マセラティのラグジュアリーSUV、レヴァンテの魅力とは?
- 2018.01.25
- 車種情報

マセラティ・レヴァンテとは?
世界的なブームになっているSUV=スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル。セダンよりも荷物を積め、ミニバンよりも悪路の走行性能が高い車として、日本でも人気があります。そんな中、2016年に登場した高級SUVのマセラティ・レヴァンテに注目していきたいと思います。
マセラティと言えば、フェラーリ、ランボルギーニと並ぶ、イタリアの高級スポーツカーブランドです。マセラティが2016年に発表したレヴァンテは、ポルシェ・カイエンやレンジローバー・スポーツといった高級SUVの市場に参入し、高い評価を得ます。マセラティの総生産台数の60パーセントがレヴァンテ、という大ヒットモデルとなるのです。
レヴァンテのスペック・ラインナップについて
2018年1月現在、レヴァンテには3つのグレードが用意されています。
マセラティ|レヴァンテ・ディーゼル 986万7,000円〜(新車)
マセラティ|レヴァンテ 10,90万8,000円〜(新車)
マセラティ|レヴァンテS 1,291万8,000円〜(新車)
搭載されるエンジンは、レヴァンテ・ディーゼルが3リッターV6ターボディーゼルで最高出力275ps、レヴァンテが3リッターV6ツインターボで350ps、レヴァンテSが3リッターV6ツインターボで430ps、となっています。全長5,000×全幅1985mm(サイドミラー含まず)×全高1,680mm、の大柄なボディですが、高い出力のエンジンにより走行性能は抜群で、レヴァンテSの最高速度は264km/hに達します。
レヴァンテだけが持つ他にはない美点とは?
レヴァンテを目にした時にまず目を奪われるのが、美しい内外装です。ドイツ製の高級SUVとは異なる流麗なボディラインは、さすがはイタリア製と膝を打ちたくなるほど優美なもの。最高級レザーがふんだんに使用されたシートやダッシュボードには、職人によるハンドステッチが施されています。色気を感じさせるデザインは、他社のSUVでは味わえない独特の世界です。
しかし、レヴァンテは見た目だけのファッショナブルなSUVではありません。インテリジェントフルタイム4WDと呼ばれるシステムは、前後のトルク配分を路面状況や車速によってコントロール。ノーマル、スポーツ、オフロードなどの走行モードを選べば、車が自動的に車高など調節し、地形や道路に合ったセッティングをオーナー自身が選択できるようになっています。
ライバルはポルシェ・カイエンとレンジローバー・スポーツ?
レヴァンテのライバルの筆頭といえば、ポルシェ・カイエンが挙げられるでしょう。豪華さだけが物差しだった高級SUVの世界に「スポーツ性能」という新たな基準を打ち立て、ポルシェの躍進に貢献しました。また、高級SUVの老舗による力作レンジローバー・スポーツも、高い走行性能と高品質な仕上げでレヴァンテのライバルと言えるモデルです。
今後も高級SUVの人気は続き、すでに発表されているベントレー・ベンティガや、アストンマーチンDBX、ランボルギーニ・ウルス、フェラーリFUV、ロールスロイスなど、たくさんのモデルのデビューが予定されています。その中でレヴァンテがどのような存在感を示していけるのか、これからも注目していきたいですね。
まとめ
地中海に吹く東風を意味する「レヴァンテ」。いつもは穏やかなのに、時として激しい強風になるというこの風の名前は、普段はラグジュアリーな様子でも、一転して悪路もパワフルに走破するマセラティ・レヴァンテにはぴったり。年々細かい改良が加えられている他、2018年にはフェラーリ製V8エンジンを搭載した最上級モデル、レヴァンテGTSのデビューが予想されています。
それまで、イタリアのマニアックな高級ブランドでしかなかったマセラティを一躍世界的なブランドへと押し上げた立役者、マセラティ・レヴァンテ。決して手に入れやすい価格のモデルではありませんが、憧れの存在として、これからも高級SUVの世界で私たちを魅了してくれることでしょう。