【軽トラ比較】販売台数上位のダイハツ・スズキ・ホンダの軽トラを比較
- 2018.02.07
- 車種情報
働く軽自動車 軽トラってどれを買えばいいの?
農作業等、働く現場で活躍する軽トラック。軽トラックとは軽自動車の規格内で作られた小型トラックであり、登録車規格のトラックよりも車両価格も安く、税金や保険料、車検代等の維持費も安いです。コンパクトなサイズで小回りが効く上に、農道や畦道、路地裏の狭い道でも入っていくことが出来て、かつ荷物もどんどん積める利便性から多くの需要があります。
そんな仕事の相棒となる軽トラックですが、どの車種がいいのでしょうか。2017年の販売台数が上位の3車種について比較してみます。
2017年度軽トラ新車販売台数1位ダイハツ「ハイゼットトラック」
ダイハツ|ハイゼットトラック 77万円~(新車)
新車で一番売れている軽トラックがダイハツのハイゼットトラックです。2014年9月にフルモデルチェンジされたモデルであり、一番目を引くのは、ムーブカスタム等をイメージさせるいかつくカッコいいフロントのデザインです。正面だけ見れば軽トラックとは分からないであろうエクステリアのデザインの良さや、選べる8種類のカラーが特徴です。優れているのは見た目だけではありません。メーカーオプションのエコパック装着車は21km/Lと燃費性能も優れています。最小回転半径が3.6mで、軽トラックで最小となる小回りの良さを持っており、狭い道や畦道でも運転しやすいです。ガードフレーム荷台長と荷台フロア長が軽トラックで最長となっており、長さのある荷物もしっかり積むことが出来ます。荷台のフックはなんと25個。あらゆる積み方に対応できます。
2017年度軽トラ新車販売台数2位スズキ「キャリイ」
スズキ|キャリイ 72万円~(新車)
中古車を含めて人気が高いのはスズキのキャリイです。多くの台数が流通しています。2013年にフルモデルチェンジされています。特徴的なのは5AGSと呼ばれるトランスミッション。5速MTがベースにされたシングルクラッチ方式の2ペダルATです。通常のAT車よりもMTベースの為、駆動力にロスが出にくく、5速タイプなのでエンジン回転数も下げられます。燃費性能も良く、走破性能も両立されたトランスミッションです。またMT車は、軽トラックMT車で最も高い最高出力を誇るエンジンであり、重い荷物もグイグイと運んでくれます。車内は足元も余裕があり、またドアの開口部も広くとられており、乗り降りもしやすくなっています。運転席側にも荷台ステップを用意し、作業性が高まる工夫もされています。
2017年度軽トラ新車販売台数3位ホンダ「アクティトラック」
ホンダ|アクティトラック 79万円~(新車)
ハイゼットに比べるとシンプルな外見のホンダのアクティトラック。幅広い働く世代が使う車としては、万人向けのシンプルなデザインで飽きもこないため、選びやすい外観でしょう。他のメーカーが軽トラックにも乗用車的な乗り心地も加える中で、商用車としての価値を高めているのもこの車の魅力です。他のメーカーでは、乗り降りのしやすさを向上させるために地上高を下げた軽トラックも登場していますが、アクティトラックの特徴は地上高が高いこと。その地上高は185mmです。畦道や田んぼ道といった農道などの悪路でもしっかりと走れる走破性能を持っています。またこの車の特徴は、エンジンを前後の車軸の間に置いたミッドシップ・レイアウト。荷物を積んでいないときにも後輪に十分な荷重がかかり、安定した走行性能を保ちます。運転席からエンジンが離れていることで、車内の静粛性にも貢献しています。
まとめ
・「ハイゼットトラック」新車一番人気の軽トラ。軽トラックらしくないカッコいい外観デザインに、優れた低燃費、積載性も兼ね揃えている車です。
・「キャリイ」5AGSトランスミッションが優れた走破性能と燃費性能を両立。広々とした足元や、ドア開口部が運転の快適性も高めている車です。
・「アクティトラック」シンプルで万人が使いやすいデザイン。185mmの高い地上高が走破性能を高め、エンジンのミッドシップ・レイアウトが空荷時の安定した走行も実現させています。
2017年の軽トラック新車販売台数上位だった3車種を比較してみました。軽トラックは軽自動車規格といった限られた条件の中で各メーカーがギリギリ最大限に性能を高め販売しています。このため性能が同じ部分も多いですが、その分細かい違いがそれぞれの車の良いところとなってます。軽トラックは性能がどの車種でも同じと決めつけずに、仕事で使う相棒だからこそ比較した上で購入してみるのはいかがでしょうか。