トヨタの代表的なスポーツカー紹介!GRスーパースポーツコンセプトとは?

トヨタの代表的なスポーツカー紹介!GRスーパースポーツコンセプトとは?

世界的な自動車メーカー・トヨタ

1937年に設立された日本を代表する自動車メーカー・トヨタ自動車株式会社。2017年には世界販売台数が年間1,000万台を超え、世界的な企業として認知されています。トヨタと言えば、実用メインの大衆車をイメージする方が多いかもしれませんが、実はF1に参戦していたり、WRCで戦うなど、モーターレースの世界でも経験を積んでいる強者です。その歴史の中で、数々の名品と呼ばれるスポーツカーも販売してきました。今回は、トヨタの代表的なスポーツカーとともに、話題のGRスーパースポーツコンセプトについてもまとめてご紹介します。

トヨタの大衆スポーツカー「86」

トヨタ|86 262万円~(新車)
86(ハチロク)は、2012年から販売されているスポーツカーです。しげの秀一氏の代表作「頭文字D」で人気を集めたAE86をコンセプトに、世代を超えて多くの人から支持を集めています。「車離れが進む若者世代にも走る楽しさを知ってもらいたい」という思いが込められており、直感ハンドリングFRをコンセプトに開発されている点も特徴的です。コストパフォーマンスが良いことも魅力でしょう。小型かつ軽量であり、低重心・低慣性を実現しています。AE86のスピリットである「自分だけの1台を楽しみながら育てる」という趣旨を継承しており、スポーツカーならではの楽しさを堪能できる車です。



ヨタハチの愛称で親しまれた「スポーツ800」

1965年から1969年まで販売していたスポーツ800。原型は「トヨタ パプリカ」です。国内におけるモータースポーツの黎明期に、数々の名勝負を残し多くの人から愛されました。空気抵抗の少ないデザインは丸みを帯びて可愛らしいという特徴を有しています。総生産数はわずか3131台であり、売れ筋というわけではありませんでした。しかし、トヨタのスポーツカーの歴史を語る上で欠かせない存在と言えます。バタバタバタという独特のエンジン音を懐かしむ人も多いです。試作段階ではコックピットのようなキャノピー型でしたが、実用性や安全性を考えて、ドア型が採用されました。

007にも登場した「2000GT」

1967年に238万円という当時としては高価な値段で発売された2000GT。トヨタ自動車とヤマハ発動機の共同開発によって誕生しました。国内における伝説的なスーパーカーとして認知されています。世界的に人気のある007シリーズの映画「007は二度死ぬ」に登場したことでも有名です。1966年にFIA公認であるスピードトライアルに出場した際に、3つの世界記録と13の国際記録を更新した記録も残っています。実は生産する毎に約60万円の赤字が出ており、1970年に生産が終了しました。2018年現在、生産された2000GTのおよそ9割近くは、日本に残っています。



注目の「GRスーパースポーツコンセプト」

2020年に市販されることが検討されているGRスーパースポーツコンセプト。モーターレースなどで培った知識や経験が詰まっており、レーシングカー並みの性能を誇る車です。トヨタは、市販車をレベルアップしてスポーツカーとして販売することが多かったですが、GRスーパースポーツコンセプトは違います。いわば「公道仕様のF1」であり、発売された際には7000万円級の価格になるとされています。スポーツカー好きは、チェックしておいて損のない車でしょう。2018年1月に開催された東京オートサロン2018で初公開されると、発売前にも関わらず大きな注目を集めました。

まとめ

トヨタは大衆車だけでなくスポーツカーも手がけています。2018年現在、まだ販売されている86は、世代を越えて支持を集めている車です。また、過去販売された代表的なスポーツカーにはスポーツ800や2000GTがあります。2020年頃の販売予定のGRスーパースポーツコンセプトも、発売前から注目を集めています。