トヨタ ヴィッツのモデルチェンジによる変化
- 2018.02.02
- 車種情報
初代ヴィッツから始まる流れを辿る
1999年1月にデビューしたトヨタ|ヴィッツ 91万円~(新車)は、当時1,000ccクラスの自動車があまり世の中の注目を浴びていない状況の中発売された自動車です。
シンプルイズベストと言うかのような質素なインテリアは、そのまま車両価格に反映され、当時大流行していたビッグセダンのセカンドカー的な立ち位置からのスタートを切りました。
ヴィッツ初の走行性能を高めるための排気量アップ
登場後わずか7ヶ月という早さで、ヴィッツは1999年8月に初のマイナーチェンジをすることとなります。
1,000ccのみであったエンジンは、1,300ccと1,500ccのエンジンを搭載した乗用車へと姿を変えました。
このことにより、セカンドカーとしてのヴィッツからファーストカーへと立場を移していったのです。
しかし、標準グレードではインテリアは従来のまま必要最低限のシンプルなもので、多くのパッケージやグレードの選択をすることで実用レベルにまで引き上げる方式をとっていました。
91万円からの価格帯は変わらなかったものの、実際に選択されるのは120万円クラスのものがほとんどでした。
4代目ヴィッツからのカラーバリエーションが充実 商用車としてもシェアされる
2000年12月に2度目のマイナーチェンジを経て、3度目のマイナーチェンジを2001年12月に行いました。
鮮やかなパステルカラーなどが加わり、カラーバリエーションにも厚みができました。
俄然乗用車としての面が強くなったマイナーチェンジになります。
また、商用車としての利用が多いことも踏まえ、91万円からの新車価格が88万円からとさらに購入しやすい価格帯へと踏み込むこととなります。
初のフルモデルチェンジを経て近代的な自動車へとランクアップしたヴィッツ
多くのマイナーチェンジを踏まえ、2005年2月に初のフルモデルチェンジを迎えます。
愛らしいビジュアルが、精錬されたシャープさを醸し出すものへとなりました。
インテリアにも高級感を持たせ、居住性も高くなりました。
特に、ラゲッジスペースの広さは毎日の買い物などに便利になりました。
リアシートを収納した際には、積載能力も大幅にアップしているためちょっとした旅行にもフットワークが軽く動くことができます。
現行の最終フルモデルチェンジからマイナーチェンジをによるヴィッツの変化
更に多くのマイナーチェンジとフルモデルチェンジを経て、2010年12月に現行フォルムへとフルモデルチェンジしたヴィッツですが、スパルタンで攻撃的なビジュアルへと変貌を遂げました。
ハイブリッドモデルもラインナップされ、販売台数は第2位となっています。
ハイブリッドモデルがある中でも、販売台数第1位を守っているのは1,000cc FMパッケージ CVT 118万円(新車)のガソリン車です。
商用車としてのシェア率がとても多いようです。
Toyota Safety Sense Cの搭載と、ボディーカラーのラインナップも増えたことで人気の高さに衰えを見せません。
最新マイナーチェンジは2017年1月で、とても扱いやすいコンパクトカーになっています。
まとめ
1999年の登場から合計18回のマイナーチェンジとフルモデルチェンジを繰り返して現在のフォルムに至ったヴィッツは、現在もなお販売台数を伸ばす大ヒット自動車となっています。
トヨタのこれまで辿ってきたフォルムだけではなく、スバルのセンスも組み合わさったことでヴィッツはより精錬されたビジュアルの自動車となりました。
この先もヴィッツは進化を続けるでしょう。
より精錬された機能美とともに。