外車はどこのメーカーが売れている?人気外車4選を紹介!

外車はどこのメーカーが売れている?人気外車4選を紹介!

メーカーとブランドの違いって答えられる?

いきなりですが、車のメーカーとブランドの違いってきちんと答えられますか?言葉にして説明しようとすると案外難しいですよね。
メーカー名とは例えばトヨタ自動車とかフィアット・クライスラー・オートモービルズのような車を作っている企業名のことを指します。一方のブランド名とは、メーカーが販売戦略として商品につける商品グループ名になります。トヨタ自動車であれば、トヨタやレクサス、フィアット・クライスラー・オートモービルズであれば、フィアットやアルファロメオなどが、ブランド名になります。
これからご紹介するのはあくまでメーカーごとの販売車種なので、ここで言っているBMWの販売車種は、傘下のMINIやロールスロイスも含めています。

1. デザインで勝負の高級外車『アウディ』

アウディはフォルクスワーゲングループを構成する一社です。フォルクスワーゲンとアウディは同じ企業グループですが、それぞれが別の会社として、各々のブランドで車を作っているため、今回のメーカー別車種では、別々に紹介しています。
日本ではBMWでもベンツでもない三番手の地味な存在という位置づけに甘んじている印象ですが、車業界では“アウディ・デザイン”という言葉があるほど、エクステリア・インテリア共にこだわった正統派ラグジュアリーカーとして、人気が絶えないメーカーです。



2. 外車の大衆車として根強い人気の『フォルクスワーゲン』

ドイツの敗戦で直接的な繋がりは切れたものの、「一世帯に一台の自動車を」というナチス政権の国策で作られた国民車製造株式会社を起源に持つのがフォルクスワーゲンです。この時、一世帯に一台の自動車として設計されたのが、後のビートルでした。結局、戦争の影響でナチス政権時代は一世帯に一台の自動車の夢は実現しませんでしたが、1938年~2003年までに2152万9464台も製造され、世界中で広く愛用されることになりました。
外車市場において、フォルクスワーゲンは“手ごろな値段でドイツらしい堅実な大衆車を得意とするメーカー”という位置づけで、安定したシェアを獲得しています。ただし、2016年以降、排ガス問題などで不祥事が続いたため、順位を下げている状況です。

3. メルセデス・ベンツでおなじみ『ダイムラー』

よく勘違いされますが、メルセデス・ベンツは車のブランドであり、メルセデス・ベンツという会社は存在しません。メルセデス・ベンツを作っている会社、つまりメーカーとしてはダイムラーが正解です。メルセデス・ベンツ以外だと、フォーツーで知られるスマートもダイムラーのブランドです。
ベンツのスリー・ポインテッド・スターはまさに高級外車のシンボルですが、それ故に“運転中に近づきたくない車ランキング”の上位に食い込むなど、必ずしも肯定的なイメージだけではないのが、ベンツの特徴です。また、若い方を中心に“将来的には乗ってみたいけれど、まだまだ先”と思われてしまっていることも多いです。そこで2012年にはアニメーションCM、2014年には実写マリオCM(マリオ役はテニス界の生きる伝説フェデラー)を放映し、ブランドイメージの転換を図ったこともありました。
今後も外車高級車の代名詞として君臨しつづけるでしょう。



4. 若者にも人気のBMW

輸入車の販売台数上位メーカー筆頭の1つのBMWは、傘下のMINIなどのブランドも含めての販売台数です。BMWが上位の理由は、主軸のBMWは“走行性能に注力し、ベンツより親しみやすい高級車メーカー”というブランドイメージの確立に成功し、傘下のMINIも“センスの良いおしゃれな車”として老若男女問わず、注目を集めている点でしょう。
またBMWを語る上では、電気自動車BMW iを外すことはできません。日本より環境基準の厳しいヨーロッパ各国の仕様に合わせた環境性能の高さ、高級車メーカーらしい快適な乗り心地、そしてアマゾンでの販売など話題作りの巧みさ。車好きであれば誰もがBMW iに心揺さぶられたのではないでしょうか。
初めての外国高級車としてBMWやMINIを選ぶ若い方も増えているので、今後も上位争いの筆頭となるでしょう。

まとめ

今回は人気輸入車4メーカーをご紹介しました。改めてみると4社とも全てドイツメーカーであり、日本でいかにドイツ車が人気なのかよくわかります。 特にBMWとベンツが外車の二大看板と言える状況で、しばらくこの人気は大きく変動することはなさそうです。