ポルシェと言えば911?ケイマンの存在を忘れずに!ケイマンの魅力

ポルシェと言えば911?ケイマンの存在を忘れずに!ケイマンの魅力

911だけではない!ポルシェのスポーツカー

ポルシェと言えば、911と言うほどポルシェのイメージは偏っていますが、911以外にもポルシェには魅力的なスポーツカーがあります。ここでは、ポルシェ ケイマンの魅力を語っていきましょう。
2人乗りのミッドシップスポーツカーのケイマンは、他の車種にはない魅力をたくさん持っています。ボクスターから生まれたこのモデルは、911に隠れた名車とも言う事ができるほど、スポーツカー好きには魅力的な1台です。
ポルシェと言えば、RRエンジンのイメージが強いですが、ケイマンはドライバーの30センチ後ろに6気筒のボクサーエンジンを搭載し、鋭い走りを見せます。適切な重量配置が軽快な走りを演出し、ドライバーをやる気にさせます。



ケイマンのデビュー

元々ボクスターのクローズドモデルとしての誕生が、ケイマンの始まりでした。ボクスターはポルシェのオープンカーとしての立ち位置でしたが、そのクローズモデルとして誕生し、強い剛性から素晴らしい走りを見せる1台になりました。
始まりは2005年9月にケイマンSが発表されたことからでした。フランクフルトのショーでケイマンが発表されて、新しいモデルがポルシェに生まれました。各部のパーツはボクスターと共通で、ボディタイプが異なるのが、ケイマンという位置づけになります。
この「ケイマン」と言う名前の由来は、アリゲーター属の爬虫類のケイマンが元になっています。

走るケイマン その隠れた走行性

実はケイマンは走りの性能の高さを見せるモデルです。本来RRよりもMRの方が、重量配置的に有利になるので、ケイマンの方が911よりも走行性の可能性は高くなります。しかしポルシェのメインは911ですから、上位車種の911のラップタイムが早くならないように、性能を制限することで遅くなるように配慮されていました。
初代のケイマンは、911(997型)のシリンダ-ヘッド とクランクケースの組み合わせでパワーユニットが形成され、さらにボクスターのエンジンブロックをベースに造りだされました。120キロを超えると8センチ自動で持ち上がってくるリアスポイラーなど、走行性を考えて造られたスポーツカーです。
もちろん戦略の関係で911を上回る事がありませんが、それでも高い走行性でドライバーを楽しませる車に仕上がっています。



718ケイマンの魅力は?

2016年に新型のケイマンがフランクフルトで発表され、発売が開始されました。それが718ケイマンでこれまでの自然吸気の6気筒エンジンを離れ、ターボ付きの4気筒エンジンに変更されました。
それに伴い、ケイマンとボクスターのプライスが今までのイメージを覆し、クローズモデルであるケイマンの方が安価になりました。エンジンもボクスターと変わらなくなり、718モデルのエンジン出力も全く同じになります。ダウンサイジングターボでありながら、標準グレードでも最高300馬力、上位モデルの場合は最高350馬力を誇ります。
ケイマンは600万円台から購入できるスポーツカーとして、新しいケイマンは手の届きやすいポルシェになります。

まとめ

ポルシェ ケイマンは911には及ばずとも鋭い走行性で、ドライバーを楽しませ、驚かせるモデルです。718モデルになってから、自然吸気ではなくダウンサイジングターボにエンジンユニットが変更されましたが、それでもポルシェの水平気筒エンジンである事には変わりません。
重量バランスが良いケイマンは、911モデルに劣らないポテンシャルを有しているモデルです。もちろん足回りやパワーユニットが911とは異なりますので、運動性能は劣ります。しかし新しいモデルになってさらにパワーアップしたケイマンは、ポルシェ好きでなくとも注目の1台です。ボクスターと比べて390万円ほど安く購入できるので、コスパが優れたスポーツカーでもあります。
ポルシェというラグジュアリーカーを始めに購入するなら、ケイマンがオススメのモデルです。新しくなったエンジンをぜひ体感してみませんか?