スバルの強いこだわりはコンパクトカーにも!スバルコンパクト 5選

スバルの強いこだわりはコンパクトカーにも!スバルコンパクト 5選

次世代のプラットフォームを手に入れ更なる高みへ!インプレッサSPORT

社名が富士重工業からSUBARUへと、これまでのブランド名 「スバル」 が社名へと変わった2017年。 新生SUBARUが市販に投入してきたのがSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)です。
プラットフォームは重要な車の骨組みで、基礎とも言える部分。徹底した基礎を作り上げることにより、さらなる安全と走行の安心感を作り出しました。最初にSGPが採用され販売となったのがインプレッサSPORT。
安全面では他に、走行中に危険が迫ると状況に応じて自動でブレーキが作動するアイサイトのほか、後退時にも障害物にぶつからないよう、自動ブレーキが作動する「後退時自動ブレーキシステム」も採用されました。これらは「まずぶつからない車づくり」にこだわるSUBARUの安全性へのこだわりが現れています。

より高い走破性のX-MODE搭載! SUBARU XV

インプレッサSPORTをベースに、車高を上げてより悪路走破性を高めたのがSUBARU XVです。2010年に初代が発売、2012年より2代目へと進化しています。
2013年よりハイブリッドモデルも投入され、部品の配置を工夫することにより車重増加によって走行が不安定になるのを抑えています。
2017年には3代目の登場となり、インプレッサSPORT同様にスバル・グローバル・プラットフォームが採用。より運転のしやすい1台へと進化しました。
もともと高い走破性をより高めてくれる、「X-MODE」の搭載がXVの特徴でもあります。X-MODEは4輪の駆動力とブレーキを電子制御し、もともと持つ悪路走破性の高さをさらに高めてくれるモードとなっています。



ゆとりある室内空間に後席への配慮 ジャスティ

SUBARUのワゴンタイプのコンパクトカーがジャスティです。全長3,700mmのコンパクトなボディに966ccのエンジンを搭載。
ジャスティはもともとSUBARUが自社開発し販売していた車両ですが、現行型はダイハツよりトールのOEMとして供給されたモデルに変わっています。
頭上を高めに取り、コンパクトながら広い室内環境が特徴。後部はスライドドアで、ドアが開くのに連動し、足元を照らすランプも搭載し、夜間の乗り降りに配慮されています。
カラーリングはベースモデルで9色、カスタムでツートンカラーが2色追加され11色と、豊富なラインナップになっています。

SUBARUデザインの差別化OEM車両 トレジア

ジャスティ同様に他社からOEM供給により販売されていたのがトレジア。英語でお宝を意味するトレジャー (Treasure) からの造語が車両名になっています。トレジアは、2010年から2016年まで日本国内で発売されていました。
OEMのベースとなるのがトヨタのラクティスで、SUBARUの技術者を開発当初から投入することで、よりSUBARUのアイデアを取り入れたモデルになっています。ベース車両とそっくりなOEM供給車両も多い中、特にフロント周りがラクティスとは異なり、OEMモデルとしては異例の車両となりました。
排気量は1.3Lと1.5Lのモデルが用意され、2WDと1.5LのみAWDの設定があり、AWDモデルは雪国などでの使用にも対応しています。



新技術を詰め込んで世に送り出した スバル1000

スバル1000は、1966年から1969年まで発売されていた977ccの画期的な乗用車です。
現在では、「SUBARUと言えば水平対向エンジン」と言われるくらいSUBARUにとって重要な水平対向エンジン。低重心がメリットのエンジンがスバル1000に初めて搭載され、当時の車の走行安定性を向上させました。
エンジンの冷却には国産初の水冷システムを搭載するなど、当時としては最新鋭の技術を集め発売されました。
エンジンの最高出力は55ps、最高速度は130kmをFF駆動で動かします。FFも当時は国内で採用した車がなく、国産初の試みでした。
当時の最新鋭の技術の結晶であるスバル1000は、現在スバル博物館でその雄姿を見る事ができます。

まとめ

全長が短いSUBARUのコンパクト車の中から、2018年1月現在発売されている3台に、すでに発売を終えている2台を加えてご紹介しました。
最新モデルのインプレッサSPORTとインプレッサSPORTをベースにしたXV。両車は最新のアイサイト搭載で、より安全性の高いモデルに。
室内を大きく取り、特に天井を高めに取って圧迫感を抑えた、ダイハツのOEM車ジャスティに、同じくトヨタのOEM車だったトレジア。
スバル1000は後のSUBARUの発展にもつながり、今ではとても貴重なモデル。
前身の飛行機製造の頃から、ずっと一貫して安全を追求し続けたSUBARUの姿勢が、これまでの車づくりに技術の結晶として現れています。