トヨタで最大のボディサイズ! セコイアの魅力と購入時の注意点

トヨタで最大のボディサイズ! セコイアの魅力と購入時の注意点

セコイアの新車価格と魅力とは

トヨタ自動車|セコイア 約525万円~(新車)
セコイアは2000年に販売が開始されたフルサイズSUVです。「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略で、車体が大きくてパワフルなので多くの荷物を運んだりアウトドアに出かけたりする際に最適な車です。トヨタのSUVのなかではボディサイズが最も大きいですが、耐久面はライトな仕様となっているため重量が比較的軽めなのが特徴です。目の前で見ると想像以上に迫力があります。現行モデルとしては「SR5」「TRD Sport」「Limited」「Platinum」の4種類あり、SR5と最上級のPlatinumモデルでは約174万円の価格幅があります。



セコイアがあまり知られていない理由とは

一般的に、トヨタのセコイアと聞いてもピントくる人は少ないと思います。町中を見てもこの車が走っていることはあまり多くありません。それもそのはずで、じつはトヨタのセコイアは北米トヨタでしか製造されていません。つまり逆輸入車ということですね。アメリカとカナダで販売されており、日本で購入するには輸入車を扱っているお店から購入する必要があります。アメリカでは大型の車が人気ですが、日本では小型の車や軽自動車が人気なので、わざわざセコイアを逆輸入して手に入れようという人は少ないかもしれませんね。ただし、車好きの人にとってセコイアは魅力的な車で、元SMAPの木村拓哉さんの愛車としても知られています。

セコイアはナンバー登録がポイント

車のナンバープレートの右上には3桁のナンバーがあることをご存じでしょうか。実は、自動車は車の用途・車両サイズ・排気量によって0~9ナンバーに分類されています。普通乗用車であれば2ナンバーか3ナンバーで、セコイアの場合は3ナンバーに登録されます。しかし、セコイアは車内が広いため普通貨物車の1ナンバーに登録することも可能です。1ナンバーでは重量税が7割、自動車税が約7~8割安くなるというメリットがあります。1ナンバーの場合は車検が年1回となりますが、それでも納税金額を大幅に減らすことが可能です。ただし、1ナンバー登録を行うと定員乗車数が8人から5人となり、高速道路の料金も高くなります。



大型車両を購入する際の注意点

やはり日本は道が狭いため、大きな車は運転しづらく、道路によってはある程度のハンドル技術が必要となります。また、車両制限がある駐車場の場合には利用不可能な場合も少なくありません。たとえば、セコイアの場合は横幅2.2m、高さ1.89m、長さ5.21mです。立体駐車場であれば高さ制限に引っかかることがあり、平地のコインパーキングであっても横幅の制限に引っかかることがあります。大きい車を日本で所有するにはそれ相応の覚悟が必要のようです。また、逆輸入車はほとんどが左ハンドルのため、普段から右ハンドルの車を運転している方にとっては慣れが必要です。特に、右折時の視界の悪さや発券機の操作は面倒ですね。

まとめ

トヨタのセコイアは車体の大きさのわりに、重量が軽く設計されているSUVです。日本では販売されていない逆輸入車で、アメリカとカナダでのみ製造・販売されています。また、セコイアは普通乗用車として3ナンバー登録するか、普通貨物車として1ナンバー登録するか選択することができます。1ナンバーでは車検回数が増えますが、それ以上に税金を安く抑えることが可能です。さらに、日本の道路は狭く右ハンドル前提の設計になっているため、左ハンドルの車はある程度の慣れが必要となります。逆輸入車で価格も高級車の部類に入るセコイアですが、圧倒的なパワーと存在感は大きな魅力です。一度乗ると手放せなくなるかもしれませんね。