ヘッドライトを交換するには?交換方法や注意点などを要チェック
- 2018.02.02
- 車の知識
ヘッドライトの寿命と交換時期
車は消耗品のため、使っているうちに様々な部分に交換や修理が必要となります。一般的に利用されているヘッドライトに使われるランプは、ハロゲンランプとHIDが有名でそれぞれ特徴が異なります。ハロゲンランプは1960年頃から使われており、寿命は約4年です。光がだんだんと弱くなっていくのではなく、急に付かなくなります。一方、HIDは1990年頃から使われ始めたライトで、寿命は約5年です。HIDはだんだんと光は弱まるため、寿命がわかりやすいです。ただし、ヘッドライトは車体が大きく揺れた際に点灯したり、夜道が確認しづらくなってきたりした場合、寿命にかかわらずすぐに交換するのが無難です。
ディーラーや専門店で交換する
ヘッドライトはディーラーや専門店で交換することができます。ディーラーの場合、ライト自体の価格や工賃が高くなりがちですが、自動車の性能を熟知しているため、最も安心な交換方法です。またランプの種類についての相談がある時などは、やはり自分の車を知り尽くしたディーラーに頼むのが最良です。一方で、自動車の専門店などに頼むとディーラーに頼むより費用が安く済む場合が多いです。もちろん、プロの整備士が交換してくれるため、こちらも基本的には何の問題もありません。専門店での交換では、ハロゲンランプの場合は500円~1,000円程度、HIDの場合は5,000円ほどが相場となっています。
ライトを買って自分で交換する
車のヘッドライトの交換は、技術的に難しいことがあまりないため、ライトさえ手に入れれば自分で交換することも可能です。工賃がかからないため、交換費用が最も安い方法ですね。大まかな方法としては、車のボンネットを開け、ヘッドライトのコード・防水用ゴムカバー・ライトを取り外して新しいライトを取り付けることになります。慣れれば簡単な作業ですが、自分で交換するのがどうしても難しい人や時間がない人は無理せず業者に頼むのが無難です。また、HIDの場合は商品によって取り付け部分のサイズや形状が異なる場合が多いです。HIDヘッドライトは本体の価格も高いため、必ず購入前に確認しておきましょう。
ヘッドライトは余裕を持って交換しよう
夜間に走行したり、トンネルを通過したりしなければヘッドライトが切れていてもあまり支障はありませんが、ヘッドライトが点かない状態での走行は交通法違反となります。その場合、「整備不良」という名目で切符が切られます。整備不良は基本的に車検に通らない車で走行した際に適用されるため、たとえ片方はランプが付いていても罰則となってしまいます。また意図的ではなくとも、走行の途中でライトが点かなくなって気付かない場合もあります。その後すぐに警察に見つかると、もちろん切符は切られてしまいます。少し理不尽な気もしますが、そうならないためにも寿命が近いランプは余裕を持って交換するようにしましょう。
まとめ
ヘッドライトはハロゲンランプとHIDが有名で、ハロゲンランプは価格が安く、HIDは価格が高い分寿命が長いです。業者やプロに頼むと手間がかからずに安心ですが、費用を安く抑える為には自分で交換するのがおすすめです。特にハロゲンランプの場合はいきなり点かなくなることもあるため、余裕を持って交換しておきましょう。エンジンなどのトラブルとは違って、ヘッドライトの交換は挑戦する機会が何度も訪れるものです。車好きな人は自分で交換することの方がむしろ多いと思います。今後もいろいろな車を所有していくならば、自分である程度車をメンテナンスし、自動車に詳しくなっておくのも良いかもしれませんね。