ドライブレコーダーはリアにも必要?選び方などポイントをご紹介!
- 2018.01.25
- 車の知識
ドライブレコーダーはリアにも必要?
万が一の事故の時に、映像での重要な証拠を残してくれるドライブレコーダー。認知度も高まり、安価な製品が流通するようになったので、愛車に設置している方も多いのではないでしょうか?しかし、前向きのドライブレコーダーだけでは記録しきれない事故が存在します。
2017年に大きな話題となった、後方からの危険な煽り運転や、自動車事故の約4割を占める追突事故については、前向きしか撮影できないドライブレコーダーでは十分な映像記録を残すことができません。客観的な証拠を残すためにも、リアにドライブレコーダーを設置するのはとても有効な手段です。
リアのドライブレコーダーを選ぶときのポイントは?
ドライブレコーダーをリアに設置する方法としては、フロント用のドライブレコーダーをリアにも取り付けて2台体制で撮影する、という方法が最も手軽です。また、本体はひとつでカメラが前と後ろ用に2台というタイプや、車に装備されたバックカメラの信号を利用して本体に表示・記録するタイプなどがあります。この2種類の方法だと記録用メディアもひとつで済みますし、車内の景観も崩さず、すっきりとした状態を保てます。
リアに備え付けるドライブレコーダーは、次の3つのポイントを押さえたものを選びましょう。「広い視界と明るい視野」「できるだけ小型の筐体」「電源はminiUSBもしくはmicroUSB」です。次からは、それぞれの項目について詳しく説明していきます。
1.広い視界と明るい視野がポイント!
公道で自動車を運転する以上、どの方向から事故に合ってもおかしくありません。リアに設置するドライブレコーダーは、後方からの追突はもちろんのこと、側方衝突にも備えて、できるだけ広い視界を持った製品を選びましょう。2018年1月現在、水平視野角100度前後のモデルが主流ですが、110度以上のモデルを選ぶとかなりの広視界を撮影できます。
また、多くの事故が起きる時間帯は夕方〜夜間ですから、できるだけ明るく撮影できるドライブレコーダーを選びましょう。リアに設置して撮影する場合、記録映像の美しさよりもきちんと車両が映ることが重要なので、画素数の多さよりも感度が高いモデルをおすすめします。
2.できるだけ小さいサイズを選ぼう!
リアに設置することを考えた場合、本体やカメラの大きさはできるだけ小さいものを選びましょう。リアウインドウに吊り下げる場合、バックミラーの視界を妨げないように設置する必要があるため、あまり大きい筐体は邪魔になってしまいます。屋根の低い車では、後部座席に座る方の頭上に干渉してしまうかもしれません。
車内の景観の維持という点でも、サイズの小さい製品の方が同乗者に対して威圧感がなくて良いでしょう。リアのダッシュボード上に設置すると目立ちませんが、あまり広い視界を得られないので注意が必要です。
3.電源をUSBで取れると取り回しが簡単!
車の中に電子機器を設置する上でいつも付きまとうのが、電源をどこから確保するのか、配線をどうスマートに隠すか、という問題です。フロント用に作られていて、かつシガーソケットから電源を取るタイプでは、付属のコードだけでは長さが足りなくなる場合があります。
そこでおすすめしたいのがmicroUSBやminiUSBで接続する製品です。一般的に出回っているUSBケーブルを使用できるので余裕のある長さを買っておいて入念に配線を隠す、ということができるようになります。一部製品では、汎用のUSBケーブルでは動作確認を行なっていない場合もあるので、購入前にショップ等で確認するようにしましょう。
まとめ
ここまで、リアに設置するドライブレコーダーについてご紹介してきました。煽り運転や追突事故などの記録のために、リアにドライブレコーダーを設置する意義は大きいです。また、警察の不当逮捕に対する証拠を残す、という点においても、ドライブレコーダーを多方向に設置することを強くおすすめします。
自分がどれだけ気を付けていても、事故に巻き込まれる危険性をゼロにすることはできません。ドライブレコーダーの記録を活用する事故など起こさないに越したことはありませんが、記録映像が残っていれば事後処理もスムーズに進むことでしょう。これからも、どうかくれぐれも安全運転で!