インド向けEV事業で協力!?トヨタとスズキの特徴と代表車種とは?

インド向けEV事業で協力!?トヨタとスズキの特徴と代表車種とは?

知名度の高いトヨタとスズキ

日本にはたくさんの自動車メーカーがあります。中でもトヨタ自動車株式会社とスズキ株式会社は知名度が高い大手メーカーです。車のメーカーに詳しくない方でも、トヨタやスズキの名前なら聞いたことがあるという方は少なくないでしょう。それぞれ独自の販路を開拓していますが、2020年頃に電気自動車(EV)をインド市場に投入することに向けて、協力関係を築く覚書を締結したことで話題を集めました。インドはEV普及に力を入れており、トヨタとスズキが協力することで、強力なインドでのシェアを獲得できる可能性が高まっています。今回は、両者の特徴や代表車種をまとめてご紹介しましょう。

日本だけでなく世界にも販路を持つトヨタ

2011年~2015年まで、世界販売台数4年連続1位を記録したトヨタ。名実ともに日本を代表する自動車メーカーと言っても過言ではありません。国産自動車メーカーの中には、国内販売のみに力を入れている企業もありますが、トヨタは世界へも積極的に参入しており、世界的に有名なメーカーとして知られています。トヨタの車は、故障やトラブルが少なく、リセールバリューが高いことが特徴的です。アフターサービスも整っていることから、トヨタの車を愛用する人も多いです。2つの動力源を備えているハイブリットカーの開発や販売分野でも、他メーカーを牽引しています。



トヨタの代表車種「カローラ」

トヨタ|カローラアクシオ 152万円~(新車)
1966年に初代カローラが登場してから2016年9月までの累計販売台数が約4,410万台にも登るカローラ。トヨタの中でも特に有名な車種と言えます。カローラアクシオは、日本人向けに作られており、シートも若干小ぶりです。女性でも運転しやすく、小型乗用車としてのメリットを思う存分活かすことができます。特に内装のデザインが充実しており、実用的で使い勝手が良いことに加えて、上質なデザインに仕上げられることも高評価ポイントです。トヨタ車の魅力を堪能することができます。

ユニークな軽自動車を手がけるスズキ

ワゴンRなどの個性的な軽自動車を販売しているスズキ。2016年の国内シェアは第3位の実力があります。軽自動車に強い印象がありますが、走りもデザインも良いスイフトを発売したことでコンパクトカー分野でもその名を知らしめました。また、意外と知られていませんがインドで圧倒的な人気を誇るという特徴があります。2016年のインドにおける乗用車のマーケットシェアにおいて、マルチスズキは47.4%と半数近い数字を獲得しました。ちなみにマルチスズキとは、スズキとインド国営会社との合弁会社であり、インドを走るスズキはこのマルチスズキで製造されています。中国の人口約13.7億人に次ぐ、世界第2位の約13.1億人の人口を有するインドでシェアが広まることは、会社にとっても大きな意味を持つと言えます。



スズキの代表車種「ワゴンR」

スズキ|ワゴンR 107万円~(新車)
室内が狭いという軽自動車の欠点を、背を高くすることで解決した画期的なワゴンR。軽自動車のパイオニアとして認知されている、スズキの看板モデルです。女性や高齢者の方にも使いやすいことから、幅広い世代で支持されています。燃費性能にも優れており、スムーズな走り出しと軽快な走行で満足度の高い車種です。

まとめ

国内の有名企業であるトヨタとスズキ。EV事業が本格化するインドでシャアを伸ばす為に協力関係を築きました。世界的に有名で販売台数を伸ばす実力があるトヨタと、インドで圧倒的なシェアを誇るスズキの共同戦略は注目に値すると言えるでしょう。代表車種として、トヨタはカローラ、スズキはワゴンRなどが有名です。