ミニトラックが大人気!レトロ希少車の魅力に迫る!

ミニトラックが大人気!レトロ希少車の魅力に迫る!

ミニは世界で愛されつづけるロングセラー

世界でこれほど愛された車が他にあったでしょうか。ミニは1959年の生産開始より世界各国で約530万台も販売されたモデルです。日本市場においても80~90年代にかけては一大ブームを巻き起こし、不振に喘いでいたローバー社を救いました。かつて人気を博したクーパーシリーズが復活したのも日本でのブームがあったからと言われ、ミニと日本の深い関係をうかがうことができます。BMWの傘下になり2000年に販売が終了しましたが、2018年現在も世界各国でミニの需要は高く、とりわけ日本では中古車市場で高値で取引されるほどです。その中でミニトラックがレトロで可愛いと評判になっています。

レトロで人気のミニトラックはどんな車?

パーツが多く改造の自由度が高いミニの中で、トラックを改造車と思っている人も多いですが、1961~1983年までミニピックアップトラックとして発売された正式モデルです。発売当時は商用車として登場し、乗用タイプのミニよりもホイールベースが長いのが特徴でした。後部座席を取り払い荷台を付け替えたモデルで、燃費が良くて荷物をたくさん積めると人気を博しました。850ccと1000ccの2種類のエンジンに4速MTを組み合わせたとてもミニらしいラインナップですね。絶版となった現在においてはレトロ車ブームも重なり、ミニの中でも非常に人気の高いモデルとなっています。見た目の可愛らしさはもちろんですが、現存台数に限りがあるため中古車市場ではすぐに買い手が付いてしまうほどです。



見た目以上に実用的なミニトラック

ミニトラックはローバーの前身でもあるオースチンとモーリスで生産開始された商用車ですが、使い勝手の良さにも定評があります。見た目は非常にコンパクトに感じますが、通常のミニに比べるとホールベースが102mm延長されています。そして荷台の長さが1390mmあるのも特筆すべき点ですね。予想以上に荷物を積むことが可能で、商用車としての役割を十分に果たしていました。サクシードなどの商用バンにもひけをとらないスペースがあり、希少価値の高い絶版車というのも人気の理由です。しかしながら最終モデルの販売終了からすでに35年が経過しているため、現存するミニトラックを購入するには十分な注意も必要になります。

ミニトラックのこだわりポイントは?

ミニトラックの購入を考える際にチェックしてきたいポイントはいくつもあります。中でもミニらしいこだわりポイントがあるためご紹介します。フロントに目を向けるとボディと同色のグリルが特徴的ですね。ミニと言えばクロームが定番ですが、ミニトラックに関してはボディと同色となります。ボディデザインがとてもシンプルに感じます。荷台に関しては高さがとても低いため積み下ろしがしやすいのもおすすめポイントです。また10インチのホイールはミニならではのもの、1983年までは乗り味が独特な10インチホイールが採用されていました。そしてエンジンは850ccと1000ccの2種類です。最高出力の差はわずか4psとなっていますが、荷物搭載時には4ps大きい1000ccエンジンが非常に役立ちます。



ミニトラック購入を考えるなら注意する事

ミニトラックの購入を考えるのであれば希少価値の高いレトロ車という点には注意しておきたいものです。中古車市場での流通台数が極端に少ないため、すぐに買いたくなってしまいます。そんな時でも一度立ち止まってコンディションなどをしっかり確認しておくことをおすすめします。どれも古い車であるにも関わらず100万円以上で取引されるケースも多いため、買って後悔しないようにしておきたいですね。購入後に実際に走行したいのであれば、ボディのレストアやエンジンのメンテナンスはもちろんのことパーツの供給体制も確認しておきましょう。ミニ専門のパーツ店やメンテナンス工場もあるので、安心して乗るための事前準備はしっかりしておきたいものです。

まとめ

様々なミニが走行している日本国内でも滅多に見かけない希少車がミニトラックです。アウトドアのイベントなどでディスプレイの一部として拝見することはあっても実車が走行しているのを見るのは至難の業と言っても良いでしょう。そんなレトロで希少なミニトラックは使い勝手が抜群に良い商用車であり、ミニらしさもしっかり兼ね備えた人気車でした。中古車市場では車両の状態にもよりますが高値で取引されており、2018年現在では中々流通していないのも事実です。ミニトラックが欲しい時は専門店に相談してみるのもおすすめですね。数多く存在するレトロ車の中でも非常に人気の高いモデルと言っても過言ではありません。