ダイハツの軽自動車の技術を取り入れ、ついにトヨタも軽自動車参入
- 2018.02.01
- 車種情報
ダイハツの技術を取り入れたトヨタ ついに軽自動車にも着手
これまで、ダイハツとトヨタの関係性は「軽自動車部門のダイハツ」と「高級乗用車部門のトヨタ」というような住み分けをしてきました。
しかし、近年とうとうトヨタがその不文律に終止符を打ちました。
現在、日本国内での軽自動車のシェア率は37%以上あります。
乗用車に的を絞っていたトヨタも、このシェア率に興味を惹かれるのは当然のことです。
乗用車は世界中がライバル会社にあふれていますが、軽自動車は日本だからこそ成り立っている自動車のジャンルです。
自然と軽自動車を進んで製作するのは国内企業だけということになります。
ライバル企業が少ないということは、顧客獲得もしやすいということにつながりますので、これからどのような展開になっていくのかが楽しみです。
ダイハツのOEM提供で展開されるトヨタの軽自動車 ピクシスメガ
トヨタの軽自動車として最初にご紹介したいのがこちら。
トヨタ|ピクシスメガ 135万円〜(新車)
ピクシスメガのベース車両は『ダイハツ|ウェイク 135万円〜(新車)』になります。
現在ダイハツが展開する軽ボックスの人気No.1車両です。
OEM提供ということですが、性能差などはなく単純にどちらのエンブレムを付けたいかというだけで選択することができます。
実際に使用されているグレード名なども全く同じで、価格差すらありません。
よくあるOEM提供による価格差が発生しないので、ダイハツ車に乗りたいかトヨタ車に乗りたいかで決めてしまいましょう
ダイハツのOEM提供で展開されるトヨタの軽自動車 ピクシススペース
角張ったボディー形状が特徴の[トヨタ|ピクシス スペース 132万円〜(新車)]は、2017年4月に販売終了された『ダイハツ|ムーブコンテ 103万円〜(新車)』のOEM車種になります。
90度開閉が可能となっている各ドアは、お子様からお年寄りまで乗り降りがしやすく、妊娠中の女性にも配慮されている自動車です。
燃費性能も高く、27.6km/Lのカタログデータ値はさすがの一言に尽きます。
フロントウィンドウも広く、前方視認性の良さは初心者ドライバーでも安心です。
小回りも利くため、路地などにも強い自動車といえるでしょう。
ダイハツのOEM提供で展開されるトヨタの軽自動車 ピクシス バン
軽自動車の商用車といえば、運転中に目にしない日はないというほど世の中に出回っている売れ筋ラインになります。
そんな商用車というジャンルで、ダイハツの根強い人気車種がダイハツ|ハイゼット カーゴ 92万円〜(新車)です。
荷室も広く、ロングライフな高耐久車になりますが、そんな売れ筋車種をトヨタ|ピクシス バン 92万円〜(新車)としてOEM提供されています。
更にいえば、『ハイゼット』と銘打っている車種は『ピクシス』として軽トラックも存在しています。
ハイゼットトラックは、軽トラックのトップシェア車種になります。
やはり価格差はなく、エンブレムのみの変更となっているようです。
既にトップシェアを獲得しているハイゼットシリーズのOEM車種です。
ピクシスバンの性能は折り紙つきということになります。
ダイハツのOEM提供で展開されるトヨタの軽自動車 ピクシス エポック
多くのピクシスシリーズの中でも、この『トヨタ|ピクシス エポック 84万円〜(新車)』は人気の高いOEM車種になります。
愛らしいその形状は『ダイハツ|ミライース 84万円〜(新車)』から来ています。
OEM車両ですが、そのボディーカラーは全14色と多彩で、シックでクールなカラーリングから可愛らしいカラーリングまでラインナップされているので、年齢層も性別も気にすることなく選択することができる魅力的な自動車です。
燃費性能がとても高く、2WD車であれば35.2km/Lという脅威の数字をたたき出しています。
CVTの採用で、力強い走りと高い静粛性が魅力的な軽自動車になっています。
エコカー減税対象車ですので、新車購入をする楽しみも大きいです。
軽自動車として使用していても、広いラゲッジスペースや広々としたリアシートなどは、軽自動車を感じさせないほどの快適性も併せ持っています。
まとめ
ダイハツとトヨタだからこそできる対等な立場でのOEM関係は、これからの軽自動車のシェア率向上に大きく貢献してくれることでしょう。
これまではダイハツとスズキの争いでしたが、ダイハツにはトヨタの強い援護射撃を受け販売台数の底上げが期待できそうです。
トヨタのエンブレムを着けた自動車であっても、ダイハツのメーカーから自動車ディーラーへの販売で利益は確実に上がっていきます。
どんどんと販売台数を増やして、自動車業界を盛り上げて欲しいですね。