車の故障を未然に防ぐセルフ点検!今すぐできる4つのポイント

車の故障を未然に防ぐセルフ点検!今すぐできる4つのポイント

車って本当に便利な乗り物ですよね!高価なモノだけに「できるだけ長く乗りたい」と誰もが思うはずです。しかし便利な反面、故障してしまうと本当に大変。乗れなくなるだけでなく、高額な修理費が掛かってしまいます。
そこで今回は、『今すぐできるセルフ点検の4つのポイント』をご紹介します。

セルフ点検とは?

セルフ点検とは、「大きな故障になる前に、愛車の状態を日頃から点検しておく」ということを指します。
車というのは数多くのパーツで構成されているのはご存知ですよね。エンジン内部や駆動パーツなどは、構造が複雑なのでなかなか素人には点検できません。しかも、車屋さんにお願いして「いざ点検!」となっても“作業工賃”というものが発生してきます。無料で点検を行ってくれる場合もあるのですが、できればコストは最小限にとどめたいですよね。
そこで、セルフ点検がポイントになってきます。
点検初心者の多くが「車に詳しくないから出来るわけがない」と思っています。しかし、やってみると意外にも簡単!なんてことばかりですので、ぜひ一度チャレンジしてみましょう。

自分でできる点検ポイントその1|タイヤ

まず点検したいのが“タイヤの空気圧”です。タイヤは常に地面と接触しているパーツなので、日ごろから状態を把握しておくことが大事になってきます。
高速道路でのトラブルの約35%が空気圧の低下が原因と言われています。空気圧が低下することは、バースト(タイヤの破裂)の原因になってしまいます。命の危険に関わってくる『最重要点検箇所』と言っても過言ではないので、日々のセルフ点検を怠らないことが大事です。
また、タイヤの空気圧は“空気圧ゲージ”で簡単に点検することが可能です。空気圧ゲージは、ガソリンスタンドにて無料で使用することができます。車ごとに定められた“指定空気圧”に合わせて空気を注入するだけ、という非常に簡単な点検方法ですので、ぜひご自身で一度チェックしてみましょう。



自分でできる点検ポイントその2|エンジンオイル

エンジンオイルも大きな故障を未然に防ぐ大切な点検箇所になってきます。エンジンオイルは、エンジン内部が円滑に機能するための潤滑油の役割を果たしており、オイルの劣化が進んでしまうとエンジン故障の大きな原因となってしまいます。
エンジンオイルを語るうえで忘れてはいけないのが「オイルレベルゲージ」という言葉です。教習所でも教えているところがあるので、ご存知の方がいるかもしれません。
オイルレベルゲージとは、エンジン内のオイルの量を図るための計器(ゲージ)のことを言います。ボンネットを開けると、ひときわ目立つオレンジ(もしくは黄色)の取っ手のようなものがあると思います。取っ手の先端には「H(ハイ)」や「L(ロー)」などといった、オイル量を図ることができる、いわば“基準”のようなものが書いてあります。オイルの量がH~Lの間に収まっていれば適正ということになります。
また、オイルレベルゲージはエンジンオイルの汚れ具合を見る目安にもなります。オイルが黒みを帯びてきているようでしたら、交換時期が近いということが言えますね。

自分でできる点検ポイントその3|ランプ

ヘッドライトやウインカーなどのランプ類が消えていると、自分だけでなく周りにも危険を及ぼしてしまいます。大きな事故につながる原因になるだけでなく、整備不良ということで警察のお世話になってしまうこともあります。そのため、日頃よりセルフ点検を怠らないことがポイントになってきます。
セルフ点検の方法は至って簡単。エンジン停止中にライトを点灯させることで、ヘッドライト・バックランプの確認ができます。また、ブレーキランプの確認はブレーキを踏む必要があるため、家族や友人に手伝ってもらうようにしましょう。



自分でできる点検ポイントその4|ウォッシャー液

ウォッシャー液の点検も忘れず行うようにしましょう。ウォッシャー液が切れたからと言ってすぐに事故の原因に繋がるわけではありませんが、悪路走行時などに大活躍しますので、無くなったと思ったらすぐ補充するように心がけましょう。
ウォッシャー液の補充方法も非常に簡単です。ボンネット内部にある「WASHER FLUID ONLY」と書かれた黄色、もしくは黒のキャップが付いたタンクがウォッシャー液の入っているタンクになります。万が一無くなっていたら、専用のウォッシャー液(カー用品店やネットで購入可)を注ぐだけで完了。中には“水”を入れられる方がいますが、特に車の性能に悪影響を及ぼすわけではありません。しかし、水の場合だと気温が低い日に凍ってしまうというデメリットがあります。専用のウォッシャー液だとそういった心配がないので、ぜひ購入することをおすすめします。

まとめ

車にあまり詳しくない人だと「点検なんて自分にはできない」と思う人が非常に多いように感じます。しかし、そんなことはありません。今回ご紹介したセルフ点検のポイントは、初心者でも今すぐ取り掛かれるものばかりです。
愛車にできるだけ乗り続けるために、ぜひとも今回ご紹介した情報をもとにセルフ点検を心がけてください。