【自動車パーツ】ドライバーなら最低限知っておこう!エンジンにまつわる部品4つ

【自動車パーツ】ドライバーなら最低限知っておこう!エンジンにまつわる部品4つ

普段よく車を運転される人でも、エンジンに関する部品について調べたことのある人は少ないのではないでしょうか?車を一台作り上げるのに約3万という膨大な数の部品が使われています。
そんな3万もある部品の中から、「最低限知っておきたい、エンジンにまつわる4つの部品」についてご紹介していきたいと思います。
普段あまり聞き慣れない部品名ばかりかもしれませんが、ぜひこの機会に学んでみて下さい!

部品その1|エンジン

そもそもエンジンとは一体どのような働きをし、どのような構造になっているのでしょう?まずは、エンジンについて学んでいきましょう。
エンジンとは人間で例えていうと『心臓』の部分に当たります。人間同様、車を作るうえで最も重要な部品になってきます。
エンジンは「発電機」や「原動機」とも言われ、ガソリンが空気と触れ合うことで生まれる爆発を動力エネルギーに変換する機械のことを言います。
エンジンには主に
■ガソリンエンジン(燃料がガソリン)
■ディーゼルエンジン(燃料が軽油)
■ハイブリッドエンジン(ガソリンエンジンとモーターの両方を用いたエンジン)
などが挙げられます。
現在、日本国内で走る車の多くがガソリンエンジンを搭載したもので、エコカー(プリウスやアクア)などがハイブリッドエンジンを搭載した車種の代表です。また、ディーゼルエンジンは一般の自家用車にも用いられていますが、パワーや耐久性が要求される農作業用のトラクターや建設機械、バスなどにしばしば使用されています。
また、直列エンジン・並列エンジン・水平対向エンジン・V型エンジンなど車の用途、目的によって様々な形状のエンジンが用いられています。



部品その2|シリンダー

シリンダーとは英語で「円筒」を意味するもので、エンジン内部で気体となったガソリンを収納しておく部品です。シリンダー内部には『ピストン』と呼ばれる、シリンダーの内側にはまり込む円筒状の部品があり、ガソリンが気体となって爆発したエネルギーをピストンが上下することで、動力に変換しています。一般的に『シリンダー+ピストン』の2つをまとめて説明することが多く、車を走らす上で絶対になくてはならない部品のひとつなのです。
シリンダーは、車種によって搭載されている数が異なります。『シリンダー+ピストン』が2つ搭載されている車種なら「2気筒」、4つなら「4気筒」、8つなら「8気筒」と、搭載されている本数に応じて表記が異なっているのはこのためです。

部品その3|オルタネーター

オルタネーターとは、車を走らせる際に必要な電力を生み出す装置のことを言います。オルタネーターはエンジンの回転を動力源としているため、走行中に電装部品やバッテリーの電力を発電しています。車を走らせるには必ず必要となってくる部品で、オルタネーターが不具合を起こすことで、エンジンがかからない、ウインドウが開閉できない、走行中にエンジンストップなどの大事故につながる場合もあるため、大変重要な部品であると言えます。
そんなオルタネーターにも寿命というものがあります。一昔前の一般的な車であれば約10万㎞、最新車種の場合、性能の向上からか約20万㎞以上使用しても故障しない場合がほとんどだと言われています。万が一、オルタネーターが故障してしまった場合、修理費に5万円~10万円程度かかってくる場合があります。「最近電気系統がおかしいな?」と少しでも感じたら、早めに点検するようにしましょう。



部品その4|ラジエーター

ラジエーターとは、車のエンジンを冷却するかなり重要な部品です。エンジンが稼働していると、どうしてもかなりの熱を発生させてしまいます。そのままの状態にしておくと、オーバーヒートとなり、エンジンの故障、エンジンの載せ替え、廃車という最悪のケースを免れません。
そこで活躍するのが「ラジエーター」です。ラジエーターの中には冷却水(クーラント液とも呼ぶ)が入っており、走行中に当たる風によって冷やされた冷却水がエンジンを冷やすという仕組みになっています。
また、ラジエーターにも寿命というものがあり、普通車だと約10年、軽自動車で約8年と言われています。交換費用にだいたい5万円ほど要するため、車の乗り換えを検討する人もたくさん居るのが現状です。

まとめ

今回は「最低限知っておきたい、エンジンにまつわる4つの部品」についてご紹介しました。どの部品も車を走らせる上で必要不可欠な最重要部品という事が言えます。
また、普段のメンテナンスを怠らないことで、より快適なカーライフを送ることができます。車には様々な部品がありますが、特に今回は重要な部品ばかりご紹介しました。ドライバーの方の知識となって、今後の素敵なカーライフにつなげて頂ければと思います。