トヨタ ヤリスってどんな自動車? 最近話題のヤリスを知ろう

トヨタ ヤリスってどんな自動車? 最近話題のヤリスを知ろう

トヨタ ヤリスの活躍 WRCで大暴れのヤリスってどんな自動車?

最近WRCの情報を見ていると、見覚えのない車種名が目を惹くようになっています。

トヨタ|ヤリス ???万円(新車)

今の時点では『ヤリス』の車種名で新車購入するのは難しいです。
実は、ヤリスは『ヴィッツの海外名』なのです。
つまり、ヤリスを手に入れようと思った場合『ヴィッツを逆輸入』するということになるのです。

国産車のヴィッツを逆輸入するメリットって何?

ヴィッツは紛れもない国産車です。
それを、わざわざ逆輸入してまでヤリスにこだわる必要があるのでしょうか。

逆輸入車のメリットは、乗用車として使用する場合には特にありません。
日本国内の道路は、最高速度100km/hまでの制限速度に縛られています。
そのため、国内仕様でも海外仕様でも利用できる性能に関しては同レベルまでなのです。

しかし、レースに使用するとなった場合は大きなメリットが発生します。
一例ですが、海外仕様車には性能を制限するリミッターの概念がありません。
そのため、後作業でわざわざリミッター解除をする必要がないのです。
市販車ベースのレースの場合、やらなければならない作業が少ないほど他の作業に時間が使えるので、ベース車両の基本性能が作り込みに影響してくるのです。


WRCで使われてるヤリスの装備って? 本当に効果があるの?

現在『Toyota Gazoo Racing』で使用されているWRカーにはヤリスが使用されています。

大型リップスポイラーは、車体を地面に押さえつける働きをしてくれるため、路面が荒れていてもフロントタイヤを地面に設置させてくれます。
更に、2枚の羽を持つリアスポイラーがリアタイヤを押さえつけます。
この2つのスポイラーが、ヤリスに力強いグリップ力を与えてくれるのです。

アンダーカバーやディフューザーが車体した側の空気を整流排出するので、僅かな走行抵抗となる空気を排除しつつ、スポイラーの押さえつける力を助長してくれます。
これをダウンフォースといいます。

ちょっとした装備品ですが、0.1秒を争うレースの中ではこれらの効果が勝利への鍵となるのです。
過剰といえるほど派手な装備ですが、レースの中では確実に効果があります。

Toyota Gazoo Racingのヤリスのエンジンについて覗き見してみる

現在Toyota Gazoo Racingで使用されているヤリスのエンジンは『1,600cc直噴ターボエンジン』を採用されています。
ヴィッツのエンジンで最もパワフルなサイズは1,500ccでしたが、ヤリスは1,600ccエンジンを搭載しています。
しかも、特別チューニングを施した『380馬力』を叩き出すモンスターマシンが、Toyota Gazoo Racingのヤリスとなります。

ハイパワーモンスターエンジンにも関わらず、運転のしやすさは本来のヴィッツのそれと変わらないのが凄いところです。
最高速度を求めたチューニングを施すと、低速トルクが失われてしまいいつ破綻してしまうか分からない不安と隣り合わせの走りとなりますが、WRCを走り抜けるためのチューニングは低速トルクをしっかりと確保したローギヤードチューニングです。

一般道をゆっくり走行するのも容易いエンジンが、200km/h以上でレースを走り抜けるというのですから不思議なものです。


結局ヤリスはヴィッツ? どうしても手に入れたければどうすればいい?

どうしてもヤリスを手に入れたい、ハイパフォーマンスなヴィッツを楽しみたい。
そんなワガママを実現するためには、逆輸入に強い自動車業者を見つける必要があります。
特に、ヨーロッパとのつながりが強い業者を探すことでそのワガママは現実味を帯びてきます。

そうはいっても、そんな業者を見つけるのは容易ではありません。
自動車ディーラーに依頼してみるというのもひとつの方法ですが、取り寄せてもらえる可能性は少ないです。
仮に取り寄せの依頼をするのであれば、狙い目は[ヤナセディーラー]などの外車ディーラーです。
どこかからトヨタモーターヨーロッパへのつながりがあれば、現地のヤリスを取り寄せることができます。

少しハードルは高いですが、トライしてみるのは良いでしょう。

まとめ

現在ヴィッツは最後のフルモデルチェンジから時間を置いています。
業界内では、ヴィッツは次のモデルチェンジを踏まずにヤリスへのシフトチェンジも示唆されています。
近い将来、国産ヤリスとしてあなたのお手元にヤリスが届くこともあるかもしれません。