし、旧車として中古車市場で販売されている車の場合、すでに何十年も経過しているにも関わらず、ある程度の値段で販売されているという実績があります。むしろ、大切に長く乗り続けると価値が上がるという可能性も十分あり得るのです。また、古い車は希少価値が高くなりやすいため、取引価格も高くなりやすいです。ほとんどの新車の場合は、モデルチェンジが行われると価格が急激に下がり、30年も経過すると価値が全く付かなくなることも少なくありません。旧車は維持費が高いと言われていますが、実は購入価格と売却価格も考慮すると、車種にもよりますが思ったほどコストはかかりません。

まとめ

旧車は「クラシックな外観」「コストパフォーマンスにこだわらない仕様」「車との一体感」「価格が下がりにくい」という点で現代車にはない魅力を持っています。実用性を重視すると圧倒的に現代車がおすすめですが、車に乗る楽しみや選択肢の広さを重視すると旧車はとても魅力的な選択肢です。単純に、かっこいい車に乗りたいと考えている人も、デザインだけを見ると旧車に惹かれるのではないでしょうか。車を購入する理由がただの交通手段ではなく、ドライブやコレクションなど趣味的な要因が大きい場合はぜひ旧車の魅力を再確認し、検討してみてはいかがでしょう。