ドライビングポジションってそんなに大事? 少しのセッティングであなたの運転が変わる
- 2018.02.15
- 車の知識
ドライビングポジションって何? 運転姿勢が変わると運動性能が変わる事実
毎日何気なくドライブをしているかと思いますが、なにか身体に違和感を覚えることはないでしょうか?
腕がだるくなる、腰や背中が痛くなる、同じ位置に座っていると尾てい骨に違和感がある、などの身体的違和感。
このような違和感には気づきやすいものです。
しかし、もっと分かりやすいにも関わらず対処しきれない違和感もあります。
フロントガラスからの太陽光が眩しい、視界にステアリングがかぶってしまい視界が妨げられる、アクセルペダルやブレーキプダルが踏みづらい、などの運転する上でのほんの小さな違和感です。
これらの違和感を払拭するために必要なのが『ドライビングポジションのセッティング』なのです。
あなたの身体に対し適正な位置にドライビングポジションをセッティングすることで、これらの違和感を払拭することができることをお伝えしたいと思います。
一度セッティングしたらドライビングポジションは固定でいいの?
ドライビングポジションをセッティングするといっても、毎日運転前にいちいちセットし直すのは億劫なものです。
できることなら、一度セッティングしたらそのままいつまでも固定しておきたいと思いますよね?
しかし、ドライビングポジションを固定するためにはあなた自身の身体の変化をなくさなければなりません。
体型の変化ではなく、朝起きた時から寝るまでの身体の変化です。
それは現実的に無理なのはお分かり頂けると思います。
つまり、ドライビングポジションのセッティングは1日を通してですら多少の変化が必要ということになります。
ただし、これは純正状態での話になります。
ドライビングポジションをできる限り固定するためには、アフターパーツを使用するのがオススメです。
ドライビングポジションを変えるためのアイテム1 ステアリング
ドライビングポジションを決めるためのアイテムの1つが『ステアリング』です。
標準装備されているステアリングの大きさは44φ〜52φというサイズになります。
しかし、一概していえるのは『回転トルクを稼ぐために大きすぎる』ということです。
現代の自動車は基本装備に『パワーステアリング』がついています。
必要以上に径の大きなステアリングは、視界を妨げる要因の1つになってしまいます。
パワーステアリングの力をしっかりと利用しておけば、小径のステアリングを選択することで視界を妨げるのを防ぐことができます。
アフターパーツの42φ以下のステアリングもあなたの選択肢の1つに入れてみましょう。
ドライビングポジションを変えるためのアイテム2 シート
ドライビングポジションのベースとなるのが、この『シート』になります。
座面の高さにより視界確保のスペースが決まります。
背もたれの角度によりリラックスできるようになります。
ペダルまでの距離、そしてステアリングまでの距離で運転中の疲労感の度合いが変わります。
シートのポジションを決めるに当たり、セットで関わってくるのが『シートレール』になります。
有段ギヤのシートレールが標準であったり、高級仕様車になると電動スライドであったりします。
アフターパーツになると、無段スライド機構が付いたものであったり、座面角度の調整機構の付いたものなどが用意されています。
ドライビングポジションを変えるためのアイテム3 シートベルト
純正では、壁面から引き出す形の3点式シートベルトが一般的です。
一昔前の自動車の場合は、腹部を抑えるだけの2点式シートベルトである場合もあります。
3点式シートベルトの場合、どうしても設置位置に囚われたドライビングポジションになってしまいます。
もう少しというわがままに対応できない場合が出てきます。
そんな時、シート備え付けの4点式シートベルトや5点式シートベルトを利用することで、壁面に設置されたシートベルトに縛られないドライビングポジションにセッティングすることができます。
まとめ
自動車を運転する上でドライビングポジションがあなたの身体に合った位置にセッティングすることができていれば、あなたのドライブはより快適なものとなるでしょう。
ちょっとした我慢で運転するのは問題がないのがノーマル状態の自動車ですが、できるだけストレスのない快適なドライブを実現するためには、あなた自身の身体に正直な対応をしていくことが大切になります。
あなたと自動車の距離を少しでも近付けるためにも、ドライビングポジションのセッティングに気をつけてみましょう。