ハンドルがロックされるってどうして?突然エンジンがかからなくなる原因とは

ハンドルがロックされるってどうして?突然エンジンがかからなくなる原因とは

キーがまわらない! ハンドルロックとは?

自動車を所有している人の中には、いきなり車のエンジンがつかなくなった経験があるかもしれません。その場合はハンドルロックが原因となっている可能性があります。実は、多くの自動車は盗難を防ぐためとして、キーを差し込まずにハンドルを回すとロックがかかる仕組みとなっています。このとき、キーを回すこともできなくなるため、簡単に盗まれることが少なくなります。ちなみに、2017年度の自動車の盗難被害は1万213件となっており、前年度より12.4%減少しました。もし、この機能が装備されていなければ、盗難被害が更に多くなっていることを考えると、普段は意識しませんが非常にありがたいですよね。



実は簡単! 解除方法を知っておこう

ロックはハンドルだけではなく、車によってはドアの開閉によって作動することもあります。そのため、いつのまにか車は動かなくなり、故障だと思って焦ってしまいます。実際に故障ということもありますが、そんなときは一度メーカー共通のロックの解除方法を試してみましょう。やり方は簡単で、差し込んだキーとハンドルを同時に回すだけです。通常、手元に車の鍵があれば簡単に解除することができます。また、プッシュスタート式の場合は手順を踏む前にレバーをパーキングに入れておく必要があります。車によってはロックされている状況を示すランプなどが点灯するため、原因を探るうえの参考にしましょう。

もしも解除できなかったら

通常、ハンドルロックならばキーさえあれば簡単に動かすことができますが、自動車によってはうまくいかないケースがあります。まず、車によってはキーの差し込み方やハンドルの回し方にクセがあり、一回では解除されません。鍵の差し込みを浅くしたり、ハンドルを回す方向を逆にしたりしてみましょう。また、差し込むタイプじゃないならば、電池を交換してみるとすんなりいくケースも多いです。電池切れは単純なミスですが、意外と気付きにくい盲点です。プッシュスタート式の場合はそもそも手元にキーが無ければ車は動かないので、普通に動かすと自動的にロックが解除される仕組みであることも多いです。



車が動かない原因はいろいろある!

急に自動車が反応しなくなる原因としては、主にハンドルのロックだけでなくバッテリー上がりやキーの電池切れも考えられます。どれも急に起きることからハンドルロックと間違えられやすいので、それぞれの特徴を事前に確認しておきましょう。まず、バッテリーに原因がある場合、車のライトが点灯しないという特徴があります。単純にロックされていたり、鍵に問題があったりした場合はライトがしっかり付くため原因追及の大きな手がかりです。また、電池切れであれば交換するだけなので特に問題ありませんが、車に不具合が起きたときは、焦らずに1つずつ試していくことが重要です。どうしても原因がわからない時は、最終的には業者に連絡することになります。

まとめ

自動車はキーが無い状態で動かそうとするとハンドルがロックされ、キーも回らなくなります。ただし、キーが手元にあれば簡単に解除することができるため、焦る必要はありません。自動車によっては一回でうまく解除できない場合もあり、まずは自分でできることを何度も試してみましょう。また、キーやバッテリーが原因の可能性もあり、どうしても解除できない場合は最終的に業者に連絡することになります。古い車にはハンドルロック機能が付いていないため、盗難被害に対しては自分で対策しなければなりません。調べてみるとハンドルロックの効果を高めるグッズなども販売されているため、不安があれば購入するのもおすすめです。