ブガッティ・シロンの驚愕の走行性能とは!?

ブガッティ・シロンの驚愕の走行性能とは!?

1,500馬力を誇る車

フランスにはブガッティ・オトモビルという自動車メーカーがあります。2016年のジュネーブ・モーターショーでブガッティは、ラグジュアリースーパーカー「シロン」の販売を発表しました。
驚くべきポイントは、エンジンは16気筒の排気量8リッターという、私達が日常で自動車という観点の認識からは、桁外れのエンジン容量が備わっています。またターボチャージャーが4基搭載されています。
さらにエンジンは1,500馬力という高出力を誇る性能が備わっています。この1,500馬力という数値は2018年現在でも自動車メーカーの販売至上、最高出力の数値としてマークされています。
これだけの馬力を持つブガッティ・シロンは最高値420km/hまで速度が上げられる車として、その名が広まっています。



時速420km/hを記録

最高速度を記録した420km/hは、リミッターにより制御された値であることも付け加えておきます。シロンの機能性は理論上では、さらに上をマークできる速度を出すことが可能です。
しかしリミッターを作動させる、ひとつの要因として現時点において時速420km/h以上の速度に、確実で且つ安全に耐えうるタイヤが存在しないという現実があります。ブガッティは時速420km/h以上でも走行可能なシロン専用のタイヤを、タイヤメーカーと共に開発している段階であるといいます。
今後、このシロン専用のタイヤが採用されることによって新たな最高速度記録が出た場合、自動車産業において発展技術という面でも注目したいポイントですね。

シロンの先代モデル・ヴェイロン

これだけの高性能な車を世に送り出す自動車メーカーのブガッティは、このシロンの先代モデルである「ヴェイロン」を更にパワーアップした車として話題となりました。
ヴェイロンは2005年に販売が開始された車です。そらから約10年の時を経て、2015年には生産台数450台を完売させて販売が終了となりました。ヴェイロンのエンジン出力が約1,000馬力を誇ると同時に、ヴェイロンの価格は販売当初の日本円で1憶6,300円以上という莫大な値段が付きました。
購入者は日本に関わらず世界の富裕層が買い求められる車の位置付けとなりましたが、ヴェイロンを購入する希望ユーザーに対して、ブガッティ側の審査があるのもこの世界の特徴ともいえます。



約3憶円の値が付くブガッティ・シロン

ブガッティ・シロンはラグジュアリースーパーカーの名に相応しい約3憶円の価格となりました。先代モデルのヴェイロンと比較して約2倍弱の値段が付き、シロンが販売発表された2016年にはその価格帯にも驚きの話題を呼びます。
更に価格やエンジン性能の他にも、0~100km/hまでの加速性能はたった2.5秒であるという俊敏である証拠と根拠を示しました。また2017年には、0~400km/hのタイムトライアルで41.96秒という加速数値の世界レコードを更新したことにより世界中にブガッティ・シロンの名を広めていきます。
まさにブガッティ・シロンは世界筆頭のハイパワーカーとして認知されています。

まとめ

ブガッティ・シロンは世界で販売台数が500台と設定されています。先代モデルのブガッティ・ヴェイロンは450台が完売されました。シロンが約3憶円規模の価格帯であっても、購入希望者によって売り切られてしまうことも考えられます。まさに「地球は広い」といえる現象です。
ブガッティが世界に誇れるシロンというスーパーカーは、走行性能に対しても限界に挑んだ最新技術の結晶ともいっても過言ではありません。
時速420km/hを叩き出すブガッティ・シロン。車という日常での必需品という観点や価値観は全く見当らないカテゴリーの車種です。それ故に、この先どのような技術記録が更新されるかが注目されるところですね。