車のナンバープレートの意味を徹底解説!色の違いとは何?

車のナンバープレートの意味を徹底解説!色の違いとは何?

車のナンバープレートには情報が詰まっている!

車に必ず付けられるナンバープレート。数字や漢字、ひらがなが書かれていますが、思いのほか読み方を知らないという方も多いです。実はナンバープレートには車に関するさまざまな情報が詰まっており、プレートをつけることで車の管理ができているのです。主に『地名』『分類番号』『用途』『ナンバー』の4つが記載されていますので、読み方を知っておいて損はありません。それぞれ詳しく見ていきましょう。

住所地とは違う!『地名』の意味とは

ナンバープレートの中でも目を引くのが漢字で記載されいてる『地名』部分です。実は所有者の住所地ではなく、現住所を管轄している『管轄運輸支局』または『自動車検査場』の所在地を表しています。都道府県によって管轄運輸支局や自動車検査場の数は異なっており、複数あるところもあれば、県に1ヵ所だけしかないという場合もあります。ただし、2006年以降に『ご当地ナンバー』が登場した影響で、運輸支局がない地名もナンバープレートに使用されるようになりました。

種類がわかる?『分類番号』の意味

地名の横に記載されている数字が『分類番号』です。3桁もしくは2桁の数字で表されています。頭の数字で自動車の種類などを区別しており、3ナンバーや5ナンバーが一般的です。なお、軽自動車において4や6から始まるものは貨物に該当します。乗用車なら5、または7から始まっているので、軽自動車を見かけたら確かめてみると面白いでしょう。



ひらがなの意味とは?

ひらがなで表されているのが車の『用途』です。基本的にはひらがな表記ですが、まれにアルファベットが使用されます。この部分を見ただけでその自動車を、事業用かに使うか、自家用かを判別するために表記されています。
全てのひらがなが使われていると思う方がいるかもしれませんが、『お』『し』『へ』『ん』の4文字は使われていません。『お』は『あ』と区別しにくい、『し』は死を連想させるので不吉、『へ』はおならを連想させる、『ん』は発音しにくいという理由から使用が避けられています。

希望する『ナンバー』が付けられる?

ひらがなの横に記載されている4つの数字は、正確には『一連指定番号』と言います。これが一般的に『ナンバー』と呼ばれている部分です。1999年から普通車において希望ナンバー制度が導入され、好みの番号が付けられるようになりました。ただし、人気のある番号は抽選で交付される人が決定されます。2017年に交付された自動車ナンバー人気ランキングを見てみると、縁起の良い数字や良いイメージをもたせる数字の組み合わせが、人気が高いです。自分たちの記念日などの日付をナンバーとして付ける方も多くいます。



塗色の違いはどんな意味?

ナンバープレートでは、下地の色と文字の色の組み合わせによって車の種類を表しています。白地に緑色の文字なら自家用普通車・小型車。緑地に白色の文字ならタクシーなどの事業用普通車。小型車、黄色地に黒色の文字は自家用の軽自動車。そして黒地に黄色の文字は事業用の軽自動車です。
この他にも多数の組み合わせがあり、例えば青地に白文字なら大使館関係の自動車であることを意味しています。赤い線が引かれている場合は仮ナンバーです。また、赤枠で囲まれているものはディーラーナンバーを表します。見慣れない色を見かけたら、調べてみると新しい発見があるかもしれません。

まとめ

ナンバープレートに記載されている漢字や数字などには、それぞれ意味があります。基本的に、ナンバー部分以外は個人で指定できません。そのため、意味を知ることでその車に関する、さまざまな情報を知ることができます。街で見かけた際に何を表しているのか、着目してみるのも面白いでしょう。なお、人気のある数字は抽選で交付者が決まるため、希望通りにいかないこともあるので注意しましょう。