車を処分するには? 廃車するうえで知っておきたい4つのポイント

車を処分するには? 廃車するうえで知っておきたい4つのポイント

廃車は売却できない時の最終手段

車を処分する方法にはいくつか種類がありますが、廃車を選択すると税金などによって支払いが発生するケースが多いです。一番お得なのは、車を査定に出して業者に買い取ってもらったり、オークションで売却したりする方法です。たとえ国内で需要が少ない古い車種であっても、独自の販売ルートを持つ業者によっては想像以上に金額が高くなることがあるので、査定で価格がつかなかった場合のみ廃車の手続きを行うようにすると無駄がありません。以前は廃車にお金がかかることが常識でしたが、無料で車を引き取ってくれる業者も多く登場してきています。廃車手続きを行う前に一度探して確認してみることをおすすめします。



廃車にかかる費用と内訳

廃車にするには運輸支局にて永久抹消登録を行う必要があります。最低限かかる費用としては、リサイクル費用として普通車なら10,000円~20,000円、抹消登録費用350円です。これに加え、自走できない車は運搬料が発生します。また、業者によっては解体費用で約10,000円、手続きの代行で約2,000円~10,000円かかります。ただし、実際には車を解体する際、そのときの鉄の相場によっては10,000円~30,000円ほどで車を買い取ってくれる場合もあり、むしろ廃車によってプラスになるケースもあります。ちなみに、軽自動車の場合はリサイクル費用が7,000円~16,000円と安くなります。

解体業者に頼むとお得

廃車手続きでは、最終的に車を解体して届け出る必要があります。そのため、配車の方法は中古車を扱う業者やディーラーに廃車を依頼する方法と解体業者に依頼する方法に大きく分かれます。多くの方は何も考えずに馴染みのある店で廃車を行なっているのではないでしょうか。しかし、廃車の際は最終的に必ず解体業者が仲介するため、自分で直接業者を探した方が費用の面でメリットが大きいのです。特に、ディーラーで下取り価格がつかず廃車を進められた場合などは、自分で解体業者を探してみると、きちんと買い取ってくれることも少なくありません。手間は少しだけかかりますが、コストを気にするならばぜひ検討してみましょう。



払いすぎた税金は戻ってくる

基本的に、車の所有者には自動車税が課されており、1年分を一括で支払っています。実はあまり知られていませんが、廃車にすると払いすぎている自動車税が月割りで還付される仕組みとなっています。これはディーラーによっては説明してくれないこともあるため、廃車の際に必ず知っておきたいポイントの1つですね。また、自賠責保険についても税金と同じく還付される仕組みとなっています。廃車手続きを行うと数ヶ月後に還付通知書が送られてくるため、金融機関で還付金を受け取ることができます。特に面倒な手続きなどはありませんが、軽自動車の場合は返金されない点や還付されるまでにある程度の時間がかかることがあるので注意が必要です。

まとめ

基本的に、廃車は車に査定価格が付かない場合の手段として考えましょう。一般的には廃車の手続きに費用がかかりますが、価格がつかなかった車であっても解体業者が買い取ってくれる場合があります。費用を安く抑えるためには、ディーラーなどに依頼するのではなく、自分で解体業者に依頼し、自分で廃車手続きを行うようにしましょう。その際、支払いすぎている分の税金などは払い戻されることになります。
車を処分する方法はいくつかありますが、廃車であっても費用がかからず、むしろプラスとなるケースも存在します。手間を惜しまずにコストのみを考えれば、依頼する業者を複数検討しておくのが最も良い方法ですね。