車を購入する前に知っておきたい!車の登録番号について

車を購入する前に知っておきたい!車の登録番号について

車の登録番号とは

車を購入した場合、車の登録番号を決めなくてはいけません。
車の登録番号というのは、いわゆる車の『ナンバー』のことを指します。
車の登録番号は駐車場の契約時や任意の保険に加入する際など、様々な場面で必要になってくるので、あらかじめきちんと決定しておく必要があります。



車の登録番号と車両番号って何が違うの?

そんな登録番号ですが、車検証などを見ると『自動車登録番号又は車両番号』などのように記載されており、登録番号と車両番号の違いがわからず混乱する人が多いのですが、実は登録番号と車両番号は同じナンバーを示すものです。
では、なぜこのように呼び方が違ってしまっているかというと、登録番号は普通自動車用、車両番号は軽自動車または原付バイクなどに付与されるものといった違いがあるからです。
普通自動車には登録する制度があり、そのときに登録番号が必要になってきます。
そして登録された登録番号は、自動車の後ろのナンバープレートに記載されます。
一方、軽自動車や原付きバイクなどには登録制度がありません。
そのためナンバープレートに登録番号を記載する必要がなく、車両番号として取扱われるのです。

自分の希望するナンバーを選ぶことはできないの?

1994年まで自動車のナンバーは好きな番号を選ぶことはできず、付与されるナンバーを使用するしかありませんでした。
そのため、付与されたナンバーが気に入らなくても使用し続けるしかありませんでした。
しかし、1995年から自分の希望するナンバーを選べる『希望番号制度』が始まり、自由に車のナンバーを選ぶことができるようになりました。
もちろんナンバーが被ってしまうことがあってはいけませんので、すでに使用されているナンバーを選ぶことはできませんが、ある程度自分の希望するナンバーを選ぶことができるようになっています。
この制度は非常に好評で、より自分の所有者に愛着がわく制度だとして高く評価されることとなりました。
希望番号制度はその名の通り希望する番号を選ぶことのできる制度ですが、一度決定するとそう簡単に変更することはできませんので、いざ決めるときにはしっかり考えてから決めるようにしましょう。



車のナンバーからその車の持ち主を調べたいとき

自動車のナンバーは本来自分の所有する車を示すために活用するものですが、万が一のときに活用することができるものでもあります。
例えば事故にあったり目撃したりしたときに事故現場から事故を起こした車両が逃走した場合、ナンバーを覚えておけばその車の所有者をナンバーから割り出すことができます。
また、車のナンバーは、自分の契約している駐車場に違法駐車されていたときなどにも活用することができます。
ただしストーカー事件に関する被害が増え、個人情報の保護に関して厳しくなってきたこともあって、簡単に自動車のナンバーからその所有者を特定するようなことはできなくなってしまいました。
こういった制度の変更には賛否両論ありますが、その他の犯罪につなげないためにもこういった処置が必要になってくるということですね。

まとめ

車の登録番号について詳しく解説してきました。
車の登録番号・車両番号は、普通車や軽自動車を所有するうえで必ず必要になってくるもので、様々な場面で必要になってきます。
いざ必要になったときに『車両番号って何だったっけ…?』とならないよう、あらかじめ車の登録番号や車両番号に関する最低限のことはきちんと理解しておきましょう。
また、これから自動車を購入する方は、自分の希望するナンバーを選べる制度である『希望番号制度』という制度があるということも理解しておきましょう。
希望のナンバーにすると所有している車にますます愛着がわくので、ぜひ購入前に自分の希望するナンバーの候補をいくつかあげておくことをおすすめします。