実際どうなの?外車の維持費が高いと言われる理由3つをご紹介

実際どうなの?外車の維持費が高いと言われる理由3つをご紹介

実際どうなの?外車の維持費が高いと言われる理由3つをご紹介

人生で一度は外車を所有してみたい!車好きなら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。大排気量エンジン・豪華な装飾・広々とした室内……外車の魅力は挙げればきりがありません。
しかし「外車」と聞くと、何だか維持費が高いというイメージがありませんか?そこで今回は「外車の維持費が高いと言われる理由」についてご紹介したいと思います。
ぜひ、今後の車選びの参考にしていただければと思います。

燃費が悪い?

「燃費が悪い!」と聞くと真っ先に外車を思い浮かべるのではないでしょうか?実際に大排気量の車種が多い外車は、5㎞/Lとか6㎞/Lという低燃費車が主流でした。よほどの車好きであれば低燃費でも気にならないのかもしれませんが、多くの人が「燃費が気になる……」と、敬遠してしまいますよね。
しかし、近年のエコカーブームの影響からか、外車でも燃費の高いものが多数発売されているのです。フォルクスワーゲンゴルフでは15㎞/L~23㎞/L、日本でもお馴染みのMINIでは12㎞/L~18㎞/Lと、国産車に負けないほどの高燃費を実現しています。
もちろん燃費の悪い外車はたくさんありますが、全ての車種において燃費が悪いという訳ではないのです。



部品代が高くつく?

外車を語るうえで、考えておかなければならないのが『部品代』についてです。実際に「国産車に比べ、外車は部品代が高い」という点が現実問題として挙げられます。
その理由としては、外車は各パーツを海外から輸入しなければなりません。空輸代、船代、陸送費など、輸送のコストが大きく掛かってしまいます。そのため、部品代が高くついてしまい結果的に維持費が高くなるということです。
また外車は、国産車のようにメンテナンスを考慮した設計になっていない場合が多く、複雑な設計がメンテナンス費(工賃)を高騰させている原因にもなっています。設計が複雑であるがゆえ、作業工程が増えてしまい、結果的にコストが高くつくという流れになってしまうのです。

メンテナンス回数が多い?

では、整備の回数はどうでしょう?外車は電気系統が弱いと言われがちですが、実際にルノーやベントレー、ポルシェなどの高級外車は比較的整備の回数が多いといわれています。その理由に「最先端の技術や電子制御で行うパーツが多数搭載されているから」ということが言えます。マッサージ機能付きシートや、オートクルーズ、シートヒーターなどは全て電気制御されているものであり、 電気系統のパーツが多数使用されているという事がわかります。欧米に比べ高温多湿な気候である日本国内では、電気系統の故障が生じやすいのではと考えられています。
また、ゴム・プラスチックなどの消耗部品の耐久温度が日本国内だと150℃、年間気温の低いヨーロッパでは100℃に設定されているため、年月を重ねると、その耐久性に差が出てくるという点がメンテナンス回数が多いと言われる所以となっているのです。



結局のところ、外車は維持費が高いのか?

燃費だけを見ると国産車とそれほど変わらないので、そこまでコストがかかるように思わないかもしれません。
しかし、部品代・管理費用に関しては、国産車の方が圧倒的に安いということが言えます。国産車・パーツの場合、外車のような輸送費が掛からないほか、整備も非常に簡単に行う事が出来るからです。
総合的に見て、国産車と外車を比べた場合、維持費が割高ということが分かって頂けたのではないでしょうか。

まとめ

今回は 「外車の維持費が高いと言われる理由」についてご紹介しました。維持費といってもたくさんの項目がありますが、今回は【燃費】【部品代】【メンテナンス】の3つに焦点を当てて解説してみました。
全ての外車の維持費が高い!という訳ではありませんが、概ね多くの外車が部品代、管理代が高くつくということが言えます。もし、あなたが外車の購入を検討しているのであれば、しっかりと事前にコストシミュレーションを行ってから購入することをおすすめします。