ドライブシャフトって?折れると大変!異音がしたらすぐ修理 その点検方法とは?
- 2018.02.05
- 車の知識
ドライブシャフトというパーツとは?
ドライブシャフトは、自動車の中でも重要な役割を果たしているパーツで、簡単に言うと動力を伝えているパーツです。エンジンかギアボックスを通して伝えられた動力は、ドライブシャフトというこのパーツを通して伝えられるので、ドライブシャフトは車の数あるパーツの中でも重要なパーツの一つです。
走行中もドライブシャフトが止まらずに回転する事で、タイヤに動力が伝え続けられます。路面に凹凸があっても、ハンドルを切った時でも、上下左右に動く事で途切れる事なく回転し続けます。フロントドライブの場合には前に、FR車の場合には、リアのギアからタイヤまでの車体後方にあります。
ドライブシャフトに異常が出るとこうなる
もしドライブシャフトから異音が生じるようになると、ドライブシャフトにキズが付いたり、ドライブシャフトブーツの破れていたりという異常が見られます。もし異音が生じるようになってすぐに修理をすれば、何とか再利用できる可能性もありますが、異音がしたまま乗り続けると部品交換しか修理方法がなくなります。
ハンドルを切った時に、コロコロと音がしだすと、ドライブシャフトブーツが劣化し、中のグリス切れという事です。ブーツが破れて中のグリスが無くなり、金属同士がぶつかるのがコロコロという異音の原因になります。
ドライブシャフトブーツの中には、いつもグリスが埋まっていてスムーズに動作しないといけないので、異音が生じるという事は、すでに異常な状態です。金属同士が擦れると金属摩耗を起こし、使用不可能になるので、すぐに修理が必要です。
普段の点検方法とは
普段できる点検方法として、ハンドルを切って、ドライブシャフトブーツの破れていないか確認するという方法があります。ハンドルを目一杯切ると、タイヤとタイヤハウスの隙間からドライブシャフトブーツが見えます。
ドライブシャフトブーツの周りに、グリスの跡があったり、油が飛び散っていたりする形跡があれば、すでに破れている証拠です。ホイール周りにグリスの跡があるのかの確認は、異常を早期に発見するポイントになります。
異音がしだしてからすぐに修理をすれば、大きな問題にはならないので、頻繁でなくても思い出した時に点検をするという形でも問題無いでしょう。車検の検査項目になりますので、2年に一回の車検の際に確認をしてもらう項目です。
ドライブシャフトブーツは何年に1回交換?
ドライブシャフトブーツの交換は、5年に1回か10万キロに1回とされています。もちろんこれは大まかな目安に過ぎませんので、走行条件などによって大きく異なります。
しかし目安として覚えておくと、自分の愛車の部品交換時期の予想ができます。定期的な点検をティーラーや自動車整備工場で行っているのであれば問題ありませんが、車の使用頻度が高いのであれば、自分での点検をまめにしておきましょう。 ドライブシャフトブーツの破れが大きくない時に発見できれば、修理費も少なく簡単に行えます。
できるだけ車に負担が無いように、点検をして早期に修理を行うのは、愛車を長持ちさせ、良いコンディションを維持するのに欠かせません。
ドライブシャフトの交換は自分でできる?
ドライブシャフトの交換は、ジャッキスタンドなどがあれば、自分で交換する事も可能です。しかし専門工具がいる事や、エンジンの動力を車輪に伝える重要なパーツという事もあり、専門家に依頼する方が安全と言えます。
自分で交換する工具と、知識を持ち合わせているのであれば、自分で交換する方法もありますが、出来れば自動車整備工場での交換をオススメします。特にドライブシャフトブーツは、消耗部品と言えますので、定期的に交換しなければいけない部品と覚えておきましょう。
まとめ
ドライブシャフトは車を走らせるのに、重要なパーツの一つです。もしドライブシャフトに異常があるまま走行を続けると、ドライブシャフトが折れるという事態にもなりかねません。
重要な事態になる前に、定期的な点検や、早期の修理が必要になるパーツです。ドライブシャフトの点検は、簡単に外から見られる点検ですので、誰でもできる方法です。もし異常が続いたまま走行続けると、ドライブシャフトが折れるという事態を招きかねません。
せっかくの愛車のコンディションを守るためにも、定期的にドライブシャフトブーツが破れていないか確認しましょう。