コストも意外とかからない?痛車とイベントについてまとめました

コストも意外とかからない?痛車とイベントについてまとめました

イベントに限らず見かけることが増えてきた痛車

ふと見わたすと、街中でも見かけることが増えてきた「痛車」。アニメのキャラクターが貼り出され「あの車痛いデザインだな」と思ったことはありませんか?オタクだけの世界かと思いきや…意外と一般にも知られてきているんです。この記事では、痛車についての基礎知識とイベントについて、実際に作るにはどれくらいの費用がかかるのかをまとめました。

痛車ってどんな車?

「痛車」とは、アニメキャラクターなどを車体に塗装した車のことです。それも車内やトランクなど人目につかないところではなく、逆に堂々とボディやボンネットに貼られているのが特徴です。痛車の「痛」は「痛いやつ」「痛い人」の意味で使われ、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)が発祥となっています。「恥ずかしい、けど気にせず自分の趣味を前面に押し出した車」というのが、しっくりくる表現だと思います。この痛車ですが、完全に自分の趣味で痛車を作っている人もいれば、宣伝目的で作っている人もいます。
企業や自治体の宣伝などに使われることもあり、札幌市の雪まつりイベントの際に路面電車にデザインされる「雪ミク」などは、ある意味で痛車といっても良いでしょう。

痛車の魅力

痛車の魅力といえば、見た目が華やかになり、他と差別化できるのが一番の魅力です。イベントでも映えますね。ドリフト車やガチガチのカスタマイズには興味がなかったけど、「痛車ならやってみたいと思った」という人も少なくありません。好きなキャラクターを宣伝するための方法として、痛車を作る人もいるくらいです。小さなステッカーを貼るくらいであれば、さほど苦労もいらず女性にも人気が出てきています。また、オーナー同士の助け合いが盛んなことも、イベントやコミュニティーに参加しやすく楽しみやすい点です。ミクシーやフェイスブック、あるいはLINEグループなどのコミュニティーができていますので、気になるならどんな雰囲気かのぞいてみるのも良いかもしれません。最近ではだんだんと認知度が高まってきて、今では鈴鹿ツインサーキットなどの大きな会場でイベントが開かれています。モーターショーのようなビックイベントでも、痛車が展示される機会が増えているので、一般の人でも知っている人は知っていると思います。



痛車を作るコスト~フルラッピング編~

痛車の作り方には大きく2種類の方法があり、コストもかなり変わってきます。
1つが車全体を専用フィルムで覆う方法で、フルラッピングやカーラッピングと呼ばれています。継ぎ目などがなくキレイな仕上がりとなりますが、施工費用もかなり高くなります。中型のセダンでも45万円以上、ミニバンサイズとなると60万円以上のコストとなります。また、フィルムがとても大きいために施工の難易度も高いです。ミラーやドアハンドル周り、アンテナなどの突起物周辺は特に難しいと言われています。失敗すると、フィルム内に空気が入ってしまい破れてしまうこともあります。金額も金額ですし、フルラッピングを選ぶ場合は、車のカスタマイズ経験があっても、専門業者に依頼した方が無難です。各種イベントに出てくるのは、こちらのタイプの痛車がほとんどです。

痛車を作るコスト~キャラ貼り編~

もう一つの方法がキャラ貼りと呼ばれるもので、痛車にしたいキャラクターをステッカーとしてプリントして貼り付ける方法です。キャラ貼りはコストを抑えることができるため、一般的な手法となっています。痛車専門の業者もいるため初心者でも作りやすく、初めて痛車を作るのであればおススメの方法です。コストは車のサイズではなく、ステッカーのサイズや貼る位置の難易度などで変わってきます。それでも1カ所あたり数万円程度で抑えることができるため、フルラッピングと比べたら断然安く済みますね。ステッカーを自作することもでき、さらにコストを抑えることも可能です。DIY好きの方、カスタマイズ好きの方はぜひチャレンジしてみてください。



ただの趣味で終わらせない!イベントの痛車アワードに注目

アワードとはイベント内で催される表彰のことで、人気投票または主催者投票などで順位や賞が決定されます。あらかじめポスターなどで告知されている場合もありますが、中にはオーナーにさえアワードを事前通知しない、サプライズイベントとして行うケースもあります。アワードには2種類の投票スタイルがあり、エントリーしたオーナー同士や来場者が投票する人気投票、イベントの主催者が決定する主催者投票があります。投票スタイルはイベントごとに違い、その評価のポイントもさまざまです。せっかく痛車をデザインするなら、一度は受賞してみたいものですね。実際に表彰を狙って痛車を作るオーナーさんもたくさんいます。もちろんアワードは、痛車イベントの中で最も盛り上がるセクションなので、見ている側も十分楽しめると思います。

まとめ

いかがでしたか?痛車は意外と身近にあると感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?かなりレベルの高い痛車もあり、インターネットで調べてみると楽しくなってきます。どんどん新しい痛車が出現していますので、どんなものがあるのかぜひチェックしてみてくださいね。