車の消臭は臭いの元から取り除こう! 嫌な臭いがするようになった時の対象法を徹底解説

車の消臭は臭いの元から取り除こう! 嫌な臭いがするようになった時の対象法を徹底解説

まずは敵を知る:車の臭いの元とは

車に乗っていると、臭くなっていることってありますよね。自分ではそう思わなかったけれど、他人を載せたら指摘された、ということもしばしばです。この臭いの原因は、直接的にはいわゆる新車臭であるプラスチックなどの臭いやタバコの臭い、ペットの動物臭や食べ物、更に乗員の体臭といった人為的なモノもあります。前者は時間が解決してくれることも多いですが、後者は時間で解決しないどころか、悪化していくケースもあります。前者の臭いは車のパーツとして使われているプラスチックから、臭いの元になる揮発性のある成分が漏れ出すことで発生するため、すべて出尽くしたら、臭いの元が車内から消えて、それ以上臭くなりません。一方後者の臭いの原因は、適宜、車の利用者によって持ち込まれるので、臭いの元が消えてなくなることがありません。また、臭いの原因に菌類やカビが関連していることが非常に多く、時間が経てば経つほど菌類が増えて、不快な臭いがきつくなります。

いきなり芳香剤はNG?

車が臭くなったと感じた際、多くの方がとりあえずスプレータイプの消臭剤・芳香剤に頼るのではないでしょうか。 実は、この手の消臭剤・芳香剤はスーツなどの衣服であれば、一定の効果を上げることができますが、車だと逆効果です。なぜなら、スーツや衣服であれば、消臭剤・芳香剤でその場しのぎの上、何日かした後で、クリーニング屋に出したり洗濯をすれば、消臭剤・芳香剤の成分を含む臭いの元が全部取り除くことができます。ところが車だと、丸ごと洗濯なんてことはできません。消臭剤・芳香剤の臭いが、他の臭いに勝っている時は良いですが、時間が経って芳香剤の臭いが弱まってくると、他の臭いと入り混じり、悪臭を構成する一つとなってしまうのです。



対処法① 臭いの原因を避ける

では、ここから順番に、臭いの対処法について見ていきます。悪臭対策その1は、臭いの原因をむやみに車内に持ち込まないことです。極力、車内で飲食するのを避ける、タバコも休憩中や車外で吸うようにしましょう。ペットは車に乗せるな、とまでは言いませんが、特に必要があるときにだけ乗せるようにしましょう。乗せる際も、事前に身体を洗ってあげて清潔な状態にしておいたり、キャリーケースに入れてシートなどに身体が触れないようにするなどの対策をする方がベターです。

対処法② 悪臭菌を滅菌する

すでにお伝えした通り、臭いに菌類やカビが関連している場合も多いです。クーラーの臭いはクーラー内部で増殖している菌類やカビが原因です。人間の汗臭さも、汗の中に含まれる成分をある種の細菌が分解させることで発生するもので、実は汗そのものは無臭なのです。これらの事実を踏まえて、悪臭対策その2は、悪臭を抑えるために臭いの原因になる菌類やカビに車内から追い出し、滅菌することです。スチームタイプの消臭剤は車内を一気に滅菌する効果があるので特におすすめです。また、エアコン内部にノズルで直接薬品を吹き付けるタイプもあるので、エアコンの臭いがどうしても気になる方は、そちらを購入して吹き付けると良いかもしれません。



対処法③ 悪臭菌を増やさない

滅菌で悪臭防止効果が期待できる商品を使って、ひとまず臭いが落ちても安心はできません。菌類やカビが勢力を増すと、また車内に悪臭が発生するからです。悪臭対策その3は、悪臭菌の数が少ない状態を維持することです。方法としては2つあります。1つ目は、定期的に滅菌を行うことです。例えば、二週間に一回、滅菌効果が期待できるスチームタイプの消臭剤を使用したり、クーラーを使ったときはその都度内部にノズルで薬品を吹き付けるタイプを使って清掃しておくといった方法です。
2つ目は据え置き型の滅菌効果が期待できる消臭剤を置いておくという方法です。このタイプの消臭剤は商品によって変わりますが、一カ月~三カ月ほどで効果が切れるので、交換する必要があるのを忘れてはいけません。もちろん、二つの方法を組み合わせることも可能です。

まとめ

今回は車内の悪臭対策について、ご紹介いたしました。人が利用している以上、納車されたときのままの状態にしておくのは難しいです。しかし、臭いが原因で酔う人がいることも考えると、可能な限り、良い状態にしておきたいですよね。そのためには日ごろのマメな対策が重要です。他の人に臭いを指摘されたり、自分で運転していて不快な思いをしないで済むようにしっかりと対策を実施しておきましょう。