廃車の可能性も!?必ず知っておきたい4つの点検ポイントを解説!

廃車の可能性も!?必ず知っておきたい4つの点検ポイントを解説!

定期点検はしっかりと行っていますか?定期点検は車の寿命を左右するだけでなく、走行性の向上や安全性の確保など、スムーズに車を運転する上で欠かせない、いわば車の定期健診のようなものです。
定期点検を怠ることで大切な愛車にひずみが生じ、最悪の場合、廃車になってしまうケースだってありえるのです。
しかし、車初心者の方や女性ってどうしてもメンテナンスを怠りがちですよね?そんな方に今回は「ドライバーなら必ず知っておきたい4つのメンテナンスポイント」についてご紹介。車の為、ドライバーの為にも最低限のメンテナンス箇所を知って、定期点検を受けるようにしましょう!

要注意ポイントその1|エンジンオイル

エンジンオイルは、エンジン内の金属パーツ同士の摩擦を軽減する役割を担っています。いわば“潤滑油”のようなものです。そのため、エンジンオイルが劣化した状態が長く続くと、金属の摩擦量が増え、エンジンそのものを痛めてしまう可能性があるのです。また、エンジンオイルには、エンジンの冷却、腐食防止、防錆効果、洗浄効果などの役割もあります。
また、エンジンオイルには大きく分けて、「4サイクルエンジン用オイル」、「ディーゼルエンジン用オイル」の2つがあります。2018年現在では、ほとんどの自家用車がガソリンエンジンを搭載しているため、「ガソリンエンジン用オイル」が用いられる場合が多いです。
エンジンオイルは、おおよそ3,000㎞に1回のペースで交換するのが良いとされており、6,000㎞に1回のペースで「オイルフィルター(後述)」というものの交換をすることもお伝えしておきます。
また、エンジンオイルはガソリンスタンド、カーショップなどで交換することが可能です。車種によって推奨オイルが定まっているので、適合表から確認してもらいましょう。しかし、必ずしも定められたオイルを使用しないといけない訳ではないので、安価なモノを選ぶユーザーも多々見られます。



要注意ポイントその2|オイルフィルター

オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれる不純物を濾過する役割を担っています。エンジンの働きを円滑に行うための役割を持つエンジンオイルですが、長く使用しているとエンジン内の不純物(摩擦で発生した鉄粉など)によって劣化してしまいます。その状態が続くと、エンジンの働きがスムーズに行えなくなり、“エンジン自体に熱を持つ”、“エンジン内が破損してしまう”など、大きな故障の原因となってしまうのです。
そこで活躍するのが、オイルフィルターです。オイルフィルターには、ろ紙(エレメント)というものが使われており、このろ紙がエンジンオイルに含まれる不純物を取り除く役割を果たしているのです。
また、オイルフィルターの交換を怠るとフィルターに不純物が溜まって、ろ過できなくなってしまいます。このような状態が続くと、エンジンの故障の原因となってしまうので、6,000㎞に1回は交換するようにしましょう。

要注意ポイントその3|ブレーキパット

「ブレーキパットって何?交換するものなの?」車にあまり詳しくない人なら、そう思うかもしれません。ブレーキパットにも実は交換時期というものがあって、万が一交換を怠るとブレーキが効かなくなってしまう可能性があるのです。
ブレーキパットは、車の速度を調整するのになくてはならないパーツです。車は、ブレーキパットとブレーキディスクの摩擦によって減速、もしくは停車を行っています。摩擦によって減速を行うということはつまり、ブレーキパットは消耗品だということ。おおよそ2万~3万㎞走行に1回の交換が推奨されています。もし、ご自身の車のブレーキを踏んだ時に「キー」という音がしたら交換のサインです。
もし、交換時期を過ぎて放っておくとブレーキディスクの破損の原因となってしまいます。カーショップなどで無料点検してくれるので、立ち寄った際は気軽に点検してもらいましょう。



要注意ポイントその4|ラジエター液

ラジエター液は別名「クーラント液」とも言われ、主にエンジンを冷却する役割を果たしています。
エンジンというものは、動かしているとどうしても熱を帯びてくるというもの。あまり高温になり過ぎると、オーバーヒートなどの大きな故障の原因となってしますのです。そうならない為にもラジエター液が大きな役目を担っているのです。
ラジエター液は、一般的に約2年での交換と言われていますが、走行距離や乗車頻度によって異なってきます。早い人で半年、長くても2年で交換という意識を持っておいた方がいいでしょう。
また、ラジエター液は「補充用」や「原液」などの種類に分かれています。メンテナンス初心者にとって、「何を使用していいのか」「どこに補充するべきなのか」など、少し戸惑ってしまうのではないのでしょうか。そのため、お近くのカーショップやガソリンスタンドで一度相談してみることをおすすめします。
「いつ交換したっけ…」と心当たりがある人は、早い段階で点検してもらうようにしましょう。

まとめ

車というのはメンテナンスをしっかり行っていれば、そうそう壊れるモノではありません。今回ご紹介したメンテナンスポイントは本当に重要なモノばかりです。メンテナンスを怠ることで、故障の原因となり、大きな事故につながることだって考えられます。
日々のメンテナンスが、ドライバーと愛車を守ってくれるということです。しっかりとメンテナンスを行うようにしましょう。