車はいらない?でも田舎は例外?所有する以外に楽しむ方法3選

車はいらない?でも田舎は例外?所有する以外に楽しむ方法3選

自動車保有台数の変化は?田舎は普及率高い?

インターネットが普及し、シェアリングエコノミーが一般的になりました。自動車メーカーの中にも、カーシェア事業に参入する企業が現れるなど、車を所有するのではなく共有する文化を支持する声もあります。若者ほど「車離れ」の傾向があると言われていますが、実際の所有率に変化はあるのでしょうか?
自動車検査登録情報協会の自動車保有台数の推移を確認してみると、昭和50年から平成27年にかけて、保有台数は右肩上がりに増加しています。しかし、平成19年頃から伸び率が鈍化していることも事実です。都道府県別の普及率を見てみると、平成27年3月末時点で、福井県や富山県などの地方の県は普及率が高いですが、東京都や大阪府などは普及率が低いという統計結果が出ています。地方ではまだ需要が高いと言えるでしょう。反対に都心部では、車はいらないと考える人がいてもおかしくないと類推できます。

車を所有することのメリット・デメリット

車を所有していると、行動範囲が広がったり、緊急時に即座に移動できるなどのメリットがあります。反面、維持費は高額です。自動車税、ガソリン代、車検の費用など、持っていると何かとお金がかかる点はデメリットと言えます。カーシェアなど所有しなくても車を楽しむことができる魅力的なサービスが誕生していることもあり、あえて車を買わないという選択肢を選ぶ人も少なくありません。所有する以外にも車を楽しむ方法は、主に3つあります。



①マイカー代わりになる「カーシェアリング」

カーシェアリングとは、必要な時にだけ車を利用することができるサービスです。 複数の人と車を共有するので、維持費がかかりません。カーシェアリングを提供している企業の会員になるだけで利用できる為、レンタカーよりも気軽に利用できるという利点もあります。ただし地方ですと、まだカーシェアリングを実施している企業がなかったり、カーシェア用の車が置いてある場所まで遠く、利用できないというケースもあるので注意が必要です。車を使用する機会が少ない人や、カーシェアを実施している場所から近い場所に住んでいる方は、利用してみると良いでしょう。

②空いている座席を共有する「ライドシェア」

ライドシェアとは、簡単に言うと相乗りのことです。大きく分けると2種類あります。
1つ目は「Uber」型と呼ばれるタイプです。タクシーのように乗客が配車依頼を出して、目的地まで運んでもらいお金を払うシステム。利用には専用のアプリなどが必要となりますが、基本的に乗客の近くにいる運搬可能な一般の車に乗ることができるので、様々な車に乗車することができます。また、タクシーよりも安いです。
2つ目は「notteco」型と呼ばれるタイプです。こちらは、ドライバーに目的地があり、「もしよろしければ乗せていきますよ?」というスタンスで提供されています。ちなみに「notteco」は、日本発のライドシェアサービスです。こちらも一般的なタクシーよりも安い金額で利用することができ、中長距離の移動に役立ちます。
どちらも、車を所有すること無く、目的地まで移動することができるので便利です。



③個人間で車を貸し借りできる「マイカーシェア」

マイカーシェアは個人間で車の貸し借りができるサービスです。一般的にカーシェアリングといえば、カーシェアリング業者が提供する車を利用しますが、マイカーシェアは、個人が所有する車をレンタルのように貸し出すことができます。ドコモが提供する「dカーシェア」が有名です。カーシェアリング業者が提供する車が近くにない人や、持っているけれど使っていない車がある人にオススメのサービスと言えます。

まとめ

インターネットが普及したこともあり、所有しなくても車を利用することができるサービスが登場しています。代表的なものとして、業者が提供する車を使いたい時だけ使える「カーシェアリング」、タクシーよりも安く移動できる「ライドシェア」、使いたい人に個人の車をシェアできる「マイカーシェア」の3つがあり、ユーザーの希望に合わせて選ぶことが可能です。新しい車の利用方法を、柔軟に取り入れてみても楽しいでしょう。