デリカD5がフルモデルチェンジする!! 今夏発売予定のD6に注目

デリカD5がフルモデルチェンジする!! 今夏発売予定のD6に注目

東京モーターショー2017で発表されなかったデリカD6 テストコースで見せたワイドボディーが魅力的

昨年2017年10月27日から開催されていた東京モーターショーで、ミツビシブースを沸き立てていたのが『デリカ D5』でした。
発表予定とされていたデリカD6は残念ながらお目見えはありませんでしたが、トールワイドなボディーがその存在感を醸し出していた『ミツビシ|デリカD5 240万円〜(新車)』が更にスパルタンな表情で今後再登場する予定となっています。
また、雪の降るテストコースで走行する新型デリカD6が、多くの自動車ファンの間で噂となっています。

高い位置に設置されるライト類はミニバンというよりもSUVに近いフロントマスクを描きます。
低フロアが主流のミニバンですが、オフロードを苦手としています。
しかし、D5の時と同様にホイールセンターと同じ高さに位置するハイフロア設計によりどこへでも力強く走行することを可能とするのが次期デリカD6の強みです。

ミニバンなのにシャープな印象 デリカD6の不思議なフォルム

ミニバンといえば箱型という印象を持つ方は多いかと思います。
しかし、今回のD6はむしろ箱型という印象はあまりなく、ロングボディーのSUVのような印象が強いです。
ハイフロア設計もこの印象に拍車をかけていますが、前後に配されているバンパーガードがアスファルト専用車という印象を払拭しているかのように感じます。

ヘッドライトレンズが細くなり、フロントマスクを見ても後ろへ流れるような印象を持ちます。
フロントからのシルエットだけを見ると、まるでパジェロではないかと錯覚するほどです。
しかし、サイドフォルムを見れば確かにミニバンの長さがあり、乗車定員にも積載能力にも期待が持てます。


エンジンはディーゼルエンジンに統一 ガソリンエンジンを廃止

今回のD6化フルモデルチェンジを機に、デリカのガソリンエンジンの廃止を決定しています。
そして、新型MIVEC 2,200cc クリーンディーゼルエンジンの搭載を予定されています。
ガソリン価格高騰が続いている現在、クリーンディーゼルエンジンでのシェア拡大はなかなか期待が持てる決定です。

また、プラグインハイブリッド車の投入も検討されています。
もし実現したとするのであれば、現在『ミツビシ|アウトランダー PHEV 365万円〜(新車)』に使用されている2,000cc 直列4気筒DOHC PHEVエンジンが最有力候補となるでしょう。

ディーゼルエンジン主体となるD6は、今後ミニバン市場でどのような動きを見せてくれるのか注目です。

S-AWC(4WD)のみの駆動方式でパワー不足を感じない走りを確保

今回のモデルチェンジでデリカD6は2WDを基盤にしてきたミニバンを、4WDオンリーで勝負に出てきました。
実際、アスファルト路面主体の現代自動車の環境ではミニバンに4WDのパワフルな走破性はそこまで必要とされてきませんでしたが、販売当初からデリカのステージはオールラウンドでした。
そのため、舗装路をメインと捉えていないデリカだからこそ4WDは必需品となるのです。

S-AWCと呼ばれるミツビシの4WDは、『ミツビシ|ランサーエボリューションX 285万円〜(新車)』にも採用されていたスペシャル4WDです。
その実力は折り紙つきとなります。


シンプルだからこそ良い デリカD5からのインテリアはそのまま引き継ぐのか

あえて多くは飾り気をつけないことで、取り扱いやすさに定評があったデリカD5ですが、シンプルでありながらもおしゃれさを忘れていない粋なインテリアでした。

このシンプルなインテリアも、初代から考えるとかなり進化を繰り返して現在に至っています。
D6へと歩みを進める予定のデリカですが、このシンプルさを維持していくのか、はたまた豪華なインテリアへと姿を変化させていくのかはまだ分かりません。

まとめ

まだインターネット上でも全てが明るみにさらされていない新型デリカD6ですが、予定では2018年5月辺りを目処に正式発表される予定です。

デリカファンは長年デリカを乗り継いできていますので、プラグインハイブリッドの登場も心待ちにしていることでしょう。

クリーンディーゼル4WDデリカD6の動向に今後も注目していきたいと思います。